陽性者と家族の日記

充電日

つばさ

 今日の午後は久しぶりにゆっくり家で過ごすことができた。
お天気が良かったので、布団を干したり、
部屋を掃除したり、いよいよ本格的に衣替えをしたり。
洗濯物をたたむのも、暖かいお日さまの匂いがして、
いつもは面倒だなあと思うのに今日は何だかうれしかった。

 仕事や趣味など自分のしたいことをどんどんやっているのも
もちろん楽しくて充実しているけれど、
こういう日常のこまごましたことをするのも、
自分の精神状態にはすごく大切だなあと思った1日だった。

 あと1時間くらいで娘が塾から帰ってくるので、
そろそろ夕ごはんの準備をしなければ。

 今日はそのあと、娘と2人で「年度末おつかれさま」の宴会を
しようと約束した。といっても、サラミとチーズ程度を肴に、
私は350mlの缶ビールを、娘は紅茶を飲むっていうくらいなんだけど。

 

元の木阿弥

蔵人

んーー。全然面白い夢を見ないのですよ。
「夢日記」期待していた諸姐、ごめんなさい。

なんかね、夢見ているのは気が付いているんだけど、思い出せないんですよ。要するに、気にしなければ取るに足らないものなのだと、分かってきた今日この頃。

「寝る前に脂肪分の多い食事を取ると副作用が出やすい」などと言われるものだから、夜は極力油を控えてます。

 その代わり日中にアイスクリームをやたらと食べたくなったんだけど、これってどうよ?

a dozen years after

ガジ

昔の仕事仲間から突然、メールがきた。
「今、みんなで飲んでいる」と。
かれこれ、出会ってから十数年も経ってしまい
自分は違う場所で生活しているのもあって、
みんなとは少なくとも5年以上は会ってない。
(みんなもお互い連絡を取り合ってきた訳でもなく)

飲んでる最中に、とてもありがたいことに
「そう言えば、ガジはどうしている?」となって
連絡してきたようだ。
これだけ時が経つとそれぞれ事情が異なって、
転職したりとか各々の時間の中で生活をしているが
自分が新入社員で右も左も分からなかった当時には
全くもって想像ができない時間を
今の自分が過ごしている現実を思うと、おかしく感じる。
本当は自分もその宴会に参加したかったなぁと
しみじみ思ったりもした。

例えばこれから10年後、自分はどんな気持ちで
息をしているだろうか??
間違いなく、今の自分には想像がつかない
自分がそこにいるのだと思う。

こまぎれ時間

つばさ

 昨日と今日は電車&新幹線で移動する時間があったので、
最近、携帯用に買ったPCをかばんに入れて出かけた。
 
 片道ローカル線の移動時間が約1時間に、新幹線が約2時間。
データとして保存しておいた資料を読んだり、
今月後半からの仕事の予定を立てたり、
まとめようとここ2週間くらい思っていたものが書けたりと、
いろんなことができた。

 家で同じことをやろうとしても、ぜんぜん進まないのに、
こういうときだと作業がすごくはかどるのが不思議。

 それを友達に話したら、彼女も同じ考え。
彼女は本が集中して読めるからと、普通は新幹線で行く距離を、
わざわざローカル線に乗って行ったりするそうで、
「そのほうが安上がりのうえに、時間を有効に使える」。

 私は移動時間だけじゃなく、娘の習い事の待ち時間も、
不思議と集中力が高まるときで、だいたいカフェラテ1杯頼んで、
読書三昧で1時間から2時間過ごす←嫌な客?!

 移動時間とか待ち時間とか、無駄なこまぎれ時間に思えて、
実は一番、密度の濃い時間なのかも。

 

自分の老後

hiroki

今日は風が強く外を歩くのが辛かった~!
こんな日は家でのんびり・・・なんてしていたかったけど、出掛ける用事が。

今日は、とある縁からお誘いがあった福祉セミナーに一人参加してきました。
このような勉強会に出るといつも考えるのが自分の老後。

結婚の予定もないし、病気だし、高給取りではないから、
老後は、どんな生活をしているんだろうかって。
その為には今何を準備しておく必要があるのかなぁ・・・
なんてことを考え出すと、きりないけど、考えちゃう。
自分はかなりネガティブな方だから、友人からは良くないと言われるけど
真面目に考えちゃうんだよね。

いっそ、ゲイであること、病気のことを理解してくれる女性がいたら
思い切って、結婚をお願いしてみようかなとも。
だって、そうすれば今の寂しさ、世間体、老後の不安からは多少なりとも
解放されるのではと。
でも、これじゃ、相手に失礼か・・・。

とはいえ、やっぱり好きになるのは男性だし、
一回でも本気で愛しあってみたい、暮らしてみたいのが本音。

昨年秋に見たゲイのグループホームがテーマの映画、
本気で作れたらいいな、なんてことも
考えたりして・・・。
そうそう、そんないつかの夢の為に自分は現在の業界へ移ったんだった!

でも、何をやるにしてもやっぱり努力が必要なのかな。
お金に知識に経験に。

今、寝る前にこの日記を書いているけど、まずは目先のことから
こつこつと片付けようと思う。
その為にも年明けに自分に誓ったこと、この日記で公言したことの実現からだね!!

↑ これって自分で自分のコーチング(笑)

おやすみなさい!!

