スタッフ日記

角煮お願いします

さとう

活動報告書を作成している。締め切りがだんだん近づいていて、とても焦る気持ちと、なんとかなるさという気持ちが入り乱れる。

集中している時に限って、笑えるようなできごとが起き、力が抜けるもの。今日は報告文を作成中、別のスタッフに確認をお願いしようと思ってコメントをつけていたら、「角煮お願いします」となっていて、クスッと笑った。

で、今こうして、頭皮の時間に入っている。(変換違いが面白かったので、また笑った)何をしているんだか。

A肝注意報。

かとう

今、特にゲイやバイセクシュアルの男性の間でA型肝炎が大流行中です。
20年程前にも流行ったことがありましたが、今回はなかなか収束する気配がないのだそうです。

ゲイのための情報発信サイトGENXYに、A型肝炎についての記事が掲載されています。
(協力:東京都、ぷれいす東京)
感染リスクの防ぎ方やワクチンなどについても載っています。

“アナル舐め”に注意!ゲイの間で「A型肝炎」が流行中

いくら流行しているからと言っても、この流行りには乗りたくないですよね。

好天にめぐまれて

はらだ

昨日のぷれいす東京のお花見は、83名の方が参加して、
盛会のうちに無事終了しました。

参加してくださったみなさま、持ち寄りの品やカンパをくださったみなさま、
朝から場所取りや砂埃対策、買い出し、荷物運び、片付けなどを手伝って
くれたみなさま、ありがとうございました。

お天気の心配をせず、桜の花も見頃のお花見は本当に久しぶりだったように
思います。おりしも新年度初日でしたが、気持ちよく新年度のスタートを
きれたような気がしています。

次は、活動報告会です。5月27日(日)の14:20から、新宿区戸塚地域センターでの
開催が決まりました。トークコーナーのゲストは、インターネット上で自殺予防の
アウトリーチ活動を行っているNPO法人OVAの伊藤次郎さんです。
みなさま、ぜひご参加ください。

詳細は、http://ptokyo.org/news/9608

映画「BPM ビート・パー・ミニット」いよいよ公開

生島

3月24日(土)からいよいよ公開です。この映画はぜひ、音響がよい映画館で見るのがおススメ。BPMとは「音楽のテンポ」、「心拍の速さ」を表す単位らしい。治療法が確立しない時代を生きた若者たちの鼓動に触れてください。

1996年7月カナダで開催された国際エイズ会議で画期的な治療法の効果が発表された。この映画はその直前のストーリー。元ACT UPパリのメンバーだった監督が当時の様子を映画として再現している。

本当にディテールがよくできている。HIV陽性者と陰性者の活動家同士の恋愛。学校現場での性教育のありかた。政府や企業と患者団体との距離感や関係性。エイズの出現によって社会が変えられてきたことは、実は沢山ある。それが感じられる映画。もちろん、全くかわっていないものもあります。

昨年の11月23日、TOKYO AIDS WEEKS2017で国内初の試写会を開催しました。著名なフランス語の字幕担当者(松浦美奈さん)されているのですが、縁あって字幕監修者を専門医の協力を得ながらさせていただきました。アカデミー賞の候補になると期待されていたのですが、残念ながらノミネートされなかったのです。長く上映してほしいのですが、期間がどのくらい続くか不明です。ぜひ、早めに見にいってください。

鑑賞の注意としては、セックスシーンがあります。それと、パートナーを看取ったことがある人が「ちょっと辛かった」といっていたので、まだ整理ができたない人は無理しないでくださいね。

繰り返しになりますが、この映画、生きる鼓動を感じる映画なので、ぜひ映画館で見てください。

BPM公式サイト
http://bpm-movie.jp

Living Together のど自慢 49

さとう

Living Together Loungeの定期開催がなくなってから、のど自慢は貴重なイベントとなっている。

僕がHIV陽性者として活動する力をもらったのは、Living Together Loungeという場所の存在が大きかった。自分の手記を朗読するという経験をさせてもらい、いろいろな意味で僕を育ててくれた場所だから。

のど自慢も思い出がある。朗読+感想+カラオケで、パートナーへの感謝の気持ちを伝えた。Loungeにしても、のど自慢にしても、誰もが参加できて、誰もが安心できて、温かく包み込んでくれる空間で、とても貴重。そしてHIVのリアリティを感じられる場所としての存在も貴重だ。

明日(3/21祝)、今年2回目ののど自慢が開催される、なかなか都合が合わず、参加できていないので、参加しようと思う。どなたでも参加できるので、ぜひお越しください。

この画像をクリックすると詳細の情報が見られます。

さくらの季節

さとう

今年の冬は寒くて、春が待ち遠しかった。まだまだ朝晩は冷えるが、日中、陽が差すと一気に初夏のような陽気になる。昨日、東京のソメイヨシノは開花宣言。僕の予想より1週間も早い。ということは今年のぷれいす東京のお花見は、散りかけで寂しいか、まさかの葉桜か。2ヶ月も前に予想するのは難しいな。せめて花吹雪の中のお花見だったら、幸せなのにな。

