さとう
新年になり、初めての日記です。今年もよろしくお願いします。
しなければいけないことだけれど、何だか気が重いことって、なかなか進まないものです。でも意外と進めてみると、何だ思っていたより簡単だったということは、よくあること。
ネストニュースレターの編集後記には書いたのですが、昨年の年末から「こんまり」にはまっていて、今は片付けることが楽しくて仕方がありません。睡眠時間を割いてでも片付けたい気分です。正月早々からどれだけゴミを出すのか…。でも「ときめく」ためには、頑張ろうって気になります。春よ来い、早く来い。
生島
みなさま、今年もよろしく御願いします。
ぷれいす東京は誰もが「自分らしく生きられるコミュニティづくり」の実現をめざして活動している団体です。
「HIV感染の不安」がある人も、「HIV 感染がわかった」という人でも、「大切な人が陽性である」である時にも、
誰もがそのことで自分の人生を制限することなく、自分らしく生きられる地域社会づくり、それが私たちの活動のゴールです。
ぷれいす東京の活動には3つの柱があります。
活動1)HIV陽性者とその周囲の人たちへの支援
電話や対面による相談サービスを提供をしています。また、当事者が安全に同じ立場の人たちと交流できるように、さまざまなグループ・プログラムを運営しています。
活動2)予防に関する活動
活動3)社会調査や外部への講師派遣、研修提供
市民が、HIVを身近に感じた際の相談が寄せられています。性行為ごとの感染の可能性に関する相談、HIV検査をうけるかどうか等の相談が寄せられます。特にHIVについて知ってもらいたいと思う人たち、男性とセックスをする男性、女性などを対象に、ピアな視点からの情報発信を行なっています。
それに加えて、いくつかのwebサイトの運営、冊子制作やニュースレター発行、社会調査の実施などにより、HIVに対する市民への情報発信を行っています。
また、、HIV感染後の生活イメージをHIV陽性者やパートナー、家族による体験談に触れていただくことを通して、多くの市民が持つネガティブなイメージを最新のものにアップデート(更新)できたらと願っています。
この団体のなかで実現できていること
こうした私たちの趣旨に賛同して、ぷれいす東京には、現在、約200人のボランティアが活動に参加しています。もちろん、そのなかには、HIV陽性者、パートナー、家族も含まれています。秋のボランティアの方むけの研修会などの際に特に実感をしますが、環境が整えば、カミングアウトは自然に行なわれるものだということを実感しています。また、それがとても心地が良いという事も、私たちは同時に感じています。
この一年で、この小さな団体のなかで起きていることがさらに、地域社会等、さまざまな方向に広がることを期待しつつ、
今年もよろしくお願いします。
特定非営利活動法人 ぷれいす東京代表 生島嗣
かとう
こちらでは初めまして。
「りきや」と申します。
今年からぷれいす東京の事務所スタッフとしてお世話になっています。
同時に、2代目「新陽性者ピア・グループ・ミーティング(新人PGM)」コーディネーターも務めさせて頂いています。
新陽性者ピア・グループ・ミーティングって何?という方のために。
HIV感染を知ってから6ヶ月以内の方限定の、少人数のためのプログラムです。
2週間ごとに合計で4回、各2時間程度のミーティングです。
5〜7人のグループで、それぞれの経験や感じたことを聴いたり話したりします。
感染を知ってからしばらくは、先のイメージが持てずに心や身体が不安定になりがち。
約2ヶ月間を同じ立場の仲間と過ごすことで、他では得られない「時間」や「場」「仲間」といったさまざまなものを得ることが出来るかも知れません。
悩みや情報をお互いに共有し、わかち合うことで、より良いスタートを切るきっかけにしてもらいたい…というのが、このプログラムの大きな目的です。
2001年に始まったこのプログラムも、この11年余りの間に350人を超える方々にご参加頂きました。
参加されたみなさんの感想はそれぞれですが、常に出席率が9割を超えていることを見ると、この新人PGMに何かしらの意味を見出してもらえているのではないかなと思います。
現在第67期(土曜夜コース)の募集を行っています。
日程は1/19(土)、2/2(土)、2/16(土)、3/2(土)。
時間は、19:00から21:00(4回目のみ〜21:30)。
申込〆切は1/9(水)ですので、該当するご本人はもちろん、周囲でお勧め出来そうな方がいらっしゃったら、ぜひお声掛け下さい。