ホロトロピック医療

たんぽぽ

先日、友人からホロトロピック医療の資料をいただいた。
ホリスティック医学や東洋医学など、
身体を部分的に捉えるのではなく、
全体の中の部分として観ていく考え方のようだ。
「全体性へ向かう」という意味があるそうだ。

「人の体は常に正しい方向に向かって働く」という言葉が嬉しい。

伊藤慶二医師の講演録「医療における想いと祈り」が素晴らしかった。
食生活と、物事に向き合う想いの持ち方と、祈りとで、
難病が治っていったエピソードが幾つかあげてある。

食生活では、砂糖、甘いものがいけないと、しつこく書いてある。

そして、想いというのは必ず形になるそうだ。
プラス思考で、明るく、楽しく、おめでたく生きる。
怒らない、怖がらない、執着しない、不平不満を言わない。
いらいら、せかせかしない。

「確実に病気をしない生活の仕方」
「病気の治し方一覧」
「病気になる食べ方・元気になる食べ方」など~
教えて欲しいと思う方が沢山いるのではないだろうか~?

本当は、どこまで実践できるかなのだけれど~。(^^)

これでいいのか???

ガジ

ここ数週間、胸をグ~っと押し付けられるような
違和感とともに生活をしている。
(しばらく日記をごぶさたの言い訳ではないです・・・・)
とりわけ心情が極端にブレる出来事も心当たりがないため
「季節の変わり目ってそういうことがあるのかなぁ」って
割とのんびり構えてる。
今後、しんどくなれば何か対策を講じればいいし
そのうちこの不快感もなくなるかも。

実は、以前にも同じような気持ちになったことがあり、
その時はかなりうろたえたが、経験はチカラなのか?!
この落ち着きぶりは、自分を遠目で
あたかも俯瞰図を見るように余裕モードのよう。

これでいいのか・悪いのか?はこの先、数週間で
何らかの答えを出すことになるかと思うけど、
(やっぱ、治まって欲しいなぁ)
こうやって穏やかな心情で暮らせる幸せを満喫したい。

何せ、ここ数年はホント思ってもみない出来事に
振り回されまくりの連続だから(^。^)
え!?人生ってそうゆうもの??

突然ですが

蔵人

投薬治療を開始することになった。

 自分の腹積もりでは今年の夏あたりから始める筈であったが、ここのところCD4の数値が急に落ちてきたこともあり、そろそろだね、という事に。ついに年貢の納め時。(って別に悪事をずっと隠し続けていた訳ではない)

 薬は1日1回寝る前。何て楽!そう言えば6年前検査結果の告知の時に併せて渡されたパンフの「服薬スケジュール」に1日7回の例が載っていてそれを見て思いっきり凹んだ記憶があるが、あれは何だったんだろう。もうあんな服用例は無いんだろうなぁ。治療法の進歩には本当に感謝。

 で、自分が飲む薬の中には「悪夢を見る」と噂に名高いあの薬が入ってます。どんな悪夢が見られるのかしら?とワクワクしながら始めたのですが、最初の日は「倉庫のような大きな建物の中を総武線各駅停車が走っていてそれを鉄ヲタの友人がカメラを持って珍しそうに見つめている」図。昨夜は「職場の部下がやるべき仕事をやらずに帰ろうとしたので捕まえて怒突き回している」図。ちっとも悪夢じゃないのでガッカリしてます。
 でも妙に記憶に残る夢なので、「夢日記」でも書けそうであります。

地方暮らし

ニノ

地方暮らしを始めて、暫くなりました。
最近ようやく、周りの風景を見渡す時間ができた気がします。

田舎の時間は東京のそれに比べ、緩やかに流れる。
よく人は言います。たしかに地方に来てから、ドラマの
「優しい時間」のような、時間の静止を感じる機会に恵まれます。

でもその一方で、街を歩いてみると、時間と共に周りの風景が
確実に押し流されている事に、ひどく気付かされます。
かつて友達と足繁く通った駅前は、全てシャッター街に。
商店街の雑踏の流れは、車の静かな流れに変わっていました。

案外、時の流れの速さを痛いほど感じさせられるのは、
東京よりも田舎の方なのかもしれないな。

最近は、そんな風に感じています。

目が離せない…

つばさ

 久しぶりに舞台を観にいった。蜷川幸雄演出の「間違いの喜劇」。
シェイクスピアの初期の戯曲で、今回は全ての役を男性が演じたのだけど、
そのなかに1人、どうしても目が行ってしまう役者さんがいた。

 それは、ルシアーナという女性の役をした役者さん。
衣裳から出た背中のきれいさとか、姿や立居振舞の美しさ、
演技のうまさもといったことももちろんなんだけど、
なんとも言えないような色っぽさ…というか、妖しい雰囲気があった。

 休憩なしで続いた2時間の間、ルシアーナが出てくるたびに、
もうドキドキ。うまく説明できなくてもどかしいけど、
そのドキドキも、「きゃ~、かっこいい、きれい~!」とかいう、
単純なものじゃなく、どっちかというとゾクゾクするような感じ。

 こういう人を舞台で見つけられるのって、
芝居を観る醍醐味の1つだなあとつくづく思う。
容姿端麗で、演技がうまい役者さんはたくさんいるけど、
彼のような、「うわっ、この人、ちょっとおかしい」
(もちろん、いい意味で)という人はなかなかいない気がする。
また、この役者さんの出る舞台をチェックして観にいこう。