スタッフ日記

自分のカラダの「すべて」を知ろう。

かとう

毎年ぷれいす東京は、HIV検査の情報発信に関して東京都とコラボしています。
検査を受けることのメリットを知ってもらうことを目的として、実際に検査所を訪れて検査の手順を追い、メディアに記事を書いてもらうのもその一つ。

現在は主にBadi、サムソンといったゲイ雑誌に掲載をしています。
今年はそれに加えて、LGBTのための情報発信を行なっている「GENXY」というWebサイトにも取材を依頼しました。
その記事が、昨夜アップされました。

http://genxy-net.com/post_theme05/pt2017/
モデルさんが主人公のストーリー仕立てになっています。
彼氏にフラれてヤケになり、リスキーな行為をした主人公が、南新宿検査・相談室で検査を受けるところから始まります。
検査の結果が「陰性だったら/陽性だったら」という選択肢があって、それぞれの場合について情報やアドバイスが掲載されています。
モデルさんのセクシーショットも満載で、東京都がこれを受け入れたのは驚き(笑)。

GENXYの担当者さんもとても力を入れて作って下さいました。
ぜひ周囲の方にも紹介して広めて下さい。
東京都内の検査所に関する情報は、東京都HIV検査情報Webがとても便利です。

卒業式で泣かないと…

さとう

みなさんにも卒業式の思い出が、それぞれあると思います。僕の中学・高校の思い出は、大泣きして、恥ずかしく思ったことかな。あの頃は「男の子は涙を見せるものではない」というプレッシャーがあり、人前で泣けないものでした。「卒業」というタイトルの曲もいっぱいありますが、斉藤由貴さんの曲が一番懐かしいと感じている今日この頃です。

実は、社会人になるときに単位を落として、大学を卒業できない事態に。会社に話すとそのまま就職できることになり、夜間大学だったため、仕事をしながら落とした単位を取るつもりでした。結局、両立は難しく中退。転職を考えるたびに、中退という微妙さが大きくのしかかっていました。

3年前から通信教育で卒業を目指していて、この度無事に卒業と相成りました。3/24卒業式に出てきます。アフターの食事会も…57歳最後の思い出に。「ああ卒業式で泣かないと、冷たい人と言われそう…」冷たい人と思われてしまうかもしれません。

バレンタインデー

さとう

昨日、地元のスーパーで、チョコレートの展示棚を引き上げていた。それを見て、そうかバレンタインデーは昨日だったのかと気づいた僕。マツコの番組に出ていた楠田枝里子に影響を受けて、チョコレートは買ったけれど、忘れていました。
「この思いをどう伝えようかな」と考える気持ちを忘れてはいけないですよね。改めて反省しました。

第31回日本エイズ学会の会長に指名されました

生島

今年11月に開催される、第31回日本エイズ学会の会長に指名されました。やや荷が重いので、お引き受けするかを迷ったのですが、地域で活動する仲間たちを代表する気持ちでお引き受けすることにしました。
プログラム委員会は、東京在住の基礎系、臨床系、社会系の皆様に委員に就任いただきました。また、委員ではないかたちですが、全国の皆様にもご協力いただかないと成り立ちません。どうか、お力添えをよろしくお願いします。
また時期を合わせて、TOKYO AIDS WEEKS 2017も開催予定です。こちらは市民参加型のイベントです。こちらの方も、どうぞよろしくお願いします。
ぷれいす東京代表 生島嗣

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日本NPOセンター❌電通によるポスター展に参加

生島

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日本 NPO センターと電通のコラボによる「ソーシャル・ポスター展」に参加した。

この企画では、電通の社員が社会貢献の一環でNPO団体の取材をし、その団体が取り組む社会課題や活動を紹介するものだ。NPO69団体に電通グループ社員132名が参加したという大掛かりなもので、200枚以上のポスターが生まれたらしい。NPOとクリエイターとのマッチングは、SDG’s(国連「持続可能な開発目標」)を参照にしたという。

