陽性者と家族の日記 “ガジ”

しゃこうせい?!

ガジ

陽性者になったことだけが原因ではなくて、
自分も皆さんと同じように
色んなことで行き詰まり思い悩むことがあるけど
最近、この病気にならなければ
出会うことのなかったであろう人から
自分の考えが開けるような言葉をもらう機会があった。

つらい事の中にほんの少し、うれしい事があると
目の前にニンジンをぶらさげているが如く
ついつい明日を期待してしまう単純な自分を再確認。

社交性がも少し欲しい自分は、
射幸性にとても弱いかも・・・・
ギャンブル系?!

新たな挑戦?!

ガジ

先月から、色んな機会というか巡り合わせで
メンタル的な病院(科)を受診している。
いつもの内科だと、CD4数やウィルス量など
数値で分かる部分があるけど、
心の中の動きって、主観的な部分がメインで
どうも慣れない。
しかも、自分は他人に説明する能力に長けてないので
(どうも的確に心情を伝えられないのです・・・・)
かなり労力を使うし、それ自体がストレス?!なんて
思ったりもする。

まぁ、自分の場合は訓練というか反復練習のみで
色んなスキルを獲得してきたところがあるので
ドクターとのコミュニケーションの不都合も、
何度か通えば、どうにかなるのか?と
気楽に考えたりしている。
思いがけぬドクターのリアクションに動揺しながらも。

sweet bean paste

ガジ

先日、日本在住2年程の外国の人と話す機会があった。
拙い英語で必死にコミュニケーションを試みたくだりで、
食べ物の好き・嫌いの話になり(ベタな展開だが)
その人は、あんこが苦手と。

自分は日本に住んでて良かったと思う瞬間の1つに
あんこグッズを楽しんでいる時があり、
それもランキングではかなり上位に入る。
沈んだ心情もこれで復活することも!?
(洋菓子も好きですが)

この時期は、さくら餅(道明寺)や草もちなど
春を感じさせるものの誘惑がいたるところに。
あ、アンパンでも十分幸せを感じますよ。

余談ですが、その人は納豆は克服して好きになったと。
個人的に思うのははそっちの方がよっぽど
ハードルが高いような気がするけど・・・・

三寒四温

ガジ

今週月曜から、「コートなしで」と決めて
意気揚揚と出勤し始めたところ、周りを見ると
まだまだ、自分の生活圏の通勤電車の中の
スーツ着用のサラリーマンは8割方コートを着ている。

ひとたび、コートをやめてしまった手前、
朝の最寄駅までと、帰りさえ我慢すれば・・・・と
「コート離れ」を推進中。

着始める時は、かなり我慢できてきたのに
一旦、着てしまうとなかなか手放せない。
もう、3月も半ばというのに。
変な意地を張っても仕方ないが。

きっと、連休明けからは急速に「コート離れ」が
進むに違いない。
「季節を先取り」しているつもりなんて
毛頭ないです、念のため。

いい格好しぃ

ガジ

皆さんは、たまたま同じ科の病院に
複数同時期に通う事態になった経験はありますか?
例えば、職場の近くの病院と自宅の近くの病院とか。

最近、久しぶりにそんなことにってしまい、
どちらかに集約したいと思った。
通うのを辞めたい病院の先生に
「自分は○○病院に通うことにしたので」と
言えばいいのに、印象を悪くするのが嫌で
体よくフェードアウトする方法を模索したけど
結局、上手くいかず。
→ 「もちょっと様子を見たいので、
しばらく通ってください」と言われて、
素直な患者を演じてしまった。

本当はよくないことだろうと思いながらしばらくは
この状態を続けてしまうのだろう。
この病気になって医者との付き合いを
もっと学習せねばと思っているのに。
自分の意思薄弱さというか、
結局は「いい格好しぃ」という自分の
性格が原因というのは十分判っているのだが。

