スタッフ日記 “さとう”

紅葉

さとう

記録的な酷暑が続いた今年の夏だっただけに、秋に入ってからの冷え込みが寒さに感じるのは僕だけでしょうか。人の体の順応力に改めて感心している今日この頃です。

先日、無理をして紅葉狩りに行ってきました。この日しか出かけられないというタイミングで、午後から車を飛ばしたのでした。TV番組で知った富士山の絶景スポット「紅葉台」夏のある日、その情報に誘われて訪れたのですが、今回は紅葉が始まる季節、富士山が夏の時よりも近く感じました。頂上は僅かに雪を抱いていて、青木ヶ原の樹海の緑の中に、赤やオレンジの模様が星屑のように散りばめられてました。

思わず「ヤッホー」と叫びたくなる絶景。丁度夕日が本栖湖の先に沈んでいき、富士山が赤く染まっていく。そして夜のカーテンが少しずつ辺りを包んでいく。こういう瞬間に生きていて良かったと思うのです。

皆さんも秋色の景色を探しにいきませんか?DSCN4396

ありがとう

さとう

 

ピクチャ 1前回日記に書いた「RENT」のトークショーはとても楽しかった。HIV/エイズに関して、田中ロウマさんとソニンさんと2人の陽性者でのトーク。それぞれのHIVへの関わり方、RENTの役柄に込めた思い、RENTとの繋がりなど…。当初30分の予定を遥かにオーバーして45分間。

客席も熱かった。季節外れの台風の中、大勢の方が残って聞いてくれました。僕は人前に出るきっかけを話しました。恋愛話に突っ込みが入ったり、終わる間際にはロウマさんから「勇気を持って出てきてくれて、ありがとう」とエールを贈られました。

楽屋口から出てきたのですが、たぶんおふたりの追っかけ?の女性たちが、僕たちに握手を求めてきて、びっくり。まさか田中ロウマとは間違えられたりはないと思うですが…(笑)

でもこうして握手を求められたりすると、味方は大勢いるのだなぁと感じます。まだまだ社会での受け入れは進んでいないと思っていても、もしかすると見えないところで何かが動き出しているのかもしれません。一歩ずつ歩んでいきたいです。

新しいステージ

さとう

今年の10月は何かとバタバタしていました。事務所の移転の準備は予想以上に大変なものでした。僕は4年前に自宅の引越しを経験していますが、やはりその時とは比べ物になりません。それでも引っ越してみると、前より住みやすい環境になったと思います。事務所らしい事務所です。新しいスタートですね。

ところで僕にとっても今年は新しい動きのある年でした。「ETV特集」でHIV陽性者として顔を出したことです。そして今度は10月30日(土)の「RENT」チャリティーウィークの「RENTとHIV」に登壇することになりました。田中ロウマさんとソニンさんと他の陽性者と4人で対談です。どんな感じになるのか今から楽しみです。

最近、若者の中でHIV陽性者として話す機会がありました。若いうちからHIVに関心を持って、様々な活動をしてという真っすぐな姿勢を見ていると、こちらまで嬉しくなってしまいます。少しずつ関心が深まっていくといいなぁと思います。この秋とともに…。

少数と多数

さとう

ご無沙汰しています。僕が日記を書かないうちに猛暑も過ぎ去ってしまいました。急に寒くなったので、風邪など召されていないでしょうか?

先日aktaで行われた「エイズはじめて物語」に参加してきました。根岸先生のお話だったのですが、日本の感染症対策の根本、根っこをお聞きした気がしました。コレラ⇒ハンセン氏病⇒HIV/エイズ⇒新型インフルエンザと続く対策の陰には、幕末から明治にかけて活躍した長與專齋の感染症に対する考え方が根強く残っているのだと教えられました。「多数の者を助けるためには、少数の者をいとわぬべき」という考え方。

根岸先生は、急性と慢性の感染症の対策は違わなければいけないと論じていました。まさに慢性の感染症に対する考え方が確立できていないのだと思います。

でも根岸先生のお話の中で心強かったのは、必ずプラスに動く力と、マイナスに動く力が出て来ると話されていたことです。僕も
プラスの力をひとつでも増やすための活動でなくてはいけないと、改めて感じました。

