スタッフ日記

虹の旗の下に。

かとう

東京レインボープライド2017が終了しました。

主催者発表では、5/6・7両日のパレード&フェスタ参加者は108,000人だったそうです。
パレードだけでも5,000人で、沿道から応援して下さった方々を含めると凄い人数でした。

フェスタでは、TOKYO AIDS WEEKSのブースを出展、ぷれいす東京からもたくさんのボランティアスタッフさんがお手伝いして下さいました。

6日には、ステージにて「3都市コミュニティセンターのスタッフトーク HIVとアジア〜韓国・台湾・日本 We are all Living Together with HIV in ASIA」を開催。
ソウル、台北、東京のHIVを取り巻く環境や問題点について聴ける、とても有意義なシンポジウムでした。

7日はパレード。
全部で23ものフロートが出たそうです。
みなさん思い思いの扮装をし、プラカードなどを掲げて渋谷の街を歩きました。
私は「OUT IN JAPAN」フロートに参加。
大きなレインボーの布を他の参加者の方と一緒に持ちました。
コース途中のマルイには、大きな応援メッセージが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何度も歩いたことのあるコースですが、今年ほど沿道からの応援を強く感じたことはありません。
笑顔でハイタッチをして下さる方がとても多く、多分100人以上の方と手を合わせました。
当事者の方はもちろん、アライの方々の温かい応援も強く感じました。

ゴール後、ステージでは来賓や政治家の方々のご挨拶が。
長谷部健渋谷区長を始め、たくさんの方がこのイベントに対してメッセージを発信していました。

華やかなドラァグ・クイーンやゴーゴーのみなさんもステージに。

最後は中島美嘉さんのステージで幕となりました。
初夏の空に放たれた冬の歌、とても心に響きました。

日本で最初にセクシュアル・マイノリティのパレードが開催されたのは、今から23年前の1994年。
そのパレードを主催された南定四郎さんも、今回のパレードでは元気に参加されていました。
私もその最初のパレードで歩きましたが、時代が変わっても繋がる想いがあるのだなと感じます。

いろいろな人がいて、いろいろな考え方があって、いろいろな関わり方があります。
多様性を受け入れることは決して簡単なことではありませんが、自分の存在を誰からも否定されないということは、生きて行く上でとても大きな力になります。

自分の色をレインボーに重ねて、自分らしく生きて行こうと思いました。

♪ なんでだろう〜

さとう

群馬サテライト・ミーティング(詳しくはこちら。)のチラシをメールで送ろうとしたら、エラーが出て、なかなか送れなかった。「♪なんでだろう〜なんでだろ〜」と口ずさみながら、「こういう時に、タカアンドトシがいてくれたら…」と呟いた。しばらくしてスタッフから「タカアンドトシじゃないと思いますよ」と、突っ込まれた。(笑)そうでしたテツandトモでした。

ところで日曜日のお花見に参加された方々、ボランティアで手伝ってくれたスタッフ、お疲れ様でした。例年より少なめの参加者で、さくらは少し早かったけれど、とても陽気が良く、楽しんでいただけたのかなぁと思っています。

画像は、今日の神田川のさくらです。8分咲きかな。小滝橋の交差点で信号待ちをしていた時にいた老夫婦。NPO協働推進センターでの手続きが終わって、事務所近くまで戻って来たら、小径でまたお会いしました。季節がいいので、ふたりで歩いて来たのでしょうね。穏やかな感じのおふたりの姿がとても素敵でした。僕もあのような夫夫を目指したい。

 

 

明日の花見

さとう

今日はあいにくの天気で、お花見が順延になり残念でした。外を歩いていると、肌寒く、今日じゃなくて良かったなぁと思います。

明日が良い天気になるといいな。地元のお肉屋さんの美味しいコロッケと唐揚げが調達できることになりました。順延になったことで難しいかなと思っていましたが、お肉屋さんのご好意で休日に作ってくれることに…。

