ぷれいすVoice

Being different is beautiful

上山 美香(東京大学医科学研究所付属病院)

都内の総合病院や大学病院の感染症病棟・外来で勤務する傍ら、「もっとHIV感染症についての知識を深めたい。看護師としてではなく、病院の外に出て、ひとりの人間として関わりたい。」という想いを持つようになりました。数年前よりぷれいす東京の活動を知ってはいたものの、非陽性者で、女性で、異性愛者である私にボランティアとしてできることがあるのかと参加を躊躇してしまうこともありました。昨年に内閣府主催の国際交流事業に参加した際に、エイズ政策のディスカッショングループに所属していたこともあり、課題別視察でぷれいす東京のスタッフの方のお話を伺う機会がありました。それがきっかけとなり、今年度のボランティア合同研修に参加を決意しました。

ボランティア合同研修には、様々なバックグラウンド、年齢、国籍、性別の方がおり、普段の生活では出会うことがないであろう人々との出会いがとても刺激的でした。最も印象に残っていることは「safer sex risk assessment」というワークショップです。セクシュアリティや性行為について可能な限りオープンに話し合う場面があり、戸惑うこともありましたが、それがきっかけでセクシュアリティの多様性や、セックスに対する価値観の違いを知ることができ、大変興味深かったです。

 ぷれいす東京には、様々な「多様性」を受け入れ、お互いに尊重し合う環境があります。研修で出会った方々とのご縁を大切にしながら、今後はネスト・プログラムやセクシュアル・ヘルス部門にて、知識拡充や予防教育に携わっていきたいと思います。

(2017年度新人ボランティア合同研修報告「参加者感想文」より)

ぷれいす東京とわたし

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