陽性者と家族の日記

Anniversary

Lyric

People pop Champagne to celebrate: weddings, birthdays, graduations, anniversaries.
It has now been two years since I learned of my diagnosis. I had planned to find a moment to reflect, write my secrets and fears down on paper–then burn it, freeing myself from fears and secrets, but didn’t.

There is nothing to celebrate but I find that this time of year I reflect on the day I found out. Some people like to say it is easier to get hit by a bus and die than to pass from HIV but there have been days when I thought the bus scenario wouldn’t be so bad. I don’t really want to die but I don’t mind isolating myself.

I could go on about living a positive life and being super optimistic but even that becomes exhausting. Now I just want to be. I think of my purpose and while I am true to my purpose I am often self-conscious about the changes in my body/appearance and that is hard to accept.

I feel lucky to have life and I celebrate that. But I also have to be responsible and treat my body with more respect regarding nutrition, exercise and treatment. I cannot afford the luxury of not caring about my well-being.

So, this second year, I am aware that this diagnosis is here to stay and is not just a temporary thing. I know if I stop being self-conscious and let my true self shine then I’d be able to really transcend my inhibitions. Being positive is not a big deal if I am truly positive and not negative.

Maybe at this time I can learn to appreciate my breath and be satisfied with my life: that, I can consider celebrating.

初日記です!

hiroki

縁あって、日記を書くことになりました!
東京在住で33歳のゲイのサラリーマン、ヒロキです!
はじめてなので、簡単に自己紹介をしつつ初日記を書きますね!

投薬をはじめ来月で丸3年が経とうとしています。
お蔭様で体調は安定していて、病気を忘れてしまいそうなくらいです。

とはいえ、年齢の為か疲れやすいので無理はしません。
病気に関係なく予定はしていましたが、仕事も休みが多い業種へ3年前に転職しています。給料は安いですが、前職の事務職を生かせ、休みも増えたので満足です。(笑)

職場では、ゲイはバレテいそうですが(笑)、病気は全くバレテいません。内緒です。

健康管理面ですが、病気がわかって3年半、週二回のジムは欠かさず、早寝早起きを心掛けるようになりました。食事も、低脂肪高たんぱくになるよう気を配っています。薬の影響で中年太りしたくなくて(笑)努力の甲斐あって体脂肪11%ですよ。ちょっと自分を褒めたい・・・。

心のケア面ですが、ストレス対策の勉強会に出て、ストレスマネージメントを習い、発散に気を付けはじめました。思いつめる時は、ジムに行ったり、好きな曲を聴きながらマウンテンバイクで川沿いを走り自然の風に吹かれたり、趣味の映画鑑賞等、その時に欲するもので気分転換です。そのせいか、病気前よりも心も体も調子はいいのかもしれません。
とはいえ、たまに神経性胃痛があるので克服はできていないですが。

今は、一番の趣味である旅行の計画を立てるのが専らの楽しみです。
今度はどこへ行こうかな・・・。
そう思って本屋をぶらつき、喫茶店でガイドを見ている。
何気ないことですが、幸せを感じています。

みんなは、どんなことに幸せを感じて生きているのかな。
今日、僕は、喫茶店のガラス越しに、通りを歩く様々な人を1人で見ていました。

おやすみなさい

ひろき

一喜モード

ガジ

一日一回処方に薬剤変更して、
初めての検査結果を聞いた。
CD4の数値も変更前と比べてさほど変わらず、
ウィルス量も検出限界値以下だったと。
とりあえず、うまくいってる感でほっとした。

自分の場合、検査日(と数日間前)の体調が
CD4値にあまり相関してないような気がしてならない。
仕事が繁忙期で出張・残業が続いている時の検査が
意外にも数値結果が前回より上がってたり、
はたまた結構、万全で臨んだつもりの検査結果が
(何気に自信ありって感じで)
前回よりCD4が100くらい下がってたりと・・・・

検査は誤差があるもので
ドクターが「問題ない」といえば気にしなくていいと
頭では理解していながらも
悲しいかな、やっぱりCD4の値に振り回されがちで
一喜一憂してしまう。
みなさん、そんなものかな??