事務所内で、はらださんがそのやりとりをしていたわけですが、「本当ですか。ありがとうございます。あの美味しい唐揚げとコロッケをどうしようかと…」「本当にありがとうございます」「申し訳ございません」

休みの日に僕らのために揚げてくれる心意気。昔ながらの商店会のお店の良さかなぁと心が温まりました。お肉屋さん、ありがとう。

自分のカラダの「すべて」を知ろう。

かとう

毎年ぷれいす東京は、HIV検査の情報発信に関して東京都とコラボしています。
検査を受けることのメリットを知ってもらうことを目的として、実際に検査所を訪れて検査の手順を追い、メディアに記事を書いてもらうのもその一つ。

現在は主にBadi、サムソンといったゲイ雑誌に掲載をしています。
今年はそれに加えて、LGBTのための情報発信を行なっている「GENXY」というWebサイトにも取材を依頼しました。
その記事が、昨夜アップされました。

http://genxy-net.com/post_theme05/pt2017/
モデルさんが主人公のストーリー仕立てになっています。
彼氏にフラれてヤケになり、リスキーな行為をした主人公が、南新宿検査・相談室で検査を受けるところから始まります。
検査の結果が「陰性だったら/陽性だったら」という選択肢があって、それぞれの場合について情報やアドバイスが掲載されています。
モデルさんのセクシーショットも満載で、東京都がこれを受け入れたのは驚き(笑)。

GENXYの担当者さんもとても力を入れて作って下さいました。
ぜひ周囲の方にも紹介して広めて下さい。
東京都内の検査所に関する情報は、東京都HIV検査情報Webがとても便利です。

卒業式で泣かないと…

さとう

みなさんにも卒業式の思い出が、それぞれあると思います。僕の中学・高校の思い出は、大泣きして、恥ずかしく思ったことかな。あの頃は「男の子は涙を見せるものではない」というプレッシャーがあり、人前で泣けないものでした。「卒業」というタイトルの曲もいっぱいありますが、斉藤由貴さんの曲が一番懐かしいと感じている今日この頃です。

実は、社会人になるときに単位を落として、大学を卒業できない事態に。会社に話すとそのまま就職できることになり、夜間大学だったため、仕事をしながら落とした単位を取るつもりでした。結局、両立は難しく中退。転職を考えるたびに、中退という微妙さが大きくのしかかっていました。

3年前から通信教育で卒業を目指していて、この度無事に卒業と相成りました。3/24卒業式に出てきます。アフターの食事会も…57歳最後の思い出に。「ああ卒業式で泣かないと、冷たい人と言われそう…」冷たい人と思われてしまうかもしれません。

バレンタインデー

さとう

昨日、地元のスーパーで、チョコレートの展示棚を引き上げていた。それを見て、そうかバレンタインデーは昨日だったのかと気づいた僕。マツコの番組に出ていた楠田枝里子に影響を受けて、チョコレートは買ったけれど、忘れていました。
「この思いをどう伝えようかな」と考える気持ちを忘れてはいけないですよね。改めて反省しました。

第31回日本エイズ学会の会長に指名されました

生島

今年11月に開催される、第31回日本エイズ学会の会長に指名されました。やや荷が重いので、お引き受けするかを迷ったのですが、地域で活動する仲間たちを代表する気持ちでお引き受けすることにしました。
プログラム委員会は、東京在住の基礎系、臨床系、社会系の皆様に委員に就任いただきました。また、委員ではないかたちですが、全国の皆様にもご協力いただかないと成り立ちません。どうか、お力添えをよろしくお願いします。
また時期を合わせて、TOKYO AIDS WEEKS 2017も開催予定です。こちらは市民参加型のイベントです。こちらの方も、どうぞよろしくお願いします。
ぷれいす東京代表 生島嗣

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日本NPOセンター❌電通によるポスター展に参加

生島

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日本 NPO センターと電通のコラボによる「ソーシャル・ポスター展」に参加した。

