スタッフ日記

韓国のHIV陽性者団体、支援団体の国内視察&交流会

生島

2019年7月31日〜8月1日に、韓国のHIV 関連の活動家たち3人が来日して、日本の医療現場、行政機関、介護や医療/歯科の現場でのHIVへの差別を減らすための啓発をどのように実践しているのかを視察しました。もちろん日本にも課題がたくさん残されているのですが、先方からの依頼は、社会インフラが似ていることもあり、日本の現状を知りたいとのことでした。

全く予算がない中、情報提供、レクチャーなどで、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。コミュニティセンターaktaに場所を提供をしていただき、交流会を開催しました。短期の連絡にもかかわらず、20人くらいの何らかの活動をする人、研究者、政治家、弁護士、韓国に関わりのある方たちが集まってくれました。

来日メンバーは以下の3人の活動家(研究者)と東京在住の通訳者です。
・Son Mun Su, Chairperson of the Korean Network for People Living with HIV/AIDS (KNP+)
・Kwon Mi Ran, Activist, Solidarity for HIV/AIDS Human Rights, Nanuri+
・Bo Kyeong Seo, Activist and Researcher, Solidarity for HIV/AIDS Human Rights, Nanuri+, Yonsei University

・An Eun Byul, interpreter, GSII, The University of Tokyo

KNP+
http://knpplus.org/

Unknown Lives – Initial Findings From The People Living with HIV Stigma Index In South Korea 2016-2017
http://www.stigmaindex.org/korea-republic

以下、ツアーの模様。東京都南新宿検査・相談室  室長 城所敏英さんのみ、写真を撮り忘れました。すみません。
7月31日(水)午後から、8月1日(木)夜間までに多くの人たちと交流していただきました。
予算がないので、全く無償のボランティアベースでの交流です。

国立病院機構 名古屋医療センター
臨床研究センター 感染・免疫研究部 免疫不全研究室長 横幕能行さん


国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター(ACC)
コーディネーターナースの池田和子さん、栗田あさみ さん


東京HIVデンタルネットワーク/鈴木歯科医院 鈴木治仁さん

ぷれいす東京 事務所

新宿区保健所 鈴木裕子さん


はばたき福祉事業団 武田飛呂城さん

都立駒込病院感染症科 今村顕史さん、鄭瑞雄さん


武蔵野会 山内哲也さん

aktaでの交流会の模様


コミュニティセンターakta センター長 荒木順子さん

日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス 代表 高久陽介さん
KNP+代表、JaNP+代表のツーショット。


新宿二丁目の製薬メーカーによるHIV啓発看板とともに

Bo Kyeong Seo,さんからのお礼メールの一部
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Thank you very much for giving us a chance to meet HIV and LGBTI activists,researchers, and supporters.  Munsu, Miran, and I was actually quite exhausted about the slow development of our movement, but this trip gave us a lot of new ideas and hopes. We feel very grateful to have a chance to know and meet you. We will have an internal workshop about what we learn from Japan and will present our main findings in our final report to Korean Center for Disease Control.

HIVとLGBTIに関わる活動家、研究者、支援者とお会いする機会がいただけたことに感謝します。ムンス、ミラン、私(ボー)は、実際のところ韓国の遅い進展に少々、疲弊していました。しかし、今回の訪問は、私たちに沢山の新しアイデアと希望を与えてくれました。私たちは皆様と知り会うことができたことに、とても感謝しています。私たちは日本から学んだこと、気づきについてのワークショップを開き、今回の成果を韓国疾病管理センターへの最終報告として発表します。
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韓国でも薬害エイズ裁判は被害者・個人への補償だけで結審したとのことです。
すべてのHIV陽性者の治療に関わる医療費は公費で全額補填していて、個人の負担はゼロだそうです。ただ、彼らの関心は障害認定と言う枠に入ることで、差別に対してNOと配慮を求めることができるのではという可能性に注目していました。

