陽性者と家族の日記

秋への一歩

つばさ

「夏休みに孫をどこにも連れていってあげられなかったから」
という理由で、両親が娘(と私)をホテルのランチビュッフェに招待してくれた。

派遣社員のうえに、HIVの会議などで有給の日数をはるかに超えて、
休みまくっていて、最近とくに懐のさみしい私と、
そんな母とふだんはファミレスくらいにしか行かない娘は大喜び。
娘はついでに欲しかったものまで買ってもらい、
娘には「お盆とお正月が一緒に来た」みたいな日だったかも?!

なかなか、もう一緒に旅行したりはできないけど、
こんなふうに家族で少し贅沢なごはんを食べるのもいいなあと思ったし、
みんなが元気で仲がいいからこそ、こういうことができるのだから、
本当にありがたいなあと、デザートのみかんゼリーを食べながら
つくづく両親やいろんなことに感謝した。

おいしいごはんで夏の疲れも少しとれたかも。
秋に向かってがんばろう。

40度近い猛暑にヘトヘトです。

朱美

連日の40度近い猛暑にヘトヘトです。愛犬M子も
クールマットの上でハァーハァーいってます。
母も私も暑い暑いと言いながら、くらしおります。
テレビの天気予報をみるのも、いつこの暑さが
おさまってくれるかを知りたいためです。
あたるでしょうか。
秋のするのをみんな待っているでしょうね。
ひたすら暑さのすぎるのを耐えている毎日です。

OUR DAYS

なぎさのペンギン

先日、東京・新宿2丁目にあるActaで開催された、HIV陽性者の日常を綴った展示
「OUR DAYS 僕らとHIVのLiving Togher日記」に行って来ました。

僕の場合、この病気と「つきあい」始めて、そろそろ2年が過ぎようとしています。
病気によって、日常の暮らしで「何かが変わったか」と言われれば、
変わったような気もするし…でも、大して変わっていないような気も…

ひょっとして、自分はまだ…HIVに感染した自分のコトを受け入れ切れていない
のかな?…なんて、そんな気持ちを引きずりながら会場を訪れたのですが…。

日記を公開して戴いた「ようすけ」さん、「しんいち」さん、「タカシ」さん
の日常を「読んで」いくうち、いつしか自身の日常を重ねながら、
ひとつひとつの言葉を噛みしめていました。

うん?

オレの気持ちも、やっぱり大きく変わってる!

今までに、数え切れない多くの人たちを傷つけてしまった、という確信。
人間て、結局いつかは必ず死んじゃうっていう確信。
人生なんてゲームみたいなもので、どうあがいても前に進めない局面に
出くわすこともあるんだ、という確信。
自分の人生のタイムリミットが、自分で思っているほどたくさんは残ってはいない、
という確信。

HIVに感染しなかったら、コミュニティに参加することもなかったし、
自分を含めたセクシャルマイノリティの仲間たちを、侮蔑して終わっていたに
違いない確信。
HIVに感染してしまったからこそ、自分が同性愛者であることをようやく認められ、
自分の病気やセクシャリティと協調して生きていかなければいけない、という確信。
そして…日本でも、HIVが同性愛者、異性愛者の垣根を越え、
ものすごいスピードで繁殖し始めた、という恐るべき確信。

そのために、自分に何ができるか…という確信は、
我ながら、まだちょっと心もとないのだけど…。

毎日、こうして…呼吸して、食事して、好きな人と一緒に過ごせる時間がもてる
幸福は、生きていられるからこそなんだ…そんな確信。

人生で「確信」が持てたこと、今までの数十年間で一度もなかったかも知れないな。
「確信」が持てる人生って、気持ちの揺るぎが少なくなる…そんなことも
「確信」できました。

この「みんなの日記帳」もそうですが…
色んな人の、いろんな人生があって、すべてがごちゃ混ぜになって共存してるから。

だから、現在が一番オモシロイし、一番大切にしたい時間です。

通院日。

たたみ

でした。
僕は今年の春から拠点病院にお世話になってます。
今は毎月通ってて、1ヶ月前の採血結果を聞くというサイクルです。

先月、「もし次も同じような値だったら隔月の受診(採血)にしましょうか?」
って先生に言われて期待してたんですが、
今回はちょっと値が低くなってて隔月ならず。
数値は誤差や変動があるので数値に一喜一憂するものではありませんが、
でもやはり数値が下がると微妙な気分になります(苦笑)

病院の通いはじめは気持ちの整理ができてないのと、情報を得たいということで必死で受診してましたが、約半年経過すると・・・そんな気持ちはすっかり整理されちゃいました。
通常の健康診断とかでやる肝臓とかコレステロールとかの血液検査も毎回セットになってるので、普通の人より健康チェックは万全なのかもしれないな。。。なんて思いながら病院を後にしました。

僕は幸い、すぐに投薬開始かも!という値ではないらしいのでこんな感じなのかなあ?

no more spices please!!!

つばさ

先週末から、アジア太平洋地域エイズ国際会議のため、
スリランカのコロンボに来ている。

私はどこに行っても食べ物にはほとんど苦労しないのだけど、
今回だけは、日本からカップラーメンを持ってこればよかったと、
すごく後悔している。

とにかく、なんでもスパイシー。
タイ料理のスパイシーなのは大丈夫なのに、
スリランカのスパイスはどうも苦手で、
すごく空腹でも一口食べると食欲がなくなってしまう。
郷に入れば郷に従えというけれど、ちょっときつい。

あ~、うちのご飯が食べたいよ~!!!