キツネが言った奇妙な事

ニノ

「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
           かんじんなことは、目には見えないんだよ」

さて、いよいよ日記を書き始めました!!それで最初くらいは、
自分の陽性について簡単に書こうかな、って思います。

正直に言って僕の場合、日常生活では自分の陽性を
あまり意識しないです。それだけ陽性は、僕のアタリマエな
生活の一部なのかもしれません。

ただ、それでもやはり陽性によって「ジブン変わったかな」、
ということもあります。それが、最初の一文です。

これは有名な絵本の中で、キツネが言う言葉なのですが、
今ならこの言葉の意味が理解できる気がするのですね。
「もし自分が陽性ではなく、ここでもマジョリティの立場で
あったのならば、今でもこの言葉にピンと来なかったかも」
そう考えることが、今では一番怖いです。

——–
僕の親は、僕が陽性になったことをやっぱり負い目に
感じているのかな、そう感じるときがあります。
またカミングアウトした親友も、私以上に私の気持ちに
思いを巡らしてくれ、いろいろ気を使ってくれたりします。

でも案外、今の僕にとって「陽性である」ってことは、
そんな良いとか悪いとかそういう問題なんかじゃなくて。
強調する必要はないけど、でも確かにジブンを創り壊してきた
大切な生活の一部。    最近はそんな気がします。

24話

ガジ

先週まで深夜に一挙放送されていた
アメリカのテレビドラマにハマっていた。

「電話ではなんだから会って話そう、○○分後に行く」

みたいな台詞をよく登場人物達が電話相手に言うのだが
とても印象的で、これを観てて自分が以前に
複雑な内容を敢えてメールでやりとりして
幾度となく話がこじれた経験があったのを思い出した。
メールとかの文字列は万能ではないと
苦い思いをした瞬間は悟るけど
時が経つと忘れてしまいがちで・・・・(汗)

ケース バイ ケースなんだろうけど、面と向かって
反応を見ながら話し合える関係・状態ってのは、
やっぱり理想的?と思った。
(特にこのドラマを観た影響なのか)

そういう関係がホントは自然なのかと色々考えるけど
自分の周りからは、昔から日本で美徳と思われてきたような
双方にとって都合いい「察する」とか「阿吽の呼吸」などは、
実は希薄になってきているのかもしれないと思う。

自分は、相手の言わんとしていることを察する努力を
することは、むしろクイズ感覚で楽しめるほうだけど
少なくともウチの夫婦間に「阿吽の呼吸」なんてのは
なかなか見つけるのが難しい(笑)
「察するクイズ」は日常茶飯事だけど。

それでいいのかも・・・・?!

運動会の醍醐味

つばさ

 雨のために1日遅れて、今日は甥っ子の保育園の運動会。
いつものごとく、家族総出で応援に出かけた。

 娘や姪っ子と違って、いわゆるお遊戯が嫌いな性格らしく、
体操や踊りは徹底的にしない。とにかく無表情、そして棒立ち。
周りはみんな踊っているし、つい身体が動いてしまうリズムなのに、
あそこまで何もしないでいられるというのはある意味、大物かも?!

