スタッフ日記

また、始まっちゃう…

まきはら

みなさま

ごぶさたしていました。毎年この時期にのみ?湧き出る虫こと、研修担当のまきはらでございます。個人的には、ちょ今年早いっしょ、と思いつつも、湧くタイミングになってしまったので、はい、湧いてまいりました。そうなんです、もうそんな時期になってきました。毎年恒例?のぷれいす東京のボランティア募集の時期でございます。今年も9月に新人ボランティアの研修をやっちゃいます。気が早くない?と思いつつも、もう3ヶ月後。

詳しくはコチラ → http://ptokyo.org/news/9663

個人的には、あああああああああああ、早い。1年すぎるの早すぎ。やだやだ言っても仕方ないんですが、「やだっ、早い。」につきます。

ただ、やだやだ言おうが喚こうが、実はもうすでに、ホームページ上の案内は始まっていますし、先日の TOKYO RAINBOW PRIDE ではチラシ配布をしていたりします。ここで報告するのは遅いくらい…。え?、そんなこと知ってたよって?ありがとうございます、個人的にはうれしいけど、マニアが過ぎます(汁)

ともあれ、今年もボランティア募集を始めましたので、みなさまどうぞよろしくお願いいたします。興味のある方はぜひ、怖いものみたさでぷれいすを覗きにきてみません?あの、一応、わたくし以外にはまともなボランティアやスタッフはゴロゴロいますので、ご安心をば。(他の日記でご確認あれ)あと、興味ありそうな人が周りにいた時には、電車の隣の席の人にまでとは言いませんが、ぜひぜひ周りの方にもご紹介くださいませ。

ついでに、またしばらくはこの湧いた虫のぼやきが続きますが、どうぞお相手くださいませ。

 

「やだっ、早い。」って一度かまととぶってみたい?

ぷれいす東京 まきはら

より支援が必要な人にこそ支援が届いていない!?

生島

5月27日(日)に活動報告会が開催された。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。参加者は64人でした。

報告会では、2017年度の活動について、電話相談、セクシュアル・ヘルス・プロジェクト、ゲイ・グループ、ネスト・プログラム、バディ活動、陽性者向けの相談、研究など、各部門のスタッフから報告させていただいた。

その後のトークコーナーでは、NPO法人OVAの伊藤さんをお迎えし、web、SNS空間で、「死にたい」「助けて」と書き込む若者たちへのアウトリーチについて、お話を伺いました。Google社だけで、月に13~23万件も「死にたい」という検索があるのだそうだ。

10代〜20代の若者は1日に平均3時間もスマートフォンを使っているそうだ。電話よりもテキストによるやりとりが、ふだんのコミュニケーションズ手段として浸透しているのだという。

そんな若者たちは、何らかの困難さが重なることで、行き詰まったときに、「助けて」と「言わない/言えない」層が存在する。「より支援が必要な人にこそ支援が届いていない現象」が起こっているのではないか?OVAではこの現象を「声なき声問題」と名付けたそうだ。

支援サービスの利用は、アクセスのしやすさという 物理的な要因もあるが、心理的にネガティブなスティグマの存在がある。さらに、意外にサービスに関する情報が届いていなかったり、若者たちのニーズにマッチしていないことがあるそうだ。

伊藤さんたちは、チャット、リスティング広告などの手法を使いつつ、より強いつながりのコミュニケーションによる対話に導いていくのだという。

これまでの支援論では、対面でのコミュニケーションでないと支援はすべきではないという意見も根強い。しかし、webという地域を特定しながら、ターゲットに合わせたキーワードでのweb広告の出稿により、満たされていないニーズ(課題)にアクセスができるのだから、こうした手法も織り交ぜて行くことで、対費用効果は高まるという。

今日は、伊藤さんの話を聞き、色々と刺激を受けた。OVAの皆様とは、今後もご近所のNPO同士として、交流を続けていけたらと思う。(文責:生島)