韓国では、包括的な差別禁止法がこれまでに制定されておらず、何らかの活路を見出そうとするものだったと思います。今回のレクチャーの中でも、武蔵野会の山内さんの、日本国内でも「障害者差別解消法」が制定されており、HIV陽性者への合理的配慮の欠如により、不作為が問われることないようにと、福祉・介護領域のサービス提供者に啓発を行っていると言う報告が新鮮でした。

文責:ぷれいす東京 生島嗣

 

日本サイドの協力者
言語サポート
・鄭瑞雄さん 都立駒込病院感染症科

レクチャー&情報提供
・都立駒込病院感染症科 今村顕史さん、鄭瑞雄さん
・国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター(ACC)
岡慎一さん、池田和子さん、栗田あさみさん
・名古屋医療センター 横幕能行さん
・東京HIVデンタルネットワーク/鈴木歯科医院 鈴木治仁さん
・新宿区保健予防課 鈴木裕子さん
・東京都福祉保健局 健康安全部 エイズ・新興感染症担当課長 根岸潤さん
・東京都南新宿検査・相談室  室長 城所敏英さん
・はばたき福祉事業団 武田飛呂城さん
・武蔵野会 山内哲也さん
・ぷれいす東京 スタッフ一同

交流会、その他
・Community center akta  岩橋恒太さん、荒木順子さん
・日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス 高久陽介さん、長谷川博史さん
・ぷれいす東京 事務局スタッフ

明日は選挙に行こう!

さとう

こんばんは。まだ仕事が終わらなく、事務所です。
西日本新聞の「言わせて2019参院選」という企画に、佐藤が選ばれ、取材を受けたものが記事になりました。もしよろしければ画像を拡大して、お読み下さい。

なかなか自分が投票した候補者が選挙で勝たないと、自分の一票は無駄なのだろうかと感じることがありますが、実際にはその一票の積み重ねだと思うんです。あきらめやすい人は、多分少数派なのかもしれません。でもね、少数派が本気を出して、全員が投票すれば、何かが変わるのだと思います。ぜひ投票に行ってくださいね。僕は期日前投票を済ませました。

ところでご報告が遅くなりましたが、同性婚訴訟の第二回期日が7/8(月)になりました。今回は第一回期日で、小野春さんと僕が意見陳述したことを受けて、国側の回答が出たのです。

LGBT(同性婚)は「想定していない」という回答。「(憲法制定当時、同性婚を)想定していなかった」という回答ならわかります。でもそう回答すると「では、今はどうですか?」という反論が出ると想像でき、あえて「想定していない」だったのだと僕は思います。

原告弁護団が、何を訪ねても「想定していない」「先ほども述べた通り…」というような誠意が全く感じられない対応でした。

何かを変えたいと思ったら、ぜひ足を運んでください。あきらめたら負けです。

ソウルのプライドパレード参加&NGO訪問

生島

5月30日〜韓国のソウルに3泊4日で行って来た。今回は6月1日のソウル・クィア・カルチャー・フェスティバル/Seoul Queer Paradeに参加するためだった。プライドパレードには、7万人もの人が参加したという。会場の周辺にはいくつものキリスト教の保守グループが「同性愛は罪だ、キリストに帰れ」というメッセージを大音量す、プラカードを掲げるなかでの開催だ。もちろん、会場内にはパレードを支援するキリスト教徒たちも大勢いた。

今回もHIV予防啓発を行う団体、LGBTユースのための支援センターを運営する団体なども訪問した。そして、薬物使用とHIVを研究テーマに活動するグループともミーティングを行った。新たな出会いがありネットワークが広がる旅でもあった。

