陽性者と家族の日記

航空写真

蔵人

ネットをしていたら、一枚の写真を拾った。
それは、国土交通省だか国土地理院だかのページに置いてある、今から30年前の航空写真である。
その写真には、当時の自分が住んでいた家の周辺が克明に写っていた。

新築中の駅
今はもう無い紡績工場
改築前の小学校(ボロかった。。。)
通学路
近くのお寺
友達と遊ぶために走り回った小路
賑やかだった街中の商店街

写真を眺めながら、かすかな記憶の糸を手繰っていく。
その後郊外に引っ越したあとすっかり忘却の彼方だった子供の頃の思い出が少しずつ蘇ってきた。

今思えばあの頃はとても楽しい時代だった。
もちろん、あの歳なりに嫌な事や悲しいこと色々あったと思う。
でも、毎日目先のことで頭が一杯で、将来を案じることなく天真爛漫な日々を送れたのは何と幸せだったのだろう。
・・・でも、やっぱり色々とそれなりに悩み多い日々だったかなぁ。

古い記憶は悪いものは徐々に薄れて良い思い出ばかりが強く残っていくというのはやはり真実かもしれない。

青空!

つばさ

 今日は朝から久々の青空!

 午前中は娘の参観日なので、仕事は午後から。
ここぞとばかり、シーツやカーテンを洗い、
布団を干し、掃除をした。
あっという間に時間は経ってしまったけど、
いろいろできて得した気分。

 さあ、今から学校に行く前に、
銀行や郵便局、市役所など、
いつもは時間的に行けないところへ行って、
たまった用を済ませよう!

 いろいろすることはあるけど、
青空が応援してくれてる感じがして、
今日も1日がんばろうという気持ちになる。

 ああ、本当に気持ちのいい空!

Like A Rolling Stone

ガジ

先日、玄関先で左足を激しく捻り転倒した。
学生時代、体育会で足首に捻挫癖がついていて
年に数回、こんなことをしでかすのだが
あまりにも激しい転倒で、笑い泣きしてしまった。
「骨いったかも?」と思うほど(幸い大丈夫でした)
松葉杖生活を余儀なくされ、数日間の要介護状態。
嫁さんにいつも以上に迷惑をかける始末に。
(そして今現在も)
数日前に喧嘩の仲直りをしておいて
ホントによかったと、胸をなでおろしている。

超回復なのか?!
右足だけでぴょんぴょん跳ねてたせいか
週末の安静で歩行可能になった。
しかし、かなり人目を引く歩き方らしく
週明けの会社内でいやでも目に付いてしまうありさまで
不本意な注目を一身に浴びる始末。
まぁ、そのうち飽きるだろうが。
出張も控えているし、何とか目立たなくしなくては。
早く治さないと、右足だけが太くなってしまう・・・・

月の光

蔵人

台風が過ぎてようやく秋らしい空になってきた。
空気が澄んで、日が落ちると東の空には眩しいほどの月が。
自分が一番好きな季節がやってきたなぁ、と実感する。

今日の月齢は17日、もう欠け始めているけどもまだまだ明るさ一杯で、部屋の電気を消すとベランダには月明かりが灯る。
こういう時はハープの音色がよく似合うのでCDを引っ張り出して、お香を焚いて物思いにふける。

・・・何だか「癒されたいOL」の生態をそのまま具現しているようで、我ながら笑える。
でも、本当にいい雰囲気なんだよね。秋の月の光って。

色黒

つばさ

 入院以来、新しい薬を飲み始めて、はや3ヶ月。
 血小板の値は回復してきたけど、
VLがしぶとく検出限界値以下にならないので、
薬を1剤足して血中濃度を上げるという戦略に出た。

 新しい薬を飲むと必ず出る発疹も出ないようだし、
とくに気持ちが悪いとかいうこともないけど、
ふと、鏡を見て、肌の色がくすんでいることに気づいた。
 そういえば、先日、会社の同僚の女性にも、
「ちょっと日焼けした?」と言われた。

