スタッフ日記

蚊れいなる闘い

さとう

20120621182413事務所にいるスタッフが、今日、蚊に刺されたと話していました。昨年から夏場には害虫除けを配置していたのですが…。「どうも効きが悪いよね」「100円ショップで買ったからかな」などとスタッフで会話してました。

今日、蚊に刺されたスタッフが「あれ、中蓋が開いてない」…とひと言。はらださ〜ん、1年間も未使用ですか!?みんなで大笑いの巻。100円ショップも濡れ衣でした。ひどい(笑)

嵐の前の静けさ

さとう

台風が迫ってきてます。6月の上陸は2004年以来になりそうとのこと。それも強い台風だけれど、コンパクトさだそうで、急に風が強くなるのが特徴のようです。でもまだ風は強くない。大型の台風だと、そろそろ風が強くなり始める距離だけれど…。やはり油断しては行けないような気がします。なんだか妙に静かなのが不気味です。農作物への影響が心配です。これからさくらんぼの美味しい季節。被害がないように祈ってます。

ところで「美しきチャレンジャー」って知ってますか?ボウリングの昭和のドラマです。腰を痛めてまでビッグ4や7-10(大きなスプリット)のカバーの練習に「ありえない〜」と言いながらも、DVDを楽しんでいます。あの頃のスポ根ものは必ず「魔球」が出てきましたね、懐かしい。今日は台風で、ボウリングも中止になったので、家で大人しく続きを見ることにします。

さあ、あと一踏ん張りして、仕事が終わったら、急いで帰ろうっと。皆さまも、気をつけてくださいね。

感謝

さとう

6月3日のLiving Together のど自慢、出演してきました。僕の時間的都合のため、トリを務めさせて頂いたのですが、緊張していないつもりが、椅子に足がかからず、倒れそうになり、リーディングは噛んでしまい、後半は感情が湧いてきて、涙をこらえながら何とか乗り切りました。「Sweet 10」という自作の文章を読んだわけですが、相方との10年目のスタートに記念の日になりました。

「結局、惚気ですね」と言われつつも、会場では一緒に感動してくれた人たちもいらっしゃった様子。気恥ずかしくもありますが、とても嬉しく思います。HIVがあろうとなかろうと、人は幸せになるために生まれてきた。僕はその形がたまたま見つかったけれど、それは誰でも可能だと思う。というメッッセージが少しでも届いたのなら、本望です。

ところで、今日は事務所は比較的静かなのですが、からすが必要以上にうるさいのです。まきはらさん曰く、「枇杷を食べにきている」とか。他のスタッフも確かにからすは枇杷が好きで、農家が困っているとか。あ〜枇杷食べたい。

何歳になってもビギナー?

矢島 嵩

ちょっと前に、web NESTの運営委員のつぶやきで「人生はビギナーズ」という映画がらみのことを書いたのですが、ここではしつこく別の角度から・・・。

75歳の男性が妻と死別してからゲイであることをカミングアウトして残り少ない人生を謳歌するべく・・・。ストーリーはたぶんあちこち書かれていると思うので詳細は割愛しますね。僕が思うのは、自分の人生において「昨日までがこうだったから、明日もこうだと決めつけないでいい」という、言ってみれば当たり前のことです。この感覚とか発想のことを、実は「若さ」というのかもしれませんし、「希望」というのかもしれません。

HIV陽性と知って、比較的スムーズにそれを受け入れて自分の生活やネットワークを維持していく「ソフトランディング派」も多くなった反面、心身ともにダメージを受け、社会的にも人間関係にも大きく損傷を受けてしまう人もいます。それはそれは大変で修復できないほどの傷を残すこともあります。でも、時にそれをきっかけとして、新たな人生をビギナーとして歩み始めている人にも出会うことがあるのです。僭越ながら(笑)、僕自身もその1人だったのですが、ビギナーズラックのような、怖いもの知らずの年月をこの年齢になってまた過ごせたことは、何ものにも代え難いことだったなと今頃になって思います。

もうひとつ、「ヘルプ〜心がつなぐストーリー」という映画を観ました。1960年代のアメリカ南部ミシシッピー州ジャクソンが舞台の黒人メイドたちの話・・・と設定を聞いただけだと、人種差別と戦う辛く厳しい映画をイメージしそうですよね。でも、実際はなんだかコミカルで味わい深い印象の映画で、名女優たちの熱演合戦にもついつい引き込まれてしまいました。

冷静に考えてみるとかなり悲惨なシチュエーションが描かれているこの映画が、妙におかしげで楽しげな雰囲気なのは、登場人物が「ひとかたまりの被差別群」ではなく、ひとりひとりが表情豊でチャーミングだからです。悲しみとか、怒りとか、喜びといった感情に満ちていることももちろんですが、向こう見ずだったり、そのくせ臆病だったり、ちょっと意地悪だったり、うそつきだったりといった、完全無欠とはほど遠い愛らしさがあるからなのだと思うのです。

どちらの映画もシンプル。
自分らしくあること、それが一番。
そんな気持ちにさせられました。

薬のこと

さとう

HIVの治療で、とても重要なことのひとつに、薬のことがあります。きちんと飲まないと薬剤耐性ができると言われたり、副作用があると言われると、服薬を始める前には、いろいろな想像が頭を巡りました。でも飲み始めて見ると、以外となんでもなかったり…。副作用がきつくて大変とか、他の薬との飲み合わせは?とか、サプリメントとの兼ね合いは?とか…