Seoul Queer Paradeの20周年記念イベントとして開催されたピンクドット・ソウルにも参加した。富山大学の林先生といっしょだったので、大まかな内容も理解できたので、大変に大きな刺激をうけた。
オープニングはLGBTの弦楽合奏によるオープング。圧倒的に女性が多くを占める。その他、アーティストによる演奏。ドラァグクイーンによるパフォーマンスなどが楽しいステージが続いた。そのあと、性的少数者への差別がなくなるために尽力してきた人たちを紹介しますと、司会者。「同性愛者への差別がなくなると国が壊れるという人たちがいますが、そんなことないですよね?」会場が賛同の声で沸き立つ。その後、「差別の撤廃に尽力してきた人たちを紹介します」とアナウンスがあり、性的少数者の人権活動家、フェニストグループ、視覚障害者、身体障害者、移民支援など様々などの代表者からのスピーチがった。彼らは「包括的差別禁止法」の制定にむけて動いてきた、これまでの闘いの歴史を振り返るときでもあったようで、レズビアン女性の司会者も思いが溢れて声をつまらせていた。
カウントダウンからのLEDライトの点灯、そしてエンディングは、少女時代「Into the new world」 と Lady Gaga「Born this way」。#SeoulPinkDot

そしてパレードには、12のフロートが出たのだが、その1つが東京レインボープライドだったので、一緒に歩かせてもらった。差別が激しい中、若者の意識は徐々に変わりつつあるのかもしれない。パレードの中で、幸せそうな二人を見るのは、60歳の自分も孫を見るような気分で素直に嬉しくなった。そして、親の会のメンバー達の存在も強力だった。親と言っても40代前後の若めな感じですが…。今回のコースはかつての王宮の城門であった「光化門」の前を通るコースである。主催者の思いが伝わってくる。

 

チョンノにあるiSHAPを見学した。iSHAPの見学をした。HIV検査は平日は唾液検査キット、週末は血液による迅速検査を提供していて、年間に5,000件の検査を提供しているという。トランスジェンダーのスタッフもいて、トランスジェンダー向けの検査会も始まっていた。
また、上限200人だそうだが、PrEPのトライアルがはじまっていた。

イラストレーターのナファン(Nahwan Jeon)さんに紹介してもらって、DDingDong(@띵동)を訪問した。このNGOは、LGBTの若者向けに相談や支援を行う団体で、オフィス、ドロップイン、相談室、シャワースペースなどを見学させてもらった。ちなみに利用者の安全のため、この場所は非公開だそうだ。
写真をみると、ものすごい立派な事務所なのだが、政府や企業の支援がなかなか得られないなか、篤志家による寄贈でこのオフィスが開設されたのだそうだ。レズビアン女性、ゲイ男性、トランス女性のスタッフもいるし、HIVの担当者もいてもちろん対応し、弁護士のスタッフもいる。10代の若者をメインにしているので、親の権利は絶大なので、シェルター機能もあるけど、今の所は既存のリソースに繋げる機能がメインだそうだ。
ナファンさんは、DDingDongを支援する展覧会「Sun Sun Sun, Here It Comes」を開催したりしている。

DDingDong
https://www.facebook.com/ddingdong119/
(ENG)
https://www.ddingdong.kr/xe/notice/2013?ckattempt=2

Anual report
https://drive.google.com/file/d
/0B3W5P2hDKzK6YUtWS2g0ZmV0TzA/view

イラストレーターのナファンさん
展覧会「Sun Sun Sun, Here It Comes」
https://katami.stores.jp/items/5cd6c8404da8525bd2a8d47a

 

POPという研究グループのメンバー、協力者と薬物使用、HIVなどについて情報交換をした。通訳は林先生にお世話になった。新たな発見、相互ネットワークが広がりそうで楽しみだ。

今回の旅で一番びっくりしたのは、HIV陽性の人たちが性行為をすることで、処罰される法律が残っていることだ。古い法律らしく、実際に運用はされていないようだが、ただ、陽性者が治療で感染の可能性がないにも関わらず、聞いた側がパニック状態の際に、この法律を根拠にトラブルになる事例もあるという。パレード会場で若いHIV陽性者たちのグループがこの法律の撤廃を求めるキャンペーンを行っていた。これも応援したい。