ところで今日は、月に1回のホットラインのミーティング。終わってから事務所で仕事をしている。春は、桜餅だよね。濃い緑(ミスタッチして「恋戻り」と打って、少し心が温かくなったりして)のお茶を合わせると幸せになる。

BGMは「さくら」シリーズ。どうも切ない曲が多い。巷ではどんなドラマが巡っているのだろうか。恋していますか?さくら恋。どうぞ散りませんように…。

ぷれいす東京 お花見の情報はこちら。

最近のLGBT事情

さとう

LGBTのことは、取り上げられることが多くなったし、様々な意見があると思います。表に出るということは、当然摩擦は起きるわけで、今まさに正念場なのではないかと感じるこの頃です。

ハードディスクに録画ができるようになってから、ドラマをよく見るようになりました。NHKのドラマ10「女子的生活」ではトランス女性が主人公で、ゲイの僕としては知らないことも多く、見てよかったなぁと思います。

昨年、フジテレビではLGBTにとっていろいろなことがありましたが、今放映されている「隣の家族は青く見える」はとてもよくできたドラマだと思います。主人公は妊活をしている夫婦(深田恭子さんと松山ケンイチさん)です。同じコーポラティブハウスに住む別の家族には、子供を作らないことを決めている夫婦、子供を産むことが女性の一番の幸せと思っている奥さんに、離職したことを口止めされている旦那の夫婦。それとクローゼットのゲイ男性と恋人のオープンリーなゲイ男性のカップル。

多彩な人間模様の中で、とても自然に妊活のこともゲイのことも扱われています。偏見する人がいて、そういうことじゃいけないんじゃない?というセリフがある。よくできているなと感心しています。フジ、やればできるじゃん。と思いました。

3月には田亀源五郎さんのNHKのBSプレミアムで「弟の夫」が控えていて、ドラマの中でのLGBTの扱い方が、少しずつ変わってきてるなぁと感じます。

HIVのことを扱っているドラマは少ないですが、今後は元気に生きているHIV陽性者像が見える形のドラマができるといいなぁと思う今日この頃です。

画像は、スタッフからいただいたチョコレート。

変則のファンタジー_日本版。

かとう

国際舞台芸術ミーティング in 横浜(TPAM)というイベントが開催されます。
舞台芸術に取り組む国内外のプロフェッショナルが、公演やミーティングを通じて交流する国際的なイベントです。

TOKYO AIDS WEEKSでの合唱活動やその他いろいろなご縁から、この中のプログラムの一つに生島代表と私が出演することになりました。
演目は韓国発の『変則のファンタジー』という作品。
かつて韓国で流行した「女性国劇」に人生を賭けた女性が主人公の舞台です。
社会的に可視化しづらい存在の連帯を、舞台と歌を通じて実現する…という意図の下、ゲイ・コーラスのメンバーとして出演します。

一昨年韓国での初演の後、昨年は台湾でも上演されたそうです。
舞台に携わる方々が世界各国から参加するイベント。
初めての経験に、私もワクワクしています。
ご興味とお時間のある方は、ぜひ会場にお越し下さい。

 

変則のファンタジー_日本版

【日時】 2月17日(土)16:00/2月18日(日)15:30  上演時間:1時間
【会場】 KAAT神奈川芸術劇場ホール(横浜市中区山下町281)
※2日目の12:00からは、関連作品として韓国ゲイ・コーラスのドキュメンタリー映画『ウィークエンズ』の上映もあります。

https://www.tpam.or.jp/program/2018/?program=anomalous-fantasy


↑昨年の台湾版の様子

急募! ペットの預かり、里親を募集中です。

生島

アルマさんが茨城動物指導センターから二匹を引き出してくれました。
センターには60匹以上の犬がいるそうです。アルマさんのブログはこちら。
この二匹の里親になっても良いというかた、アルマさんにご連絡ください。
本人も安心して治療に専念できそうです。(2/8)
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ご報告です。1月30日に、動物愛護団体が茨城動物指導センターに働きかけてくれて、引き取りがOKとなりました。この愛護団体さん(アルマ東京ティアハイムというシェルターを運営する動物愛護団体ALMA)さんに寄付などをして、このわんちゃんたちが引き受け先が見つからない場合には保護をお願いしたいと思います。皆様、ご協力、ありがとうございました。ご本人は来週から入院の予定です。(1/31)

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ぷれいす東京から緊急のお願い。HIV陽性者の飼い犬のあずかり先、里親探しの協力依頼です。

この投稿は、飼い主にweb環境がないため、私が代理で投稿しています。すでに、地元の動物指導センター、保健所には相談済みです。また、いくつかの動物シェルター、愛護団体にも相談していますが、いまだに、受け入れ先がみつかっていません。

