陽性者と家族の日記

メロンペストリーチョコ

つばさ

 11月の日記に書いた、メロンパンの後日談。

 結局、お客さまセンターに問い合わせるひまもなく、
虚しく時は過ぎていったのだけど、
「ジーザス・クライスト・スーパースター」を見た帰り、
ふと立ち寄ったコンビニでおいしそうなメロンパンを発見!
 形状はまさに「デニッシュメロンチョコ」の小型版。
そして、裏を見るとなんと製造者は神戸屋。

 翌日の朝食に食べてみたら、やっぱりおいしい!
ボリューム感では負けるけど、生地のしっとり感は同じ。
これぞ、神様のめぐりあわせ?!

 その日から今日まで、飲み会があった昨日を除いて、
毎日、会社帰りはファミリーマート経由。

 パンの名前は、「メロンペストリーチョコ」。
コンビニだから全国どこでも買えるのかな。
みなさんも一度、ご賞味あれ!

K先生

蔵人

先週風邪を引いた。
去年とまったく同じ時期に同じような症状。凄い高熱と鼻詰まり。
とりあえずいつもの専門内科に駆け込んだのだが、散々検査をした挙句これといった原因がつかめなかったらしく極普通の感冒薬だけ処方してその日はおしまい。自分の経験からこんな高熱は大概アデノイドあたりの耳鼻科系の炎症なんだけど。。経験の浅い医者にはこう言いたい。お前ら自分の担当科のカルテだけ見るなと。私の場合専門内科より耳鼻科のカルテに多くの情報が詰まっている。

一時的に熱は引いたが鼻の調子がおかしいままで、再び熱が出てきた。完全に具合の悪い所が鼻周りに集中しているのでどうしても耳鼻科に行かなければならない。
直接耳鼻科に行こうとしたが一旦専門外来に廻されてしまった。しかし「お前の所じゃ埒が明かないから耳鼻科に廻せ」という意味の言葉を100万倍位の婉曲表現で主張して耳鼻科へ紹介状を書いてもらった。殆んど無意味な約2時間のロス。

耳鼻科には以前から担当してもらっている医者が二人いる。二人とも私とほぼ同年代の医者なので結構気楽に話が出来る。今日はそのうちのK先生がやってきた。病院側も私のカルテから担当したことのある医師を呼んだのだろう。

K先生「お久しぶりですね。」 
こんにちは。K先生の診察は約2年ぶりかな。
このK先生は医者でいるのが勿体無い位の実に甘く端正な顔立ちである。
しかし、これはもう過去形で表現しなくてはならないかもしれない。
いま、自分の目の前に見えるのは巨大に膨張した脇腹の肉・・・一体どうしたというのか。完璧な中年太りの罠にはまって美貌は台無し。時は残酷。

診察が終わって会計を待っていたときK先生が傍を通っていったが、その後姿はまるで太りすぎのコーギー犬の散歩を想像してしまった。

誘われるうちが・・・・

ガジ

いまどき珍しく、勤めている会社は
数年に一回、社員旅行なんてある。
先日、二泊三日の社員旅行に参加した。
(自分からすれば社内接待みたいなもんだが)
投薬開始から初めてだったので
少し不安もあった。

予感的中で、クスリの時間に
必ずといっていいほど周囲に人がいて
服薬が大変だった。
それでも、胃腸薬とか何とかごまかして
切り抜けたが正直、かなりストレスを感じた。

夜に上司の部屋に呼び出されて飲まされたり、
うまく回避したと思えば、自分の部屋に
何人も人が居座ったり・・・・
誰とも接触なく、夜を過ごすよりは
お呼びがかかる方が、ましといえば
そうだけど、それはそれで極端な選択かも。

余韻

つばさ

 先日、「ジーザス・クライスト・スーパースター」を
友人3人と観にいった。

 「ジーザス…」自体はすごく迫力があって、
わたしの好きな役者さんも出ていたし、
とにかく夢中で見ていたらあっという間に時間が過ぎたという感じ。
大満足だったのだけど、別のところでひとつ不満が残った。