韓国の若手のHIV陽性者グループによる、ソウル・プライドパレード内でのキャンペーン。陽性者が性行為をすると罰せられる法律(1987年)があるそうだ。こうした法律があることで、カミングアウトした際にHIV陽性者がバッシングされたり、必要以上に弱い立場に立たざるを得ないそうだ。「#19条撤廃」「#19조폐지

パレードのアフターイベントでは、同性婚を実現しているニュージーランドから、在韓国大使のターナーさんと夫の池田宏さんがカップルで韓国コミュニティにエールを送り、大きな声援を得ていた。彼らの前任地は東京であった。

3泊4日と短い滞在ではあったが、素直にヘイトな人たちの声の前に、立ち続け声をあげている彼らの姿に感動を覚えた。なんとなく、長いものに巻かれて生きているところがあったが、初心を思い出した気分だ。

第5回 北京、香港、マカオ、台湾のエイズフォーラムに参加

生島

4月11日〜12日まで、1泊2日で台北に行ってきました。
2010年に始まった「北京、香港、マカオ、台湾のエイズフォーラム」はこれまで北京、香港、マカオで開催され、400人以上の専門家、学者、NGO、感染した人々、そして患者がこのフォーラムに参加してきました。中国語メインで運営される会議なので、当日は、主催者の手配で日本語〜中国語の通訳がつきました。

この4月12日に開催される第5回の会議の中の、 “Cooperation and Empowerment” というセッションで話しました。

当日はスライドは、日本語で作ったものを、中国人、台湾人のボランティアスタッフの皆様にお手伝いいただき、短時間で中国語に翻訳して参加してきました。お手伝いいただいて皆様、本当にありがとうございました。

台湾に関する情報はある程度、こうれまでの交流の中で聞いていますが、北京、マカオからの発表は、全く初めて聞く話題ばかりでした。

今後ともアジアの国々が互いに連絡を強化していくことがとても大切であることを実感する訪問でした。

The 5th AIDS Forum of Beijing,Hong Kong,Macau,Taiwan
有關第五屆京港澳台四地愛滋病論壇的詳情


台灣露德協會による動画です。

2019京港澳台兩岸四地愛滋病論壇(分論壇主題三)直播主持人:劉燊燊 (香港愛滋病基金會總幹事)主題:日本與亞洲的挑戰、從機構Place Tokyo的角度出發:分享特有經驗主講:Yuzuru Ikushima 理事長 (Place Tokyo)PLACE TOKYO/NPO法人ぷれいす東京Yuzuru Ikushimahttps://ptokyo.org/

台灣露德協會さんの投稿 2019年4月12日金曜日

七夕までもうすぐ

まきはら

すでにご存知かと思いますが、今年のぷれいす東京のボランティア研修会の参加者の募集が始まっており、その説明会が約2週間後に迫りました。開催は、偶然にも7月7日の七夕当日。もうすぐです。

ぷれいす東京でボランティア活動するには、年に一度の2日間の研修に参加いただくこと、研修終了後1年間は活動していただけることが条件になります。

それ以外は特になく、性別、年齢、セクシュアリティ、HIV/エイズの知識の有無、ボランティア活動の経験の有無は問いません。
知識は、研修に参加いただければ、ある程度得られるプログラムになっていますので、全く初心者の方でも安心して参加いただけると思います。

研修の魅力としては、年齢や経験、セクシュアリティなど様々な参加者があり、普段の生活では交流しない人との参加者同士のワークや交流があることです。

また、活動する部門も色々とありますので、ぜひ説明会にてどんなことができるのを知っていただき、研修の参加をご検討いただければと思います。

今年の説明会では、「知っておこう!”HIVの最新情報”」と題した、代表の生島の話もありますので、ぜひご参加ください。

参加申し込みはまだまだ受付中。7/5(金)までに下記のページからお申し込みください。
https://business.form-mailer.jp/fms/9e680219102384

参加条件、過去の参加者の感想文などはこちらから
https://ptokyo.org/news/10832

みなさまの参加をお待ちしております!

