ダン
大学時代からHIV/AIDSに関心を持ち始め、ぜひ自分の力も貢献したいと考えて、研修を受けました。研修中に医療知識だけではなく、社会的な話題も含まれ、よりHIV/AIDSに関する認識を深めました。ワークショップもたくさん用意していただき、みなさんと話し合うことができました。
色々な発言の中で、一番印象深いのは「自分は陽性者であり、だからこそ得たものもたくさんあります」。まさに言う通りだと思います。自分がゲイであり、だからこそ今の友たちと出会えました、だからこそ性に関する知識を勉強し始めました、だからこそ自分らしくいきられます。
人間は完璧な生き物ではありません、如何に今の自分を受け入れるためには、今まで得たものを考えるのは大切だと思います。人生の中では様々な縁があって、その中では必ず楽しい思い出ばかりではありませんが、今の自分まで導きました。感謝の気持ちを含めて人生を振り返ると、自分をもっと受け入れるのでしょうかと信じています。
今回のボランティア研修も自分に対して、大切な縁の一つだと思います。多様な人と出会い、色々なアイデアを交流し、自分がHIV/AIDSと性に対する考えを変えた時もたくさんありました。これからは研修の経験を活かし、自分のわずかな力を何かに貢献できれば幸いだと思います。
(2018年度新人ボランティア合同研修報告「参加者感想文」より)