 友人の1人が全く余韻にひたらない人間だったのだ。
 いい舞台を観終わったあとはすごく高揚した気持ちになり、
しばらく感想を言い合ったりする、というのが、
わたしといつも一緒に行く友人たちとのパターンである。

 でも、昨日一緒に行った友人の1人は、
席についてから始まる直前まで忘年会にするゲームの話をし、
終演後の車のなかでは習い事で一緒の人たちの噂話。

 なんだか、舞台の楽しさが半減した気がして、
すごく損した気持ちだった。
帰ってからパンフレットを読んだりして、
もう一度、ちゃんと余韻にひたりなおしたけど。

いつもいつもいつも

蔵人

ここ一年ほど、インターネット通販での買い物の機会が増えてきた。自分の興味のある様々な種類のお店でも大概ネット通販のページが用意されている。
「一般化する」、「普及する」と言うのはこのような状況のことなんだろう。

ところで、最近自分が買い物するようになった某専門店は、迅速な応対と商品の発送がウリである。個人商店に近い組織のようで、送られてくるメールにもアットホームな雰囲気が漂っている。ネット時代の客の心をつかむコツを心得ている感じ。

今回の買い物で3回目になったのだが、発注後に届くメールの文章が以下のとおり。

初回:
この度は、「○○」をご利用いただきまして
誠にありがたく、心より感謝いたします。

2回目:
いつも、「○○」をご利用いただきまして
誠にありがたく、心より感謝いたします。

今回(3回目):
いつもいつも、「○○」をご利用いただきまして
誠にありがたく、心より感謝いたします。

さて、次回の注文後はどんなメールが届くのだろう?
今からちょっと楽しみである。

デニッシュメロンチョコ

つばさ

 最近、探しても探しても見つからないものがある。
神戸屋の「デニッシュメロンチョコ」というメロンパン。

 メロンパンは外はおいしいものの、なかが寂しい気がするから、
あまり好きではなかったのだけど、このメロンパンは別!
外は生地の上にザラメとチョコチップがのっていて、
中はチョコレートを練りこんだ生地とふつうの生地でしっとり。
外も中も全部おいしく、すごく満足感があるのだ。
まとめ買いして、毎朝食、食べていたくらい、一時期はまっていた。

 でも、夏を過ぎた頃から見かけなくなり、
同じ神戸屋のメロンパンでも違う種類の新製品ばかりが並んでいる。

 娘には「そこまでして食べたいん?!」とあきれられたけど、
今日は仕事が休みなので、車で30-40分で行ける範囲の
スーパーというスーパーを回ってみた。…でも、ない。

 ふと思いついて神戸屋のHPを見たら「関西地区限定」との文字。
「関西地区限定」といわれてうちのほうでも売ってる商品もあるけど、
これは違うのか?!

 ああ、とにかくもう一度でいいから食べさせて~という気持ち。
月曜日になったら、お客さまセンターに聞いてみよう!

つきたて

つばさ

 夕食におもちをついて食べた。
 といっても、わたしの子どもの頃のように、
杵と臼でつくのではなく、餅つき機で。

 おろしもち、きなこもち、あんころもちは
どこでも定番だろうけど、うちはそれに加えて、
白菜のおひたしを作ってそのなかにおもちを入れる、
このあたりの伝統的な食べ方と、大人向けのショウガもち、
ツナ缶にマヨネーズを加えたツナもち、
そして、納豆大好きな娘と姪のための納豆もちがあった。

 もち米の蒸しあがるなんともいえないいいにおいが
キッチン中にただよって、娘たちは食べる前から期待感でいっぱい。
こんなに食べられるのか?と思うような量だったけれど、
あっというまにみんなでたいらげてしまった。