 

国家公務員「障害者選考試験」受付開始。

生島

国家公務員の採用試験がスタートしている。webには、「国家公務員 障害者選考試験〜定型的な事務をその職務とする係員を採用するための試験」とある。webには、「この選考試験は、人事院が第1次選考(筆記試験)を実施しますが、第2次選考(採用面接)は各府省が実施します。」とある。昨年は人事院の枠組みに加えて、各省庁独自の採用もあったが、今年はどうなるのだろう。興味がある人は自分で確認してみて欲しい。

受験申込受付期間2019(令和元)年6月17日(月)~6月26日(水)


人事院のサイト

https://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/senkou/senkoushiken.html

おしえて!ドクター ルース

ちずこ

おしえて!ドクタールース
高齢者、とくればアクセル・ブレーキ踏み違えや逆走で交通事故となってしまう今日この頃、日本ではとかく肩身がせまい、、、、、そんな気分を吹っ飛ばしてくれるドキュメンタリー映画がアメリカからやってくる!

タイトルは「おしえて!ドクター ルース」。主人公はなんと6月4日で91歳になった現役セックスセラピスト、ドクター ルース・ウエストハイマー。じつは私、ルース先生の著作を2冊翻訳しているのです。あのアメリカで80年代初期にセックス相談を初めて深夜のラジオで放送して大ブレイク。きっぷの良い語り口でテレビにも登場、視聴者は驚いた。だって身長150センチ以下、でも全身ニコニコ・オーラを振りまき会場を支配しちゃうのですね。
ルースのデビューはエイズの登場と重なります。そして彼女は一貫してセックス&コンドームをポジティブに語り続け、何があってもブレないというアメリカでは稀有な存在なのです。避妊はピルで女の責任という時代に「避妊は二人で。コンドームは前戯になるのよ」と言い続けてもくれました。

そして2019年、91歳の彼女はまだまだ忙しい。だってトランプ大統領は人工妊娠中絶の非合法化を狙っているからです。ルースは「人工妊娠中絶は合法でなければならない」という主張も貫いています。

こんなルースには強〜い味方が一人いるのです。アメリカ連邦最高裁の最高齢判事でリベラル派の牙城、ルース ギンズバーグ判事です。80歳を超えたルース判事が万一亡くなってしまうとトランプ大統領が新たな判事を任命するわけで、となれば、中絶も同性婚も危うくなってしまいます。リベラル派の頼みの綱のルース判事も身長は160センチ以下。なんと二人の小柄な女性のルース先生がアメリカの良心の砦なのです。

私、翻訳者というご縁で「おしえて!ドクター ルース」の試写を見ました。
いやー、よくできています。
こんな おばあちゃんに なりたーい!

8月30日から新宿ピカデリー他で全国公開。是非、見てね。

 

映画『おしえて!ドクター・ルース』公式サイト
https://longride.jp/drruth/

 

赤い報告書

はらだ

2018年度活動報告書東京レインボープライドが終わったと思ったら、あっという間に、活動報告会がやってきました。

東京レインボープライドでは、ぷれいす東京のブースのほかに、コミュニティセンターakta、ぷれいす東京が合同で運営する「WE’RE ALREADY LIVING TOGETHTER」ブースがでて、U=Uなどのパネルの展示と冊子を配布しました。研究グループののBRTAのブースもでました。
「WE’RE ALREADY LIVING TOGETHTER」フロートでも大勢の方が歩きました。ぷれいす東京のFACEBOOKに、ブースやフロートの様子が掲載されているので、どうぞご覧ください。