安心してご参加出来るように、いろいろな工夫をしています。
詳しくはweb NESTのページをご覧下さい。
http://web-nest.ptokyo.org/nest/p1.html
フライヤーも新しいデザインに変わりました。
![image](http://www.ptokyo.org/wp/wp-content/uploads/2012/12/image1-300x225.jpg)
さとう
年内にしなければならない仕事が山のように溜まっていて、いよいよ僕のお尻には火がついてます。どうしてもそうなると気持ちだけが先行して、なかなか効率が上がらないことがあります。ひとつひとつ片付けなくちゃ。
日曜日にホットラインの忘年会がありました。毎年のことですが、ひとりひとりの力の結晶がきらきらとしていて、あの場にいることだけで、幸せな気持ちになります。こつこつと活動を続けてくれるスタッフに感謝です。
さとう
昨日放送された「Our Voices」の「結婚/パートナーのあり方」を見た。若い頃は結婚式に出ることが多かった。その度に、両親への挨拶で泣かされた。いつも素敵だと思った。でも自分は叶わないことと思っていた。昨日の放映を見ていて、結婚自体ではなく、親や家族との繋がりや周りの方々との関わり、支え、受け入れや祝福に感動していたのだと感じた。
オランダでのありふれた光景は、日本ではまだまだである。でもやっぱり結婚っていいな、周りの人たちに認められるっていいな、そう思う放送だった。今日は2日目。どんな話題か楽しみにしている。(昨日分、再放送もあります)
さとう
世界エイズデー前で、本来ならHIV/エイズのニュースで盛り上がる時期。今年は選挙モードにかき消されてしまっている。ぷれいす東京でも様々な取材の協力をしている。先日、BS朝日「医療現場」の取材が入りました。ON AIRは明日の18時〜、日曜日に再放送です。いくしまを始め、スタッフの何人かが出ています。
http://www.bs-asahi.co.jp/genba/
その他にもいろいろと記事が出ていますので、よろしければご覧ください。
東京新聞
治療法発達、残る偏見 HIV感染
2012年11月27日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/health/CK2012112702000139.html
産経
HIV患者の生活と服薬継続に関するアンケート調査結果発表
2012年11月26日
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121126/prl12112612380042-n1.htm
毎日新聞
エイズ:報告から30年を超えて 治療は進歩、療養長期化
2012年11月29日
http://mainichi.jp/select/news/20121129mog00m040003000c2.html
というわけで、明日はもう師走です、1年は早いですね。
おーつき
今週末から、日本エイズ学会学術集会・総会が始まります。ぷれいす東京のスタッフも、一般演題やシンポジウムでの発表のほか、関連イベントなどを含めあんなことやこんなことやそんなことなどにも参加予定です。
HIV/AIDSに対し国際協力・開発のフィールドで活動している団体と、日本国内のコミュニティなどを対象に活動している団体とが会するイベントもあります。
第26回日本エイズ学会学術総会市民公開シンポジウム
「エイズ学生サミット」~僕たちに、今、何ができるか~
日時:11月23日(金・祝)15時~17時
会場:慶應義塾大学三田キャンパス西校舎519
主催:第26回日本エイズ学会学術総会プログラム委員会
※三田祭(慶應義塾大学学園祭)期間中に開催されます。
<プログラム>
第1部 基調講演
「国連から見たHIV/AIDS~UNAIDSの現場から~」江副聡(UNAIDS)
「セックスと恋愛とパートナー」中村うさぎ(作家・エッセイスト)
第2部 パネルディスカッション
参加団体:NPO法人akta、アフリカ医療研究会、NPO法人難民を助ける会、NPO法人GLOW、NPO法人ぷれいす東京
大学生の頃に一緒に活動をしていた友人が現在は医師となりメンバーに名を連ねる「GLOW」、そして学生時代のクラスメイトが地球の反対側の任地で仲良くしていた共通の友人がいる「難民を助ける会」らとご一緒するのにはご縁を感じ、個人的にとてもうれしかったりします。くわしくはこちら(PDF)!
