スタッフ日記 “生島”

40人以上の企業(CEO)がHIV陽性者への渡航制限の撤廃を呼びかけた

生島

昨年12月の世界エイズデーに、大企業(CEO)40人以上がHIV陽性者への入国制限の撤廃を呼びかけた。こうした企業をチェックして、普段の生活、何を買うのか、何も観るのか、何を食べたり、飲んだりするのかなどを考えたい。また、就職活動する人たちにとっては、どの企業が差別が少ないのかなどの参考になる。

UNAIDS(国連合同エイズ計画)のサイトのニュース

各国の渡航制限についてのPDF

この呼びかけにサインした企業CEOは以下のとおり。

こうした企業は少なくともHIV/AIDSに関する差別が少ないと想像できる。

Aigboje Aig-Imoukhuede, Group Managing Director/CEO, Access Bank Plc; Mark Bertolini, Chairman, CEO and President, Aetna; Cynthia Carroll, Chief Executive, Anglo American plc; Vincent A. Forlenza,  Chairman of the Board, CEO and President, BD; Debra Lee, Chairman & CEO, BET Networks; Andy Burness, President, Burness Communications; Lamberto Andreotti, CEO, Bristol-Myers Squibb Company; Muhtar Kent, Chairman of the Board and CEO, The Coca-Cola Company; Richard Edelman, President & CEO, Edelman; Mark R. Kramer, Founder and Managing Director,  FSG; Glenn K. Murphy, Chairman and CEO, Gap Inc.; Jonathan D. Klein, CEO and Co-Founder, Getty Images; John C. Martin, PhD, Chairman and CEO, Gilead Sciences, Inc.; Karl-Johan Persson, CEO, H&M Hennes & Mauritz AB; Dr. Chris Kirubi, Chairman, Haco Tiger Brands; Jean-Francois van Boxmeer, Chairman of the Executive Board/CEO, HEINEKEN NV; Victor Y. Yuan, Chairman, Horizon Research and Consultancy Group; Bong Yong Dam, CEO, Hub One International Company Ltd; Jena Gardner, President & CEO, JG Black Book of Travel; Alex Gorsky, Chief Executive Officer, Johnson & Johnson; Kenneth Cole, CEO,Kenneth Cole Productions; Dr .Titus Naikuni, MD and CEO, Kenya Airways Ltd; Chip Bergh, President & CEO, Levi Strauss & Co.; Kaushik Shah, CEO/Director, Mabati Rolling Mills Ltd; Kenneth C. Frazier, Chairman and CEO, Merck; Heather Bresch, CEO, Mylan; David J. Stern, Commissioner, National Basketball Association (NBA); Blake Nordstrom, President, Nordstrom, Inc.; Ji Yong, General Manager, Northeast Pharmaceutical Group Co., Ltd; Douglas A. Michels, President & CEO, OraSure Technologies, Inc.; Ian C. Read, Chairman and CEO, Pfizer Inc.; Tzameret Fuerst, CEO, Prepex; Bob Collymore, CEO, Safaricom; Hiromasa Yonekura, Chairman, Sumitomo Chemical; Liam E. McGee, Chairman, President and CEO, The Hartford; James C. Smith, CEO, Thomson Reuters; Mikkel Vestergaard Frandsen, CEO, Vestergaard Frandsen; Philippe Dauman, President & CEO, Viacom; Richard Branson, Founder, Virgin Unite; Melissa Waggener Zorkin, CEO, President & Founder, Waggener Edstrom Worldwide; Andy Payne, CEO, Wilderness Holdings Ltd; David Sable, CEO, Y&R; William H. Roedy, AIDS Activist and former Chairman, MTVN International

今年もよろしくお願いします。

生島

みなさま、今年もよろしく御願いします。

ぷれいす東京は誰もが「自分らしく生きられるコミュニティづくり」の実現をめざして活動している団体です。

HIV感染の不安」がある人も、「HIV 感染がわかった」という人でも、「大切な人が陽性である」である時にも、

誰もがそのことで自分の人生を制限することなく、自分らしく生きられる地域社会づくり、それが私たちの活動のゴールです。

ぷれいす東京の活動には3つの柱があります。

活動1)HIV陽性者とその周囲の人たちへの支援

電話や対面による相談サービスを提供をしています。また、当事者が安全に同じ立場の人たちと交流できるように、さまざまなグループ・プログラムを運営しています。

活動2)予防に関する活動

活動3)社会調査や外部への講師派遣、研修提供

市民が、HIVを身近に感じた際の相談が寄せられています。性行為ごとの感染の可能性に関する相談、HIV検査をうけるかどうか等の相談が寄せられます。特にHIVについて知ってもらいたいと思う人たち、男性とセックスをする男性、女性などを対象に、ピアな視点からの情報発信を行なっています。