さて、今年の活動報告書は赤!です。明日の活動報告会でプログラムといっしょにお渡しします。後日、WebサイトでPDF版も公開するので、ぜひご覧ください。

今年もやります

まきはら

もうすでにホームページ等で案内をしているのですが、今年のボランティア募集を始めました。

ぷれいす東京では、ボランティアの募集は基本は年に1回、研修とセットでやっています。
性別、年齢、セクシュアリティ、経験の有無は問いません。どなたでも参加いただけます。

研修は、新たにボランティアする方に、HIVの基礎知識やセクシュアリティなど、活動をする
にあたり、みなさんに知ってほしいあれこれで構成しています。なので、ボランティア経験がない方でも、HIV/エイズについてよく知らない方も、おそらく安心して活動できるようになるのでは、と思います。

もし、ボランティアやってみようかな?、と興味を持っていただけた方はぜひ説明会にお越しください。みなさまの参加をお待ちしています!

ボランティア説明会  7/7(日) 9:45〜11:45
※説明会の参加にはこちらから事前の申し込みが必要です

今年の説明会、募集案内 ➡️  https://ptokyo.org/news/10832

去年までのスケジュールや、参加した方の感想は以下でご覧になれます。ぜひ参考に。

2017年度 参加者の感想文   2018年度 参加者の感想文

 

申し込む前に、ぷれいす東京ってどんなことしてる?最近何してる?って思った方は、ぜひ今週末にある活動報告会にお越しください。2018年度の活動報告を、部門ごとに詳しくお話ししています。参加は無料です。後半のトークコーナでは、3人の立ち上がる陽性者を迎えたトークショーを予定しています。また、当日は活動報告書を一足早く配布していますので、ぜひ手にとってご覧いただければと思います。

ぷれいす東京活動報告会  5/27(土) 14:00-17:00
詳細はこちら  https://ptokyo.org/news/10756

武道館

さとう

日本武道館といえば、僕が26歳の頃流行った爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」を思い出します。当時この曲の歌詞が切なくて、カラオケで歌っては涙していました。

5/15(水)はユーミンの「Time Machine Tour」で武道館に行きました。45年の軌跡を当時のライブを思わせるセットや衣装で綴られた空間。僕は高校生くらいから聴いていましたので、曲によってはまだHIVに感染する前の自分を思い出すわけです。普段HIVに感染したことを苦はしていませんが、それでもあの時の自分の生き方がどうだったか、もっと早くゲイであることに自信を持てていたら…なんて感じて、熱い涙が溢れることがあります。ユーミン65歳なんですよね。あれだけ歌って踊って、すごい体力です。今回のセットリストは、ユーミンのやさしさに包まれていたように思います。周りを見ても同年代の方々や僕よりも年上の人も多く、その人たちの体力考えて、盛り上がる曲としっとりした曲を交互に並べて、休憩を取れるようにしていたのでは?と思いました。

 

5/19(日)はコブクロのライブで武道館でした。デビュー20周年。つまり僕がHIVに感染してからの曲なのです。ユーミンのライブのようにセンチメンタルなことは起こりませんが、言葉の一つ一つに思いやりややさしさを感じるコブクロ。ファンの年齢層も若いので、ノリノリの場面が多かったような。「SNSに上げていいよ」という撮影タイムもあり、ファンザービスと宣伝をうまく組み合わせているなぁと思いました。「赤い糸」と「時の足音」の歌詞にはいつもグッときてしまいます。

 

 

ところで、5/25(土)の午後は、ぷれいす東京の活動報告会です。今回は僕も後半のトークショーに出演します。結婚の自由をすべての人に訴訟(同性婚訴訟)の原告としてです。僕がどうしてその裁判の原告になろうと思ったのか。そして今何を感じているのかを話そうと思っています。ぜひお越しください。

「2018年度ぷれいす東京活動報告会」