飼い主が体調を崩してしまい、都内の拠点病院に入院が必要なのですが、身寄りがないため、入院できないでいます。飼い犬の面倒を見ていただける方、里親になっていただける方をさがしています。

ミニチュア・ダックスフントが2匹、12歳と6歳がおります。現在の居住地は茨城県内(東南地区)です。

本人は医師から入院しての治療が求められていますが、ペットがいるため、入院ができないといっています。

もし、アドバイスがあれば、教えていただければ幸いです。いくつかの動物シェルターには相談しましたが、動物愛護団体経由でないと定員がいっぱいで対応できない。webでの里親探しは協力するというアドバイスをうけています。お手伝いいただける、団体等(個人)をご存知でしたが、ぜひご紹介ください。

よろしくお願いします。

 

■マリン(茶)
性別:めす 年齢:6歳 体重:4KGくらい
不妊手術:無し
ワクチン接種の有無:購入時のみ
既往症の有無:無し

ワクチンは、ペットショップの購入時にしていますが、
それ以降はしていないそうです。

■アクア(黒)
性別:おす 年齢:12歳 体重:13KG
去勢手術:無し
ワクチン接種の有無:購入時のみ
既往症の有無:無しですが、ときどき、オシッコの始末ができないことがあります。

経過
1月18日:ワクチン接種、診察、避妊、去勢をしていないことがネックとなり、受け入れ先が見つかりません。本人の同意を得て、地元保健所にもヘルプ依頼。
1月19日:友人の獣医の協力で茨城で無料でワクチン接種、検診をしてくれる医師がみつかりました。しかし、移動に車で1時間の距離。
1月21日:保健所、動物指導センターも個人からの受け入れはしていないという回答。NPOやカフェも基本、ワクチン接種、去勢、避妊が必要で、引き取り時にも有償での受け入れ。経済的に困窮している本人は支払いが難しい状況です。
1月26日:いよいよ、本人も入院しないといけないタイミング。ボランティアスタッフがネット上で受け入れ先を模索中。

ご協力、よろしくお願いします。

ぷれいす東京  生島嗣
特定非営利活動法人ぷれいす東京 代表 / 相談員
〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-11-5 三幸ハイツ403
Tel: 03-3361-8964(月~土12-19時 ※祝祭日を除く)
E-mail: ikushima@ptokyo.org
URL: https://www.ptokyo.org/

 

ごあいさつ

生島

新たな年を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。

昨年は第31回日本エイズ学会学術集会が東京中野区内の、中野サンプラザとコングレスクエア中野において開催され、生島が大会長を務めさせていただきました。
この開催にあたっては、臨床分野からは岡慎一さん(国立国際医療研究センター)、基礎分野からは俣野哲朗さん(国立感染症研究所)に多大なお力添えをいただきました。また、総勢31人のプログラム委員のみなさまと一緒にプログラムを編成させていただきました。エイズ学会会員のみなさまからは、320演題の投稿があり、口演、ポスターとして発表をしていただき、活発な議論がされました。

参加者は、1,500を超える方々が、国内はもとより海外からもご参加いただきました。海外ゲストとして、タイ・台湾・中国・ドイツ・スイスなどから専門家や活動家をお招きし、特にアジアとのネットワークをより強固にする機会となったのではと思います。

新しい試みとして企画されたプログラム、次世代を担う医療者・支援者向けのユースプログラム、HIV陽性者によるスピーチプログラムはいずれも好評で、次回以降の学術集会にも引き継がれていく予定です。

また、TOKYO AIDS WEEKS 2017が中野区と共催で同時期に開催されました。企画・運営にあたっては、山縣真矢さん(NPO法人東京レインボープライド)に代表をお引き受けいただき、高久陽介さん(NPO法人日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス)に事務局という大変な労務を引き受けていただき、13人の運営委員をまとめていただきました。その結果、22イベントのべ1,500人の市民に参加していただきました。

また、恒例のGay Men’s Chorusが今年も開催され、エイズ学会会場である、コングレスクエア中野にて演奏され、大変に好評でした。

第31回日本エイズ学会プログラム委員のみなさま、TOKYO AIDS WEEKS 2017運営委員のみなさま、行政、企業やブースで出展していただいた団体のみなさま、ボランティアで開催に力を貸していただいたみなさま、本当にありがとうございました。

第31回日本エイズ学会学術集会・総会、TOKYO AIDS WEEKS 2017については個々のサイト内で、報告をさせていただきますが、まずは「ぷれいす東京NEWS」にて、関わった方々の声に触れていただければと思います。
ぷれいす東京NEWS 2018年1月号(学会・TAW2017報告号)
 

第31回エイズ学会学術集会・総会 http://aids31.ptokyo.org
facebook https://www.facebook.com/31AIDSjp/
twitter https://twitter.com/aids31jp
instagram https://www.instagram.com/aidsjp/

第31回日本エイズ学会学術集会・総会 会長
特定非営利活動法人 ぷれいす東京 代表
生島 嗣