この企画では、電通の社員が社会貢献の一環でNPO団体の取材をし、その団体が取り組む社会課題や活動を紹介するものだ。NPO69団体に電通グループ社員132名が参加したという大掛かりなもので、200枚以上のポスターが生まれたらしい。NPOとクリエイターとのマッチングは、SDG’s(国連「持続可能な開発目標」)を参照にしたという。

メインのコピーは、
「うつらないよ ちゃんと治療しているから。」

コピーは以下のようにつづく。
「そうなんです。HIVは、早期治療によっては、人への感染をおこさない状態まで回復できる時代です。」

最初、電通の男性社員の方が来所したのだが、体調をくずしたということで、以下の二人が来所し、ポスターを短期間で完成させてくれた。「よ」がシーツのなかにもぐっているデザインがとても良いと思う。
株式会社 電通、デザイン:加藤 好郎、コピー:尾花 真由美

クリエイターチームには、HIVの治療の進歩は目覚ましく、早めに感染を知り、きちんと治療をすることで感染は起こらない状態が実現できていること。しかし、HIV陽性であるとカミングアウトをすると、必要以上に避けられたり、差別されたりすることが今でも多くあること。セックス場面に限らず、こうした社会の認識をどうアップデートするのかが課題だというような話をした。私たちの社会の課題は、自分の感染に気づかずにいる人たちをいかに少なくするかであって、既に医療的なケアを受けている、ウイルスをコントロールしている人たちを差別や区別をすることではない。この話から、クリエイターたちはこのビジュアルを導き出してくれた。

最近、ヨーロッパでのパートナー研究の結果が発表され、ウイルスを抑制できていれば感染が起こらないことが実証された。もちろん、性感染症があるのでHIV陽性者は自身の健康を守るため、コンドームを使うことが望ましい。それは、治療中のHIV陽性者から他者への感染を防ぐという文脈ではなく、陽性者自身の健康を守ることが目的となる。

Sexual Activity Without Condoms and Risk of HIV Transmission in Serodifferent Couples When the HIV-Positive Partner Is Using Suppressive Antiretroviral Therapy
来年はこうしたコラボレーションを通して学ばせていただいたことを、より広い市民にも伝えて行きたいと考えている。

ケーキとゲームとビンゴと笑顔。

かとう

陽性者限定の年末パーティ、昨日無事に終了しました。

なかなかお申し込みが増えずにヤキモキしていましたが、蓋を開けてみれば50名ものみなさんに集まって頂きました。
買い出しや会場設営、受付、場の盛り上げなどでボランティアさん達にもたくさんお手伝い頂きました。

昨年の反省を活かし、なるべくいろいろな方と交流できるように心掛けたつもりです。
伝言ゲームやビンゴ大会など、楽しんで頂けたでしょうか。

クリスマス・イヴ前日ということで、ケーキもご用意。

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来年もさらに楽しいイベントになるように努めます。
今年いらっしゃることができなかった方も、次回はぜひぜひ。
参加頂いたみなさん、ありがとうございました。

もう今年も残りわずかですね。
どうぞ良いお年をお迎え下さい。

そして、Merry Christmas♪

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お世話になった中村キースヘリング美術館のPoP Upツアー

生島

12月10日(日)TOKYO AIDS WEEKSのゲイ男性合唱のなかで、朗読もしていただいた、中村キース・ヘリング美術館さんが、ミュージアムショップPoP Upツアーで、この日曜日まで、新宿のマルイに出店しています。HIV系のNGOのフライヤーも配布してくれています。

近くにいかれたかたは、ぜひ、お立ち寄りください。

新宿マルイアネックス 2Fイベントスペース(新宿伊勢丹向かい)
2016年12月1日(木)〜12月25日(日)

中村キース・ヘリング美術館
ミュージアムショップPoP Upツアー

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https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000022359.html