実は薬のことって、わからないことだらけ。医師は処方をしてくれますが、注意点が何かは十分聞いていない感じがありました。他の病気で入院した時、病室に薬剤師さんが来てくれて、薬のことをじっくり話したことがありました。「食後直後」と言われていた薬が「食事中でもいいくらい」と言われた時に、やはり薬のことは薬剤師さんに聞くのが一番だな、って感じたことがあります。

3人の薬剤師さんが話をしてくれる機会なんて、滅多にありません。僕も出たいなぁと思いながら、仕事の都合で無理かも…(涙)申込まだ間に合いますよ。

専門家と話そう「薬剤師と話そう」 6月9日(土)16:00〜18:00*事前申込が必要です。

活動報告会ご来場ありがとうございました

はらだ

昨日、5月27日(日)、18時より、ぷれいす東京の2011年度活動報告会が開催され、スピーカー、一般参加者、スタッフなど、あわせて79名の参加がありました。日曜の夕方にもかかわらず、たくさんのご来場ありがとうございました。当日の詳細は、次回のニュースレターに掲載の予定です。どうぞ楽しみにお待ちください。

 

活動報告書ができました

はらだ

活動報告書ができあがってきました。今年の表紙は白にオレンジ、とてもいい感じのオレンジです。中身も一年間の活動のまとめがぎっしりつまっています。5/27(日)18時からの活動報告会でお渡しできるように、今日、ボランティアの方に準備をお願いしました。
報告会は、日曜日の夕方からとなりますが、いつも予定時間におさまりきれないほどもりだくさんの部門報告、プラス、トークコーナーでは、池上代表が、HIVとかかわってきた30年を語ります。そこでしかきけない話もあるそうな。
今年の会場は、高田馬場にある、新宿区戸塚地域センターです。ご都合のつく方はぜひご参加ください。

半期に一度の黄色いアイツがやってきた!

sakura

先週の週末の話になるのですが、去年の秋に引き続き、2回目となる「ヤローページ」アウトリーチに行ってきました。

今回は、「ヤローページ号外」と題した、ポケットサイズのリーフレットなのですが、ゲイバーや新宿二丁目のaktaなどでもう手にとられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

Gフレメンバーも加わってのアウトリーチは、上野・浅草・新橋という23区の東側にあるゲイバーを車を使って一気にまわって配りまくるというもの。郵送で届くお店もあるのですが、手渡しが必要なお店もまだまだあるのです。aktaのスタッフの方との混成チームで夜の街をまわってきました。

 

相変わらず黄色の表紙に黒のロゴということで、半年に一度の訪問となっているにも関わらず、「ああ、あれね!」みたいなリアクションが多いのは、前回今回と連続して参加している僕にとってはうれしい限り。

秋に配布した冊子はすぐに無くなってしまって、作る量が少なすぎるんじゃない、なんてお言葉をいただいたり、一杯呑んでいきなさいというお言葉を「あと30軒まわらないといけないんで・・・・」とお断りしたり(その後数えたら30軒どころじゃありませんでした)、また秋には冊子版も制作予定なのでさっそく掲載情報を送るわね、なんて積極的な声もいただけました。

一方で、去年の秋にはあったお店がなくなっていたり、なんてことにも気づきます。飲食店は業種を問わずなかなか大変だなぁと実感します。

 

今回配布した「ヤローページ号外」には、検査情報のほかちょっとした読み物記事もありますので、黄色い表紙をみつけたらぜひお手にとってご覧ください!

今日の煎餅4

さとう

久しぶりに煎餅の話です。先日仙台に行った時に、見つけた「きっと芽がでるせんべい」を食べました。復興の資金になるとのこと。すぐに買いましたが、実は僕は辛いのがあまり得意ではないのです。家で食べようと思って開けてみたら、小辛、中辛、大辛と入っていて、小辛でも口の中が辛くて…残りは事務所に持ってきました。辛いのが得意なはらださんにプレゼントしたつもりが、みんな辛いのが好きなんですね。どんどん減っていきました。

復興と言われると、少しでも…という思いにかられます。いろいろな形があると思いますが、リアス式の海岸線沿いを走る鉄道のためならと思ってます。ホームページにはいろいろなものがありました。甘いものも…。また買ってみようかな。

一歩前に

さとう

ゴールデンウィークが終わってしまいました。僕は年度末の仕事をやり遂げ、また仙台に足を運びました。初日は松島に宿泊、震災の時に報道されていたマリンピアに行きました。子供たちの元気な顔とアシカショーの楽しさと、ペンギンたち、いろいろな魚たちを見て癒されてきました。

今回の一番の目的は、ファンモンのライブ。特等席で最高に盛り上がりました。会場のグランディ21は、震災の時に最後まで遺体安置施設になっていたところ。僕は心の中で、ずっと祈っていました。多くの方々が亡くなり、とても辛いことで、たぶん会場にもその悲しみを抱えている方々がいたのだろうけれど、仙台の方々の一歩前に進んで行こうというパワーを感じました。

さて6月3日日曜日の夕刻、恒例の「Living Together のど自慢」(まだ予定がUPされてませんが…)に出演予定です。もしご都合がつく方は、是非お越し下さい。いろいろなことがありますが、僕は僕なりにHIV陽性者として、できることは何かを考えて行動して行きたいと思っています。