リーン、リーン。

さとう

「猛暑日」「熱中症」「熱帯夜」世の中のニュースは暑いものばかり。まあ8月だから許そう。でも9月以降も続きそうな勢いが少し怖いよ。

今日は夕方、郵便局に出かける用事があって、緑の木立の公園のあたりを抜けていくと、少し涼しい風が吹いていて、つくつくぼうしに混ざって、コオロギやらスズムシたちが、何だか申し訳なさそうに鳴いていた。秋の虫たちも待ちくたびれているのかな。だってそろそろ夜は鳴いてもいい時期だもの。

こうしてみると都会のど真ん中で、昔からの風情を楽しめるなんて、贅沢なものだと感じる。僕も秋が待ち遠しいよ。リーン、リーン。

時の過ぎ行くままに

さとう

40代以上の方なら、沢田研二を思い出したかも…。相変わらず暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。立秋を過ぎたんですけれどねぇ。

ぷれいす東京も来週8月12日木曜日から18日水曜まで、事務所及びネストが夏休みに入ります。ポジティブラインやその他の電話相談は通常通り、相談を受け付けています。

夏休み中に東京プライドパレードもあります。楽しみですね。

今使っているパソコン、あんまりです。だって「プラ井戸」って誤変換するんですよ。(笑)

さまざま

さとう

昨日、開催中の「Rainbow Arts 2010」に行ってきました。芸術作品に触れると、心が動いたり、洗われたりします。比較的暑さは和らいでいましたが、それでも真夏のひととき、楽しまさせて頂きました。作者とお話ができることも、楽しみのひとつなんです。

そして「東京セレソンデラックス」の2010年本講演「くちづけ」を見てきました。プラチナチケットで手に入らないと思っていたチケットを偶然手に入れることができたのです。

「くちづけ」は、軽い知的障害の方のグループホームが舞台。笑いあり、涙あり、泣き笑いありの構成です。知的障害の方も差別と偏見に曝されていて、その現実もしっかりと捉えていました。とてもHIVに通ずるテーマで、自分のことともかぶってしまい、何度も涙を流しました。愛することの切なさも…。

いろいろと考えさせられた1日でした。

酷暑お見舞い申し上げます

さとう

なんなんでしょうね。この暑さは…。東京でも4日連続。熱中症に気をつけてくださいね。僕は人工透析を受けていますが、水分とミネラル調整が難しい身体です。でもこの暑さですから、あまり制限を気にしないで、水分補給をしています。

ところでネット環境が整ったことって、素晴らしいですね。土産話は戻って来てから聞くものだと思っていますが、おーつきさんの報告が、すぐに東京で見れるのですから…。それにしてもふたりはいいなぁ。気温を確認したら最高気温が20度に満たない。

みなさん、水分と栄養を上手に採って、暑い夏を乗り切りましょう。

清々しい思い

さとう

「ETV特集」ご覧になって頂けましたでしょうか。自分としてはでき過ぎな感じです。この間の僕の回りでの収録は、たぶん15時間くらいに及んだでしょうか。出演が11分と聞いた時には、短く感じましたが、実際にON AIRされるとかなりありました。顔がUPだし…。でも終わった瞬間になんだか清々しい思いがありました。いろいろと手を尽くして、顔出しをして良かった。

その後「こういう番組が欲しかった」という賞賛を頂いたり、薬害のことが抜けてたんじゃない?とか、幸せな人ばかりじゃないんだ!とか、もっと基本的なことも説明して欲しかった…とか。様々な意見が寄せられました。

90分のドキュメンタリーで全てのことが表現できるものでもなく、できることなら第2弾以降も続けて欲しいと願っています。この番組から、新しい流れに繋がって行くことを期待しています。

種明かし

さとう

ミステリーツアー、楽しかったです。

最初、新白河で下車すると聞いた時は、近すぎたので、少しがっかり。しかしそれからが…。バスでの走行距離528km、とても過酷な旅でした。福島〜宮城〜山形と3県を走破。予想していた蔵王のお釜にも行ってきました。

さくらんぼ狩りには、まだ早かったけれど、初夏の味覚も満喫しました。次回は佐藤錦が美味しい時期に行きたいものです。梅雨に入る前のひとときを楽しみ、リフレッシュできましたよ。