メインのコピーは、
「うつらないよ ちゃんと治療しているから。」

コピーは以下のようにつづく。
「そうなんです。HIVは、早期治療によっては、人への感染をおこさない状態まで回復できる時代です。」

最初、電通の男性社員の方が来所したのだが、体調をくずしたということで、以下の二人が来所し、ポスターを短期間で完成させてくれた。「よ」がシーツのなかにもぐっているデザインがとても良いと思う。
株式会社 電通、デザイン:加藤 好郎、コピー:尾花 真由美

クリエイターチームには、HIVの治療の進歩は目覚ましく、早めに感染を知り、きちんと治療をすることで感染は起こらない状態が実現できていること。しかし、HIV陽性であるとカミングアウトをすると、必要以上に避けられたり、差別されたりすることが今でも多くあること。セックス場面に限らず、こうした社会の認識をどうアップデートするのかが課題だというような話をした。私たちの社会の課題は、自分の感染に気づかずにいる人たちをいかに少なくするかであって、既に医療的なケアを受けている、ウイルスをコントロールしている人たちを差別や区別をすることではない。この話から、クリエイターたちはこのビジュアルを導き出してくれた。

最近、ヨーロッパでのパートナー研究の結果が発表され、ウイルスを抑制できていれば感染が起こらないことが実証された。もちろん、性感染症があるのでHIV陽性者は自身の健康を守るため、コンドームを使うことが望ましい。それは、治療中のHIV陽性者から他者への感染を防ぐという文脈ではなく、陽性者自身の健康を守ることが目的となる。

Sexual Activity Without Condoms and Risk of HIV Transmission in Serodifferent Couples When the HIV-Positive Partner Is Using Suppressive Antiretroviral Therapy
来年はこうしたコラボレーションを通して学ばせていただいたことを、より広い市民にも伝えて行きたいと考えている。

ケーキとゲームとビンゴと笑顔。

かとう

陽性者限定の年末パーティ、昨日無事に終了しました。

なかなかお申し込みが増えずにヤキモキしていましたが、蓋を開けてみれば50名ものみなさんに集まって頂きました。
買い出しや会場設営、受付、場の盛り上げなどでボランティアさん達にもたくさんお手伝い頂きました。

昨年の反省を活かし、なるべくいろいろな方と交流できるように心掛けたつもりです。
伝言ゲームやビンゴ大会など、楽しんで頂けたでしょうか。

クリスマス・イヴ前日ということで、ケーキもご用意。

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来年もさらに楽しいイベントになるように努めます。
今年いらっしゃることができなかった方も、次回はぜひぜひ。
参加頂いたみなさん、ありがとうございました。

もう今年も残りわずかですね。
どうぞ良いお年をお迎え下さい。

そして、Merry Christmas♪

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お世話になった中村キースヘリング美術館のPoP Upツアー

生島

12月10日(日)TOKYO AIDS WEEKSのゲイ男性合唱のなかで、朗読もしていただいた、中村キース・ヘリング美術館さんが、ミュージアムショップPoP Upツアーで、この日曜日まで、新宿のマルイに出店しています。HIV系のNGOのフライヤーも配布してくれています。

近くにいかれたかたは、ぜひ、お立ち寄りください。

新宿マルイアネックス 2Fイベントスペース(新宿伊勢丹向かい)
2016年12月1日(木)〜12月25日(日)

中村キース・ヘリング美術館
ミュージアムショップPoP Upツアー

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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000022359.html

 

Gay Men’s Chorus

さとう

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昨年はシフトの関係で参加できなかったので、今年はどうしても生で見たかった。会場の国立国際医療研究センターのアトリウムは、吹き抜けになっていて、ガラス越しに冬のやわらかな日差しが差し込んでいた。その空間いっぱいに優しくも力強い男声合唱が響き渡った。

HIV陽性者の手記(感染がわかって、そのことを恋人に伝えたけれど、受け入れてもらえなかった思いが書いてあった)を基に作られた「大空」を除いては、誰もが知っているような楽曲を選んでいた。人の声は温かい。心や体を包み込んでいく。目を閉じてみた。男性だけだと派手さはないけれど、深いところまで、声がズシンと入ってきて、それでいて柔らかな羽毛に包まれている感じになる。