それに加えて、いくつかのwebサイトの運営、冊子制作やニュースレター発行、社会調査の実施などにより、HIVに対する市民への情報発信を行っています。

また、、HIV感染後の生活イメージをHIV陽性者やパートナー、家族による体験談に触れていただくことを通して、多くの市民が持つネガティブなイメージを最新のものにアップデート(更新)できたらと願っています。

この団体のなかで実現できていること

こうした私たちの趣旨に賛同して、ぷれいす東京には、現在、約200人のボランティアが活動に参加しています。もちろん、そのなかには、HIV陽性者、パートナー、家族も含まれています。秋のボランティアの方むけの研修会などの際に特に実感をしますが、環境が整えば、カミングアウトは自然に行なわれるものだということを実感しています。また、それがとても心地が良いという事も、私たちは同時に感じています。

この一年で、この小さな団体のなかで起きていることがさらに、地域社会等、さまざまな方向に広がることを期待しつつ、

今年もよろしくお願いします。

特定非営利活動法人 ぷれいす東京代表  生島嗣

東京都エイズ予防月間講演会にHIV陽性者を雇用する2企業が登壇します。

生島

これまでに東京都では、3回ほど「職場とHIV /エイズ」をテーマにシンポジウムを開催してきた。

これまでの3回では企業は名前を伏せての登壇であったり、社員の教育という文脈での経験談を語ってきた。

しかし、この4回目では社名を掲げつつ、HIV陽性者の雇用の経験を話していただきます。

これまでよりも踏み込んだ内容となっています。東京都のフライヤーから飛べる東京都のサイトや、担当課への電話で申し込みができる。先着100人ですので、お早めにどうぞ。


HIV
/エイズと共に生きる~職場の同僚・上司として~

平成24年12月5日(水曜日)午後7時~午後9時

最新のHIV/エイズ医療についての講演や、HIV陽性者の雇用経験がある企業にご参加頂き、パネルディスカッションを行います。この機会を、一人ひとりがHIV/エイズを身近な問題として捉えると同時に、「だれもが働きやすい職場環境」について考える契機としていただければ幸いです。

 

lecture

第一部 講演「HIV/エイズに関する最新の医療事情」

・がん・感染症センター都立駒込病院 感染症科部長 味澤

 

 

第二部

パネルディスカッション「HIV陽性者と共に働く」

・特定非営利活動法人 ぷれいす東京 代表 生島 嗣 氏

・日本IBM株式会社ダイバーシティ&人事広報部長 梅田恵

・株式会社ワールドビジネスサポート人事部 原 健太郎

「いく」と「いくしま」は別の人。

生島

明日から、いよいよ合同研修が始まります。

今回は本当に沢山に方にお申し込みいただき、うれしく思います。

明日から、よろしくお願いします。

 

さて、時々、「いく」さんが書いた内容を「いくしま」(生島)が

書いたと勘違いしている人に、たまーにお会いします。

僕らスタッフが短い文章を書く、ぷれいす東京ニュースレター、

ネストNEWSの編集後記を丁寧に読んでいてくださる人がいて、

その書いた内容について直接お会いした時にコメントをくださる

のだが、時に、なんだがつつじつまがあわない。

 

お互いに「え?」という感じになる。

 

もしかして、このぷれいす日記の「いく」が「いくしま」だと

おもっていませんか?と確認すると、

ああ、別の方なんですね〜と納得していただく。

 

私たち、スタッフもこうした声に支えられているので、

今後とも、何か思いついたことがあれば、

どうぞお気軽にお声かけください。

陽性者限定ですが。学習会のご案内。

生島

新たに [専門家と話そう] シリーズがスタートする。

 

初回のゲストは村松医師だ。東京医科大の若手医師で、

患者さんの評判も高い。村松医師には、 臨床現場での経験をもとに、

HIV陽性者と性感染症をテーマに話をしていただく予定。

 

HIV陽性の人にとっても性行為でうつる病気のことは、

しっかりと勉強しておきたいテーマだ。ワクチンのことなど、

事前に知っておくと役立つ情報も、きっと得られるのではと思う。

また、最近、話題になっているのは、C型肝炎が性行為でも感染すること。

複数の事例が複数の医療機関から報告されている。

 

なかなか診察室では聞きづらい内容を、

この機会に、ぜひ聞いてみませんか?