はらだ
今回も、事前準備から、5名のボランティア・スタッフの方にお手伝いをいただき、Newsletter75号を月曜日に無事発送することができました。 Newsletterにご協力いただいたみなさま、どうもありがとうございました。もうお手元に届いているでしょうか。 PDF版をこちらよりダウンロードしてお読みいただくこともできますのでぜひご覧ください。
なお、ニュースレターの最後にクレジットカードによる寄付についてのお知らせがありますが、まもなくご案内できると思います。準備が整い次第、お知らせいたしますので、もうしばらくお待ちください。どうぞよろしくお願いいたします。
生島
これまでに東京都では、3回ほど「職場とHIV /エイズ」をテーマにシンポジウムを開催してきた。
これまでの3回では企業は名前を伏せての登壇であったり、社員の教育という文脈での経験談を語ってきた。
しかし、この4回目では社名を掲げつつ、HIV陽性者の雇用の経験を話していただきます。
これまでよりも踏み込んだ内容となっています。東京都のフライヤーから飛べる東京都のサイトや、担当課への電話で申し込みができる。先着100人ですので、お早めにどうぞ。
HIV/エイズと共に生きる~職場の同僚・上司として~
平成24年12月5日(水曜日)午後7時~午後9時
最新のHIV/エイズ医療についての講演や、HIV陽性者の雇用経験がある企業にご参加頂き、パネルディスカッションを行います。この機会を、一人ひとりがHIV/エイズを身近な問題として捉えると同時に、「だれもが働きやすい職場環境」について考える契機としていただければ幸いです。
![lecture](http://www.ptokyo.org/wp/wp-content/uploads/2012/11/lecture4.jpg)
第一部 講演「HIV/エイズに関する最新の医療事情」
・がん・感染症センター都立駒込病院 感染症科部長 味澤 篤 氏
第二部
パネルディスカッション「HIV陽性者と共に働く」
・特定非営利活動法人 ぷれいす東京 代表 生島 嗣 氏
・日本IBM株式会社ダイバーシティ&人事広報部長 梅田恵 氏
・株式会社ワールドビジネスサポート人事部 原 健太郎 氏
おーつき
ある大学の「NPOインターンシップ」講座の一環で、ぷれいす東京で研究・研修や事務・総務部門のお手伝いをしてくれていたインターンの学生さん2名が、無事60時間の実習を修了されました。HIV/AIDSのNPOでの就業体験は、実り多きものとなったでしょうか。これから挑まれる就職活動がうまくいくよう願っています。
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![研修中の様子](http://www.ptokyo.org/wp/wp-content/uploads/2012/11/SSEAYP1.JPG)
![記念撮影](http://www.ptokyo.org/wp/wp-content/uploads/2012/11/SSEAYP2.JPG)
(写真提供:青少年国際交流推進センター)
ぷれいす東京では講師派遣・研修を幅広く行っていますが、このほど東南アジア諸国連合(ASEAN)各国と日本の共同事業である内閣府「東南アジア青年の船」の依頼を受け、「健康教育(HIV/AIDS対策)」の枠の研修を実施しました。参加者は、11ヶ国から集まった、志もエネルギー・レベルも高い35名のユースたち。各国におけるHIV/AIDSの状況を理解し、ユースの立場から何ができるのかを考えていくことを目的とし、グループワークを中心とした研修を企画しました。
多国籍の参加者に対し英語でワークショップを行うのは初めてでしたが、HIV陽性者やその周囲の人によって書かれた手記のリーディングなどを見ていると、誰にどのような言葉が響くかは、言語や地域差よりも各個人の差によるところが大きいのではないかと感じた次第です。研修運営側も学ぶところが多い、とても有意義な機会となりました。
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週末には、矢島さんと青果店が併設されている野菜レストランに行ってきました。野菜好きで、おまけに話好きな店員さんたちがおもてなしをしてくれるお店で、とても楽し&美味しかったです。