 でも、そんな無愛想な彼だからこそ、たまに見せる笑顔が
本当に価値のあるものに思えて、写真係の私としては、
ついつい真剣にファインダーをのぞいてしまった。

 そんな甥っ子の映像と写真を見ながら、
『おつかれさま会』をするのが、実は運動会の本当の醍醐味でもある。
今年の娘と姪っ子の運動会のときは、次の日、庭でバーベキューをし、
だらだらと5時間弱もビールを飲んで、肉や魚を食べ続けたうちの家族。
運動会でがんばったからおつかれさま会なのか、
おつかれさま会のために運動会でがんばるのか、
よくわからないけど、ま、楽しければ良しとしよう。

喜ぶ・喜ばせる

ガジ

とある日、実家の母親から電話があった。
誕生日で思い出したのか(数日過ぎてたが)
「変わりはないか?」と。
嫁さんの誕生日には何か送ってくるけど
実の息子には特に何もなく(笑)
ま、この歳で親からプレゼントがほしいわけでもないので。

その時、プレゼントにまつわる話で母親が何気なく語った
「親が子供を喜ばすプレゼントをするのに
並ならぬ思いを巡らせ、考えるてるのに
期待したほど喜んでもらえない時が多いのに、
逆に子供からのは、いとも簡単に喜ばされてしまう。
些細なプレゼントに感動のしっぱなしで
ホント、割に合わない(笑)」の言葉に
今まで三十数年生きてきて、少しだけだけど
親の通過してきた心情をようやく
汲み取れる歳になってきたのかな?と。

親には感謝しているつもりでだけど
もっと素直にストレートに感謝の気持ちを
表していきたいと思った瞬間でもあった。
これから、もっともっと感謝できるエピソードを
聞かせてもらえるかも?!

気まぐれな母親なので(これも血筋か)
どんなタイミングで自分の琴線にふれる
話が出てくるかはわからないけど。
(ネタが少なくて小出しにされたりして・・・・)

Nothing and Everything

Lyric

Fall is near. I can feel a gentle breeze in the evenings walking home from work.
The mornings are cool, too, and I don’t want to leave my bed. Last night I felt
I could sleep forever–in someone’s arms.

Over the summer I ate a lot and worked out a lot and noticed a difference in my
body and mind. I was on an island. There were many interesting people on the
island…and lots of boys who liked me. They were not gay…they were just boys who found me kakoi! It was nice to meet nice boys.

Tokyo life is getting better. I am discovering that it is not so bad. My friend wrote me a letter saying everyone in Japan wants to embrace me, that the culture wants to embrace me. I’m embraceable. Japan….is embraceable.

I am not worried about anything today. Not health. Not death. Not about being single. Many people ask, Why are you single. I can only say it is not my time.

What do I love about Japan? Sometimes it is hard to say. Sometimes I bitch a lot about what I don’t understand. But bitchiness is a sign of bitterness and it is best to be better instead of bitter. I love Japan because it gave me a new life. My world is new. My dreams are new. And as muzukashi as it can be it is also a very beautiful life.

どっちが辞書だか・・・

ガジ

ニノさん、ひろきさん、みんなの日記帳にようこそ!
この日記帳も人数が増えて何だか賑やかになりますね。

先日、電子辞書を入手した。
こんなコンパクトなボディーに数十冊も入ってるとは・・・・
国語・英語はもちろん、ことわざや医者からもらった薬まで。
最初は物珍しさで色々触ると思うけど、
結局、使うのは英和辞典くらいだろう。
だから、半分以上は使わないような気がしてならない。

そんな中、何に一番驚いたかというと、
説明書の分厚さ!!

こっちの方が辞書じゃない?!ってくらい(笑)。
ということで、最近の通勤時の愛読書はこの説明書。
不本意ながら、しばらくは楽しめそう(汗)。
この電子辞書を自在に使いこなせる日がくるのか??

はじめまして

ニノ

こんにちは。
みなさん、はじめまして。

この度、新しく日記をつける事になりました。
名前は、ニノといいます。
大好きな映画の人物から何気なくとった名です。

できればこれから、僕の小さな日常風景や、
ふと思い巡らしたことの跡を切り取って、
簡素な言葉でここに書き留めてゆけたらいいな、
って思っています。

もしよければ、人生の大切な時間をほんの少しだけ
僕に分けて頂き、この日記に目を通して貰えれば
すごく嬉しく思います。

ゆっくり、自然体で頑張りますので、
どうかよろしくお願いしますね!