 もしかして、これがいわゆる副作用の黄疸?
もともと色黒なので、肌はそれほど黄色い感じはしないけど、
白目もよく見ると黄色い。
まあ、それほど至近距離で見つめ合う関係の人もいないから、
問題ないんだけど。

 この美白の時代にちょっとつらいけど、
まあ、発疹が出たり、頭痛がしたりしないだけいいとするか。

 

秋空といえば

ガジ

嫁さんと些細な事でケンカした。
翌日、彼女から言われたのは、
「こころの根底にあるのは、
hiv+である旦那(もちろん、自分)のことを
周りに相談できないのがストレスになっていて
それが精神的にしんどい」と。

自分が考えるに、hivがどんな家庭にでもある
大したことのない問題に
複雑に絡んでいる気もするし、
hivとそのこととは話は全く別のような気がする。
むしろ、周りで起こるさまざまな出来事が
hivに焦点をぼやかされているようにも感じる。

彼女に当事者である自分の心情が
理解できないように、
自分もまた、ポジと共に生活する人の
心情を理解するのは難しいだろうと思う。
しかし、理解しようとする気持ちは持ち続けたい。
なんとか彼女の苦しみを軽減したいと
切望する今日この頃。

あ、それ以上に女心を理解する方が
難易度が高いような気もするが・・・・

秋の味覚

ガジ

ここ数日、夜中に銀杏を拾いに行くことが
我が家のブームになっている。
近くのお寺に懐中電灯を持って出かけるのだが。

収獲した銀杏を、茶封筒に入れて
電子レンジで加熱すると、楽々で調理できる。
ホクホクの銀杏がこんなにモチモチして
美味しいとは思わなかった。
しばらくこのブームは続きそう。

にきび

蔵人

気が付いたらおでこの隅にぽちっとニキビのようなものが出来てしまった。
(・・・ちょっと待った、「青春のシンボル」だから、やっぱニキビかしら)

去年も似た様なものが似たような所に出来て、皮膚科で殺菌剤の塗り薬をもらっていたのでそれをつけることにしよう。

鏡をのぞく。

・・・おや、口の周りにも、ニキビのようなもの、もとい、ニ・キ・ビができているなぁ、こっちはもう枯れかかっているけど。
最近出張が続いてふだんの食生活が乱れているからかなぁ。ビタミン類とかが足りていないのかも。
きょうスーパーで今秋もののりんごを買ってきたからそれを食べよう。

今年のりんごは噂どおり、猛暑のおかげでとても甘くて美味しい。
甘さやビタミンだけではない言いようの無い「気」が詰まっている感じがする。
元気が出そうで、本当にご馳走さまです。

鮒寿司

つばさ

 わたしの大好物のひとつに、鮒寿司がある。
 どこでも売っているものではないので、
なかなか食べる機会がないのだけど、
昨日、琵琶湖のほうに娘と行ったので、
久しぶりに買ってきた。

 久々の鮒寿司はやっぱりおいしかった!

 最近体調があまり良くないので、
平日はアルコールを飲まないようにしているのだけど、
鮒寿司があっては飲まずにいられない。
仕事から帰ってきて、夕食に、
ビールという感じでもなかったので、
泡盛を一杯、ロックで飲んだ。

 ああ、幸せ。
 おいしいお酒を飲み、おいしいものを食べて、
元気出して、今週もがんばろう!

秋風が吹くまで

蔵人

出張のついでに京都に立ち寄って、ついに今回購入してしまった。
空薫セット。
香炉に灰を入れて、炭を熾してそこに煉香(練香)や香木をおいて香りをくゆらす、かなり趣味度と言うかオタク度の高いアイテムである。
煉香の空薫は平安貴族の嗜みだったというらしいので、いにしへのやんごとなき世界に思いを馳せるのも乙なもの。但し準備に少々手間取るので、その手間も楽しむほどの余裕のある休日でしか味わえないだろうが。

手には入れたが、まだ試していない。
何故か。これは炭を熾すもの。それから、煉香はどちらかというと寒い時期に似合うもの。
なので、お彼岸にかかったとはいえこのムシ暑い最中にやるものではなさそうである。
もっと涼しい乾いた秋風が吹き込んで来るまでもう少し待つことにしよう。