#UequalsU

写真は当日撮影した、ぷれいす東京スタッフ、サポーター、連携先の皆さまです。

今年はむらさきです

はらだ

明日の活動報告書が、昨日、出来上がってきました。
今年の表紙はむらさき色です。

明日、5/27(日)の14:20から、新宿区戸塚地域センターで
開催する活動報告会で、活動実績(写真右)といっしょに
みなさまにお渡しする予定です。

活動報告会は予約不要、無料で、どなたでもご参加いただけます。どうぞご参加ください。

U=UはHIV陽性者への差別を減らすためのキャンペーン

生島

U=UはHIV陽性者への差別を減らすためのキャンペーンです。一般市民にこの事実があまり知られていないため、聞いた側が過度に感染を恐れてしまうことが、度々おきています。それは古い知識やイメージに基づく人権侵害です。性感染症は沢山あります。HIV陽性でも、陰性でも、誰もが自分にあった予防を選ぶ時代なのです。

HIV感染に気づき、治療を開始すると、やがて、治療によって血液中にHIV(ウイルス)が見つからないレベル、検出限界以下の状態になります。その状態が6ヶ月かそれ以上だと、HIVはうつることはありません。

東京レインボープライド2018(5月5日〜6日)ぷれいす東京ブースにて、「U=U」キャンペーンを実施し、ご協力いただいたみなさまのお写真を、 以下のSNSで紹介しています。

facebookページ ・instagram 

Prevention Access Campaignは、現在、世界79か国で650団体が参加しています。ぷれいす東京もコミュニティ・パートナーになりました。

UequalsUは、検出されない状態(Undetectable)、感染しない(Untransmittable)という意味です。 twitterなどで、#UequalsU で検索してみてください。世界中の取り組みを見ることができます。

このキャンペーンは予防は無しで良いという意味ではない

U=Uは予防をしなくても良いという意味ではありません。なぜなら、性感染症は沢山あるからです。梅毒、A型肝炎、C型肝炎など様々な性感染症が存在します。ですので、HIV陽性者とわかっている人も、陰性だと確認している人も、HIV検査を受けたいことがない場合でも、誰もが自分にあった予防を選ぶ必要があります。

参考になる情報

PARTNER研究
この数年、HIV陽性と陰性カップルが参加した調査がいくつか発表されました。服薬継続中でウイルス検出限界未満を継続している場合、パートナーにHIVを感染させるリスクは非常に低いことが研究により明らかにされてきています。

▼NHS.UK イギリスの健康保険のサイト
イギリスの健康保険組合のサイトでは、コンドーム使用、治療をすることが予防につながるという文脈の中で、U=Uについても説明をしています。市民向けの情報提供の中にも、位置付けられ始めています。

 

 

 

教職員のための指導の手引~UPDATE!エイズ・性感染症

ちずこ

教職員のための指導の手引き学校のエイズ教育ってメディアの報道と同じでいまや風前の灯? そう思っていたのですが、なんと17年ぶりに文部科学省がエイズ教育参考資料を改訂する予算をつけた、というのです。

「17年ぶり」、というのもなにやらすごいですが、つい最近の内閣府調査でもエイズに対する一般の意識は「怖い不治の病」からほとんど変わっていないことがわかったばかり。

学校の先生にはしっかり最新情報を届けたいし、医療は進んでも社会的環境はどうなの、という意識ももってほしいですよね。

縁あって昨年の秋にこの改訂委員会のメンバーになり、委員会を重ね日本学校保健会(公益財団法人)から今年の3月30日に刊行されました。

本文、Q&A、参考資料あわせて48ページの小冊子ではありますが、安産というより難産だったよなあ。けれどそれも、淡いレインボーの表紙が癒してくれています。

この冊子、教育委員会を通して全国の教育現場に届けられるそうですが、文科省の補助事業としてウェブに公開されました。
下記サイトからダウンロードできるので見てみてね。

「教職員のための指導の手引~UPDATE!エイズ・性感染症~」
https://www.gakkohoken.jp/books/archives/206

※電子ブックのページからPDFがダウンロードできます

池上千寿子

角煮お願いします

さとう

活動報告書を作成している。締め切りがだんだん近づいていて、とても焦る気持ちと、なんとかなるさという気持ちが入り乱れる。

集中している時に限って、笑えるようなできごとが起き、力が抜けるもの。今日は報告文を作成中、別のスタッフに確認をお願いしようと思ってコメントをつけていたら、「角煮お願いします」となっていて、クスッと笑った。

