陽性者と家族の日記

調達品

蔵人

みなさんあけましておめでとう。
今年も蔵人は年末年始を実家で過ごしました。姉と兄はなんだかんだ理由をつけて秋のうちに実家に帰省し、それをもって正月はパスした。
正直このやり方はズルい。正月の顔見世興行を私一人に押し付けるのだ。
それぞれ家庭持ちだから大変なのは理解するが。
委託代行手数料取ってやろうかしら。

愚痴はさておき、帰り際に私が駅前で調達したのが地元のお菓子と2種類の「味噌」。
東京周辺で生まれ育った方々には想像つかないかもしれないが、味噌の種類は赤、白、合せだとおもったら大マチガイ。地方には地方の風土に根ざした味噌が形成されており、小さい頃から親しんでいる味はいまさら変えようが無いのだ。ちなみに私の出身地では大麦が主体の甘めの味である。
入ったスーパーの売り場では有名無名の九州味噌が約9割。あと1割が申し訳程度の白・八丁・信州味噌の類。
少々重いが麦と米麦合せを買う。東京ではデパート辺りに出ないと買えないのだ。
他の地方出身者もこんなことやっているのかな。
それとも自分だけ?
正月から所帯じみた話ですいませんでした。

のんびり~

つばさ

 先週、高熱が出たりしたこともあって、
家族からも気遣われて、
堂々とのんびりしているこの数日。
こんなにゆったりした年末は久しぶり。

 今日は娘と、サンタさんから
クリスマスプレゼントにもらった、
バレエのDVDを観たり、
ちょっと前にコンサートに行って買った、
葉加瀬太郎のCDを聴いたりして過ごした。

 どっちも観て&聴いて良かったと思えるものだった。
一年の最後に気に入ったものに出会えるなんて、
ちょっとうれしい気がする。

 さて、紅白にも格闘技にも興味がないので、
年越しそばを食べたら、トランプでもするかな。

 

クリスマス・プレゼント

つばさ

 毎年、クリスマスイブに娘はサンタさんに手紙を書く。
プレゼントを配るサンタさんへごくろうさまの気持ちと、
自分の欲しいものを伝えるためだ。

 欲しいものはリサーチしてわかっているのだけど、
手紙の返事を書くのに、毎年のように、
娘が寝てから手紙を読んだ。…泣いてしまった。

 まず、いつものように、
「私は○○と××が欲しいです」と書いてあった。
でも違ったのはその後だった。

 「まずしい子どもたちには、『あいじょう』
『食べ物』『お金』『服』『教科書・ノート』
『ひっき用具』『ふとん』などを、
たくさんあげてください」。

 こんなことも考えていたんだとびっくり。
 この手紙が、私にとってはこれまでの人生で
一番のクリスマス・プレゼントのような気がした。

 

identify

ガジ

ネストに行った時、ある人にこっそり
「日記を見てるよ」と言われた。
自分がこのことを明かしているのは
皆無に等しいので大変驚いた。
確かに会った時には話はする人だが
それほどその機会がないのに
「文章から判る(→自分が特定できた)」と。
いや、びっくり。

確かに自分の周りで起こった出来事を
ほぼ忠実に描写してるとはいえ、感心した。
自分から出たもの(作品と呼べるのか?)は
それ以上でもそれ以下でもないのだけど、
客観的に評価されると現実味が沸いてきたなぁ。
だけど、今まであまり「読まれている」ことを
考えず、思ったことを書き綴ってきたので
少し不思議な感覚。
それでも自分はかっこつけることもなく
(いや、無理)このままなのだろうと思うが。

飲み忘れ

ガジ

投薬を始めてはや10ヶ月。
8月にはウィルスが検出限界値以下になったが
10月の結果は、120だった。心配することないと
ドクターには言われたが、10月、11月に
クスリをスキップしてしまったので、
12月の採血結果が気になってた。

いつもは次回の通院日に聞いているが、
そんなことで、問い合わせをしてみたら
結果は80くらいと。
ドクターは「飲み忘れた自分を責めないように」
「経過は順調」と励ましてくれたが、
投薬当初の副作用も落ち着き
心に油断ができたんだと、気がつくとやっぱり
自分を責めてしまってる。
余った薬を見つめて・・・・
飲み忘れたことを数日後に気がついたので。
(飲んでるものと信じて疑ってなかった)

反省して、済んでしまったことは仕方がないと
気持ちの切り替えができるようにならないと。
先はまだまだ、長いのだから・・・・

ある光景

蔵人

 眼球運動って、御存知ですか?