 こんなふうにおもちがおいしく食べられる季節になったんだなあ。
冬も寒いけど、そういうふうに考えるとうれしい気がする。
 

ものぐさな食卓

蔵人

仕事の帰りにスーパーに寄って、晩御飯の献立を考えながらカートを押す。
すると、泥つき里芋の袋が「アタシを食べて」と微笑む。
いまカゴに入れている南瓜とどっちにしようかさんざん迷った挙句、南瓜を袖にして里芋を選んでしまった。冷蔵庫には牛蒡と蓮根が眠っているので丁度いいか。

里芋は嫌いな食材ではない。あの「ぬめぐちゅぅぅあー」とした食感は快感ですらある。しかし皮付きの里芋を自分で買った事はいままで殆んど無い。
皮むきが面倒くさそうだからだ。買ってから少し後悔する。
しかし、そういえば、「いまさら恥ずかしくて人に聞けない料理の基本」本があったのでそれを見る。
泥を洗って水から茹でて3~4分で引き上げ、キッチンペーパーで軽くこすると皮が取れるらしい。
やってみる。
おお、すごい。簡単だ。手も痒くならずに、これなら自分で里芋料理が一年365日作れるぞ。そんな訳は無い。

ところが、ここで喜びの余り「いまさら恥ずかしくて・・・」本を読むのを止めてしまった為に里芋のぬめりとりの作業をスキップして煮物を始めてしまった。
「ん?何だか煮汁がとろーっとしてるんだけど・・・」と気付いたときは時既に遅し。別に大しておかしくはならなかったんだけど。

煮物の味付は顆粒だしと酒とうどんスープの素と砂糖。滅茶苦茶ではない。そばつゆ・うどんスープの類はそれだけでまともな味が出せるのであとは好みで醤油や砂糖を足すだけでOK、料理苦手な人はトライしてみてください。

邂逅

ガジ

たくさんの音楽を搭載できるリンゴのロゴの
プレーヤーを入手した。
何とか、パソコン経由で音楽を取り込んで
使い始めている今日この頃。

ずい分聞いてなかった自分のCDコレクションを
この機会に少しずつダウンロードしている。
ふと、何から取り込んでいるのかと考えたら
大学時代によく聞いていたアルバムを
優先的に入れているのに気がついた。

そのころよく聞いていた、ある曲の歌詞で
「I have a friend I’ve never seen。」
というのを、
これからの人生でどんな友達に
巡り会えるのだろう?と
掴みようのない希望に想いを馳せ
その曲を聞いていたのを、ふと思い出した。

その頃から10年以上経ち、感染が発覚してけど
それをきっかけにしても、新たな友達に出会えた。
失うものばかりではないんだと、
ひょんなきっかけで再認識した。
今後もまだ見ぬ人が自分を待ってるのだろうか?
それとも自分が誰かを待っているのかもしれない。

イーグルス

つばさ

 突然、アリーナ数列目のチケットが手に入ったので、
イーグルスのコンサートに行ってきた。

 といっても、彼らが全盛の頃にはわたしはまだ小学生。
ピンクレディーのファンクラブに入りたいと願っていた頃である。
一緒に行った同世代のアメリカ人の友人たちは始まる前から興奮気味で、
リアルタイムで知らないわたしがついていけるかなと不安だったけど、
始まってしまったら、不思議なことにすごく楽しめた。

 周りを見回すと、わたしより一世代上の人たちが
手を叩きながら一緒に歌っていた。それぞれの青春が見えるようで、
なんだか、こういうのもいいなあと思った。

 最後のほうに歌った曲で、
「let somebody love you until it is too late」
という歌詞があり、そうだよなあなんて思いつつ、
なんだか胸がじーんと熱くなったりもした。

 こんなふうにやたら感慨にひたってしまうところが、もう歳?!
立ちっぱなしで疲れた体を明日に持ち越さないよう、
今からゆっくりお風呂に入って寝ようっと!