詳細はこちら

第7回「感染症の専門医と話そう」

6月24日()19:30 村松 崇さん(東京医科大学病院 臨床検査医学科 医師)

http://web-nest.ptokyo.org/program/index.htm#senmonka

村松崇医師のプロフィールはこちら

http://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/shinryo/rinsho/staff/00900.html

HIV陽性者と地域診療をテーマにA&Sフォーラム

生島

当団体の理事でもある。根岸ドクターが話す下記フォーラムが開催予定です。根岸内科診療所にすでにお世話になっている人も多いでしょう。私も体調不良の時に、なんどか診ていただきました。なかには、まだ、いったことはないけども、どんなクリニックなのか、とても興味があるという方もいるでしょう。そんな方には好都合な企画です。根岸内科診療所のスペースで、根岸内科診療所のこれまでの歩みが聞ける。そんな市民向けのフォーラムです。 

詳細はHATプロジェクトのブログへ http://asajp.at.webry.info/201010/article_1.html


 第103回エイズ&ソサエティ研究会議フォーラム
 「HIV陽性者と地域診療 〜ねぎし内科診療所の経験から」

日時 : 11月10日(水)午後6時半〜8時
場所 : ねぎし内科診療所(地下鉄丸ノ内線四谷三丁目下車1分、光明堂ビル5階)
       http://www1.odn.ne.jp/negishi-naika/basho.html
講師 : 根岸昌功医師(ねぎし内科診療所所長)
司会 : 長谷川博史JaNP+代表
参加費 1000円(資料代)
お問い合わせ info@asajp.jp

5月29日の活動報告会トークゲストは必見!

生島

今年の活動報告会のトークコーナーのゲストには、ホームレス支援団体「もやい」のうてつあきこさんをお招きします。もやいは、生活困窮者の支援をする有名なNPOです。ぷれいす東京に相談にくる人のなかにも、家を借りる時の保証人がいない方など、お世話になった方がいました。

先日、うてつさんと打ち合わせを行いました。ホームレス支援をする保健師で訪問看護をする人というキーワードから肝っ玉母さん的な力強さをイメージしていましたが、お会いしてみると、ぜんぜん違っていました。いい意味で裏切られた感じです。とても率直に気持ちを表現される方でした。

うてつさんは、もやいのサービス利用者のなかの有志とカフェを立ち上げます。その結果、孤立しがちな貧困とともにある人々が、カフェに立ち寄ることで、誰かとのゆるりとしたコミュニケーションを手にいれることができる場をつくります。さらに、有志をつのり、東チモールのコーヒー生産者から、フェアトレードで輸入したコーヒ豆を自分達で焙煎し、そして販売するというプロジェクトを立ち上げます。

何かを新しく立ち上げるって大変なことです。そんななかで、スタッフとして、女性として、医療者として、感じていたことを、戸惑いなどをお聞きする予定です。みなさま、お楽しみに!

5月29日 ぷれいす東京活動報告会
ゲスト:うてつあきこ(特定非営利活動法人もやい)
http://www.moyai.net/

うてつあきこ プロフィール
2003年8月より、もやいのボランティアスタッフとして活動に参加。2004年6月、「サロン・ド・カフェこもれび」を当事者と共に立ち上げる。2005年12月より、こもれびコーヒー焙煎プロジェクトを立ち上げ、2007年1月「こもれびコーヒー」販売開始。現在も、<もやい>のスタッフとして、交流サロンとコーヒー焙煎のコーディネーターを務めている。保健師。1995年より訪問看護に従事。著書:『つながりゆるりと小さな居場所「サロン・ド・カフェ こもれび」の挑戦』著者:うてつあきこ、自然食通信社(2009年)