松田聖子メドレーで、「瑠璃色の地球」というゲイである僕の心を鷲掴みする選曲されていて、嬉しかった。そして圧巻は中島みゆきの「誕生」だ。十何年前にぷれいす東京の「Voice」で初めて知り、涙でボロボロになった曲。コーラスで聞くとジーンとくる。自分がこの世に生を受け、今生きていることを励ましてくれる。

素敵な会場を提供してくれた国立国際医療研究センターの方々、ボランティアでサポートしてくれる人たち、合唱に参加してくれた人たち、指揮者やピアニストに裏方の人たち、会場にわざわざお越しいただいた人たち、病院の患者さん、すべての人たちの声がまとまったアンコール曲「上を向いて歩こう」が何と言っても素敵だった。幸せが雲の上や空の上にあるのではなく、今ここにいる人たちの上にある。きっと幸せになれるよ。と聞こえていた。

[セットリスト]

  • Clim’b Ev’ry Mountain
  • I Dreamed a Dream
  • 松田聖子メドレー(青い珊瑚礁〜赤いスイートピー〜瑠璃色の地球)
  • 誕生
  • 大空
  • 上を向いて歩こう(全員で)

Gay Men’s Chorus 一緒に歌います。

生島

Gay Men’s Chorus for Tokyo AIDS Weeks 2016
去年大きな反響があったゲイ男性コーラスですが、
今年も、12月10日(土)16時〜国立国際医療研究センターで
ミニコンサートが開催されます♪ 今年は1参加者としてコーラスに参加します。
すばらしいコーラスになりそうです。ぜひ、お越しください。

詳細は→http://www.ptokyo.org/news/7113

 

歌で繋ぐ気持ち。

かとう

昨年初めて開催し、ご好評をいただいた「Gay Men’s Chorus for TOKYO AIDS WEEKS」。
ゲイ男性の有志メンバーによる合唱ミニコンサートを今年も開催します。

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会場は今回も国立国際医療研究センター。
昨年参加してくださったメンバーを中心に、広く参加募集を行なったところ、トランス男性を含むたくさんの方々が集まってくださいました。
今回はさらにパワーアップした演奏をお届けできたらと思っています。

日本一多くのHIV陽性者の治療を行なっている病院でこうしたコンサートを開催することは、とても意味のあることだと思っています。
患者さんはもちろん、ご家族や周囲の方々、医療関係者などがゲイによる合唱を聴いてくださることになります。

「ゲイ男性(トランス男性を含む)」と限定したことが、「HIV/エイズ=ゲイの病気」というイメージを強めるのではないか…というご指摘もありました。
普段「患者」としてしか接していないゲイの別の一面を見てもらうことが、このイベントの目的の一つでもあります。
HIVもゲイも言わなければ分からないことが多いものです。
見えなければいないことにされてしまう。リアリティも失われてしまう。
僕たちは確かにここにいて、そして歌っています。
HIVを持っている人もそうでない人も、そしてどちらか分からない人も、みんな同じ空間で同じ時間を分かち合える。
そういうことが伝わるといいなと思っています。

今回初めて演奏する中に『大空』という曲があります。
これは、WAVE2008という札幌のエイズ啓発イベントで、地元のある陽性者の手記をきっかけに生まれました。
「ときどき通信」という2人組のユニットによるもので、今回そのメンバーの方も札幌から駆け付けて一緒に歌ってくださいます。

これは「エイズ予防のための戦略研究」という取り組みの中で作成されたPVです。

会場のみなさんと良い時間を分かち合えたら嬉しいです。
お時間の許す方は、ぜひ会場にお越しください。
お待ちしています。

 

Gay Men’s Chorus for TOKYO AIDS WEEKS 2016

【日 時】12月10日(土)16:00-17:00(予定)
【会 場】国立国際医療研究センター 中央棟(アトリウム)地下1Fステージ
東京都新宿区戸山1ー21-1
【入場料】無料(事前申し込み不要)
【曲 目】
Clim’b Ev’ry Mountain
I Dreamed a Dream
松田聖子メドレー
大空
誕生
上を向いて歩こう

指揮:なおき Piano:ぶっち