花火大会

ガジ

毎年、近所で開催される花火大会。
出来るだけ、嫁さんと観に行くようにしている。
今年も・・・

5年前、横に座っている嫁さんに自分が発覚したことを
打ち明けられないまま観た花火。
気持ち一つで目に映る花火は色んな表情をみせる。

それから一年、一年と、年月を重ねて。

5年後の今、こうして二人、同じ花火を観て、
キレイだなぁと笑っていられるとは
その時には想像だにできなかった。

毎年夏はやってくるけど、それぞれ違う夏。
この先、5年、10年経っても君の隣にいたいと
この花火大会が再認識させてくれる。

そんな、こっ恥かしくて言えない気持ちを、
ドーンと胸を突き抜けるような花火の音が
都合よく隠してくれる。

お盆休みに

ガジ

お盆休みということで、
このうだるような暑さの中、
里帰りやお墓参りはもちろんだけど、
前々から予定していた行事が。
それは・・・
「粗大ゴミの処分」
自分の住んでいる市が、秋から粗大ゴミの処分が
有料になるということで、
自転車、スキー板、座椅子などなど、
この休みを利用して車に詰め込んで
嫁さんと、ゴミ処分センターに持ち込んだ。

かなりスッキリはしたものの、
もう一回は持ち込まないといけないかも。

2007東京プライドパレード

なぎさのペンギン

8月11日、土曜日。
2007東京プライドパレードが無事に終了しました!

今年のパレードは、色々な意味で「変革」へのチャレンジを
余儀なくされたイベントであったような気がします。
「ゲイ&レズビアンパレード」という呼称を
「プライドパレード」に変更したことは、ある意味で衝撃的でしたが、
結果的には大英断ではなかったかと、個人的には思います。

仲間と飲んで浮かれ騒ぎたいだけなら、パレード翌日の
レインボーまつりもある。
東京では、最近はほぼ毎日のようにクラブでゲイナイトも
開催されている。

僕は、パレードは、お祭りであると同時に
大きな枠組みとしての社会へのプレゼンテーションであり、
コミットメントでなければいけないと思っている。
しかしながら、「誰の」プレゼンで、「誰の」コミットメントなのか、
今までは当の参加者自体にも不明瞭だった。

今回からの「東京プライドパレード」は、セクシャルマイノリティの、
セクシャルマイノリティをサポートする全ての人々のためのパレードへ…
大きく変貌しました。

バイセクシャルもゲイもレズビアンもトランスジェンダーも、
そして理解を示してくれるセクシャルマジョリティの人たちも
みんながひとつになって、猛暑の中、汗だくになりながら
演説をし、演奏をし、ボランティアで駆けずり回り
大笑いしながら仮装で渋谷の街を練り歩き、沿道から
声援や拍手を送ってくれた。
残念ながら、理解のない人たちもまだまだたくさんいるけれど
その人たちにも、報道メディアを通じて、メッセージが
世界中に届けられました。

LIVING TOGETHERとは、英語の直訳では
好きな相手との「同棲」を意味する言葉ですが、
現在の僕たちは、社会という大きな家の中で、
不特定多数の仲間と「共棲」しています。
外見の違い、生活行動や考え方の違い、経済格差、
HIVポジティブを含む健康上の理由などから、
とかく「しょせん、自分はひとりぼっち」と
殻に閉じこもってしまう人々に対して、
パレードが果たす影響力は、きわめて大きいはずです。

白いフロートが華々しい演奏とチアに迎えられて
代々木公園に帰ってきたその瞬間…
川田龍平さんと、たった今渋谷を歩いてきた仲間と、
沿道で見守ってくれた仲間と、そして僕自身とが
全てひとつになっていた。
そのことを、はっきり確信できた。

今年のLIVING TOGHTERの感激を、いつまでも忘れることは
ありません。

来年も、「死ぬほど」暑い夏になればいいね~!(笑) 

イラっ。

たたみ

この病気になったのをきっかけに生活環境改善キャンペーン中なわけですよ。
そんな活動の一環として部屋の整理をしてるんです。
すっかりペースが落ちましたが(苦笑)

そんな中でCDも一部処分したんですね。
で手放す前にパソコンのiTunesに取り込んだわけなんですけど。
かなりの量だったので、取り込んだまま聴いてない音源がたくさんあって、
それをこの夏休みに聴いているわけなんですが。。。

お・・・

音飛びしてんじゃん。。。orz

ものすごいイラっ。ってします。。。(-_-#

でもCDはもう手元にありません。

うーん。。。どうしましょう。。。
あ、音飛びした曲だけiTunes Storeで買うって手もありますね。
でもまあ、今のところ音飛びするのはものすごく好きな曲!!ではないので、放置することにします(苦笑)

夏バテにパスタ?!

つばさ

今日から数日間、待ちに待った夏休みだというのに、
なんだか夏バテ気味の私。

朝もほとんど食欲がなく、作るのも面倒だったので、
菓子パンを半分かじり、お昼も娘には何か作るにしても、
私はお茶漬けくらいにしておこうと思っていた。

そうしたら、お昼前になって娘が、
「お母さん、お昼は私がミートソースのパスタを作るね」。

正直、パスタはあまり好きではない私。
でも、作ってもらったパスタとサラダを食べたら、
少し力が出てきたような気もするし、
娘が作ってくれたのはすごくうれしかった。

明日はおむすびを作ってとリクエストしておこうかな。