 近眼の人はテレビや本で見て試したことがあると思うが、顔を動かさずに目玉だけを上下左右に動かし、眼の筋肉を鍛えて焦点調節機能を向上させよう、とするものらしい(あまり詳しくは知らないので・・・違ってたらすみません)。自分も数年前にやってみたがあれは集中力と根気が必要で(その訳は即効性が期待できないから、だと思う)すぐに飽きてやめてしまった。

 しかし、今日かなりご熱心に実行されている人を見てしまった。
 場所は電車の中。
 ゆっくり本を読んで帰るために各駅停車でまったりと座っていたらターミナル駅でその人は私の向かいの座席に座って、その眼球運動をお始めになった。
 それが、凄いのだ。
 まぶたはパッチリと開いているのだが、ほぼ全部白眼で、血管の模様がプルプルと震えていたりする。
 もう、ホラー映画かと思えるような光景。ボーっとしていた私の脳味噌はすっかり目が醒めてその光景に釘付けになってしまった。

 勿論ご本人はとても真剣なので他人からどう見えているかなんて知ったことではないだろう。
 でもやはり自分のやっているところを何らかの形で一度見たほうがいいのではないか、と他人事ながらとても心配に思った(笑)

リズムに合わせて~♪

ガジ

先日、親戚と忘年会(?)をした。
小学生の甥っ子から、TVでやってて
小学校で流行っているという
リズムゲームを一緒にしようと言われ、
自称「カリスマお兄さん」のプライドがあったので
教えてもらいながら、やってみた。

甥「ガジ 3!」
ガジ「ガジ・ガジ・ガジ・・・」

しかしまぁ、こんなにリズム感のない自分に
ビックリ!
昔はもっと飲み込みが早かったと思うのだが。
数ターンもたたないうちに罰ゲームの鉛筆デコピンで
額がまっ赤に・・・・悔じぃ~。
(本気で負けまくり)

翌日からリベンジをと思い、通勤電車や
仕事の移動中に無意識に練習してたら、
ヤバめの人を遠巻きで見る視線に「ハッ!」と。
挙動不審者になってしまった瞬間だった・・・・

参上

蔵人

 今日の夕方、用があってぷれいすの事務所へ行った。

 聴かなくなったCDを贈呈するためだったが、不要品を押し付けに行ったと言われても仕方が無い。それでも快く引き受けてくれたぷれいすのスタッフには多謝。
 実に2年ぶりの訪問だったが知っている人と話すのにはそれほどの時の経過は感じない。

 だが、だがである。ネストに来ている方々(全員初対面)と会話していると自分がビミョーに「古株」になりつつあるのを感じてしまう。以前は「新人」みたいな気分だったんだけど。

それはそうと、今日あの場所にいた方々はこの日記を見て「あ、あいつが蔵人だったんだ」って思うんだろうな。

ほらほら、文章と同じくクールな外見だったでしょ?

得たいもの、得難いもの

ガジ

「相談したいことがある」時間取れないか?と
めったに会えない高校時代からの友達から連絡が。

結婚して家族のいる仲間や、独身を謳歌(?!)してる
仲間など、学生時代とは置かれている立場が
それぞれ違ってきてるけど、
自分のように30半ばになると今後の生き方で
重大な選択をする機会が増えてきている気がする。

会って話をきいてみたところ、資格取得のため
仕事辞めて学校に通いたいらしく、周囲の人に
いろいろ意見を聞きまくって(当然、奥さんにも)
だいたいの方向性を決めたようだった。
しかし、最後の決め手はボクの意見で・・・
ってな感じで。責任重大(汗)
ちゃんと、彼の背中をポンと押してあげれるのか?

こういう友達は、ありがたい存在だとつくづく思った。
人生の半分以上、友達やってきてるのって
改めて考えていると、すごいもんだ。
ずっと会っていない間、止まってた時間が
会った途端、動き始めて
あたかも昨日の今日に会ったかのように
昔話だけじゃなく、これからの話ができる関係は
一朝一夕では築けないし。
大人数じゃなくても、そういう存在が欲しいし、
また相手にそういう存在と認知されるのは
うれしいものです。

落葉

蔵人

 今年の夏は夏らしくない夏だったが、秋もまた秋らしくない秋で、清涼な空気を満喫することなくいつの間にか冬になってしまった。
 ベランダにおいている御室桜の鉢も緑色の葉のままここ数日の寒さではらはらと落葉を始めた。

 しかし今落ちている葉は、実は9月頃に一度全部葉が落ちてしまった後にどういう訳かまた芽吹いた分である。この桜は、日当たりが悪いのがいけないのか、天候不順がいけないのか、カイガラムシは付くわ、ハダニは付くわ、うどん粉病にもなるわの病虫害のオンパレードだった。やはり過保護に育てられた植物というのは、人の手を借りないと生きていくのも大変なようだ。秋になって鉢の中に蒔いたれんげの種が野性的にすくすく育っているのと随分対照的である。

 れんげの絨毯の上に落ちた桜の葉は拾い上げて捨てることにする。色が悪くなっているのでやはりかび等が付いていそうだ。
 次の春は桜の花がついてくれるだろうか。