スノー ブラインド

ガジ

ふとしたきっかけで、嫁さんに対して
自分がポジであることによって、
しなくてもよかったであろう苦労を
させているんだなぁと、再認識させられ、
その負い目に押しつぶされそうになることがある。

自分は、ポジとネガとが一緒に暮らしている限り、
解消されることのない問題ものだと思っている。
心の中での折り合いがつかなくて
「ホントは彼女は無理して自分と共に
暮らしてくれてるのかな?」とか、
ネガティブな思考に支配されがちな今日この頃。

そんな気持ちを引きずった、ある日の夜
会社帰りで最寄り駅に着いた時に
たまたま振る雪の中に傘も差さずに小一時間程
ぼんやり佇み、相手を信じきれない「キレイじゃない」
気持ちを雪が覆い隠してくれないかなと、おセンチ君に。

ネガのパートナーと暮らしている人は
こういう気持ちをどう昇華してるのだろうか?と
ふと考えてしまう。

活かされない備え

ガジ

先日、仕事で新幹線に乗った。
乗ってすぐに眠ってしまい、気がついたら隣に
激しく咳をしている人が座ってた。
一時間ぐらい、その環境に晒されていたせいか
みごとに風邪をもらってしまった。
こんなことがないようにと、マスクを持っていたのに
する前に意識を飛ばしてしまっては意味がない・・・・
備えを有効に活用できず、憂いありあり。

みなさんも風邪には気をつけてください。
(説得力なしなし)

中心じゃなくて背後から?!

ガジ

君は覚えていないだろうな。

朝からもやもやした気持ちで家を出て、
通勤電車の中や仕事中、ふと集中が途切れると
かの時期のことを思い出して一日を過ごし、
夜に帰宅していつものように二人で晩ご飯食べた。
そして、のんびりとテレビを観てた。

たまたま君は、こっちにもたれかかって
横顔をボクの背中にくっつけて
流れるアイドルグループの新曲を
「この歌、意外と簡単なんだよ」といいながら
画面にあわせて歌ってたね。

「・・・・君が必要さぁ~・・・・♪」
まだ、うる覚えなのか、単なる練習なのか
とても上手とは思えなかったけど、
聞き慣れた声が奏でるラブソングが
耳からだけでなく、背中からココロに響いてきた。
不覚にも泣けてきてしまった。

君は意識してないよね、きっと・・・・
その日がクスリを始めてちょうど二年目の日だってこと。

最近の愛読書

ガジ

最近、会社で持たされている携帯を機種変更した。
数字ボタンのいくつかが押したらへこんだままになって
変更を余儀なくされたのだが
使い始めて一年半でダメになるとは・・・・

ということで、ここ数日は分厚いマニュアルが通勤時の
愛読書となっている。
おそらく大した機能は使わないけど、説明書好きの
自分は結構、楽しんでいる。

先日、帰りの電車の中でメモリーダイヤルの仕方を勉強しながら
ふと「自分の個人携帯には何人登録されてるか」を
再確認してみた。
とても100件には及ばない。
しかも日常、実際にかけているところは何件だろう?

普通、平均はどれくらい登録されているのか、
他の人が気になった瞬間だった。

社内の一風景

ガジ

海外出張している会社の先輩が体調を崩して
予定を切り上げて帰国することが話題になった時に
何人かの会話の一部抜粋で、
SARSにでもかかったのでは?と冗談混じりに話してたところ
(自分の背後で会話は進んでいて、仕事してました・・・・)

上司 :「いや、AIDSにかかったんじゃないか?
この前、テレビで増えてるってやってたぞ。」
OL :「AIDSは空気感染しないんですよ、
ね?ガジさん(と、突然振られる)」
ガジ :「(振り向き)確か、そうだよ。」

会話をやり過ごし、内心はドキドキしながら
職場の悪条件を再認識した。
きっと上司の中には「感染症」の感染経路などに
興味はないのだろう、悪気も何もなく。