で、今こうして、頭皮の時間に入っている。(変換違いが面白かったので、また笑った)何をしているんだか。

A肝注意報。

かとう

今、特にゲイやバイセクシュアルの男性の間でA型肝炎が大流行中です。
20年程前にも流行ったことがありましたが、今回はなかなか収束する気配がないのだそうです。

ゲイのための情報発信サイトGENXYに、A型肝炎についての記事が掲載されています。
(協力:東京都、ぷれいす東京)
感染リスクの防ぎ方やワクチンなどについても載っています。

“アナル舐め”に注意!ゲイの間で「A型肝炎」が流行中

いくら流行しているからと言っても、この流行りには乗りたくないですよね。

好天にめぐまれて

はらだ

昨日のぷれいす東京のお花見は、83名の方が参加して、
盛会のうちに無事終了しました。

参加してくださったみなさま、持ち寄りの品やカンパをくださったみなさま、
朝から場所取りや砂埃対策、買い出し、荷物運び、片付けなどを手伝って
くれたみなさま、ありがとうございました。

お天気の心配をせず、桜の花も見頃のお花見は本当に久しぶりだったように
思います。おりしも新年度初日でしたが、気持ちよく新年度のスタートを
きれたような気がしています。

次は、活動報告会です。5月27日(日)の14:20から、新宿区戸塚地域センターでの
開催が決まりました。トークコーナーのゲストは、インターネット上で自殺予防の
アウトリーチ活動を行っているNPO法人OVAの伊藤次郎さんです。
みなさま、ぜひご参加ください。

詳細は、http://ptokyo.org/news/9608

映画「BPM ビート・パー・ミニット」いよいよ公開

生島

3月24日(土)からいよいよ公開です。この映画はぜひ、音響がよい映画館で見るのがおススメ。BPMとは「音楽のテンポ」、「心拍の速さ」を表す単位らしい。治療法が確立しない時代を生きた若者たちの鼓動に触れてください。

1996年7月カナダで開催された国際エイズ会議で画期的な治療法の効果が発表された。この映画はその直前のストーリー。元ACT UPパリのメンバーだった監督が当時の様子を映画として再現している。

本当にディテールがよくできている。HIV陽性者と陰性者の活動家同士の恋愛。学校現場での性教育のありかた。政府や企業と患者団体との距離感や関係性。エイズの出現によって社会が変えられてきたことは、実は沢山ある。それが感じられる映画。もちろん、全くかわっていないものもあります。

昨年の11月23日、TOKYO AIDS WEEKS2017で国内初の試写会を開催しました。著名なフランス語の字幕担当者(松浦美奈さん)されているのですが、縁あって字幕監修者を専門医の協力を得ながらさせていただきました。アカデミー賞の候補になると期待されていたのですが、残念ながらノミネートされなかったのです。長く上映してほしいのですが、期間がどのくらい続くか不明です。ぜひ、早めに見にいってください。

鑑賞の注意としては、セックスシーンがあります。それと、パートナーを看取ったことがある人が「ちょっと辛かった」といっていたので、まだ整理ができたない人は無理しないでくださいね。

繰り返しになりますが、この映画、生きる鼓動を感じる映画なので、ぜひ映画館で見てください。

BPM公式サイト
http://bpm-movie.jp

Living Together のど自慢 49

さとう

Living Together Loungeの定期開催がなくなってから、のど自慢は貴重なイベントとなっている。

僕がHIV陽性者として活動する力をもらったのは、Living Together Loungeという場所の存在が大きかった。自分の手記を朗読するという経験をさせてもらい、いろいろな意味で僕を育ててくれた場所だから。

のど自慢も思い出がある。朗読+感想+カラオケで、パートナーへの感謝の気持ちを伝えた。Loungeにしても、のど自慢にしても、誰もが参加できて、誰もが安心できて、温かく包み込んでくれる空間で、とても貴重。そしてHIVのリアリティを感じられる場所としての存在も貴重だ。

明日(3/21祝)、今年2回目ののど自慢が開催される、なかなか都合が合わず、参加できていないので、参加しようと思う。どなたでも参加できるので、ぜひお越しください。

この画像をクリックすると詳細の情報が見られます。