2010/9/28 さとう
ご無沙汰しています。僕が日記を書かないうちに猛暑も過ぎ去ってしまいました。急に寒くなったので、風邪など召されていないでしょうか?
先日aktaで行われた「エイズはじめて物語」に参加してきました。根岸先生のお話だったのですが、日本の感染症対策の根本、根っこをお聞きした気がしました。コレラ⇒ハンセン氏病⇒HIV/エイズ⇒新型インフルエンザと続く対策の陰には、幕末から明治にかけて活躍した長與專齋の感染症に対する考え方が根強く残っているのだと教えられました。「多数の者を助けるためには、少数の者をいとわぬべき」という考え方。
根岸先生は、急性と慢性の感染症の対策は違わなければいけないと論じていました。まさに慢性の感染症に対する考え方が確立できていないのだと思います。
でも根岸先生のお話の中で心強かったのは、必ずプラスに動く力と、マイナスに動く力が出て来ると話されていたことです。僕も
プラスの力をひとつでも増やすための活動でなくてはいけないと、改めて感じました。
2010/9/17 sakura
本業で外回りをしていると、残暑もそろそろ終わりかなー、という気になってきます。
ネクタイをして外回りしても耐えられる、とかそんな基準ですが。
この季節は、ぷれいす東京としては新人ボランティア研修の時期です。先日オリエンテーションがあったので、ぷれいすの様々なイベントでよく使っている豊島区の施設に行きました。
機材や配布物を運ぶため、事務所からMさんとOさんと3人で移動したのですが、池袋の駅から地上に出るにあたり、先頭を歩いていたMさんが地下をずんずん進んでいきます。
そして某大型電気店に突入。・・・・え?
僕「・・・・もしかして、冷房がより効いているルートを進んでますか?」
Mさん「当然じゃないですか。このルートはいいですね。使えます」
こうやって客を呼び込んで衝動買いに結びつけていく戦略なのだろう、家電業界さすが、と思いました。
2010/9/16 矢島 嵩
長く暑い夏が一陣の風とともに去り、命をいとおしむような季節が訪れました。
僕にとっても、今年の夏は心にも身体にも厳しい季節だったのですが、ここで気持ちを切りかえて、いざ生きめやも(?)です。
と思いきや、昨晩から鼻水が……。
あー、風邪断ちぬ(冷汗)
2010/8/28 はらだ
「ネストに関する重要なお知らせ」 にあるように、8/23(月)よりネストのオープン・スペースとカフェ・ネストが閉鎖になりました。 私もその話し合いに参加したのですが、そうするしかないという選択ではありましたが、このような事態を避けられなかったこと、そして、突然のお知らせになってしまったを本当に申し訳なく思いました。
今後のことについての話し合いに、私も参加しています。なにかお知らせできるようになりましたら、なるべく早くお知らせしていきたいと思いますので、しばらくお待ちください。
なお、ネストは全面閉鎖ではありません。新陽性者ピア・グループ・ミーティング、ミドル・ミーティング、パートナー・ミーティング、ストレスとつきあうためのワーク、もめんの会、Women's Salon、シリーズ「専門家と話そう」、カップル交流会などは、行っておりますので、どうぞご利用ください。
2010/8/24 さとう
「猛暑日」「熱中症」「熱帯夜」世の中のニュースは暑いものばかり。まあ8月だから許そう。でも9月以降も続きそうな勢いが少し怖いよ。
今日は夕方、郵便局に出かける用事があって、緑の木立の公園のあたりを抜けていくと、少し涼しい風が吹いていて、つくつくぼうしに混ざって、コオロギやらスズムシたちが、何だか申し訳なさそうに鳴いていた。秋の虫たちも待ちくたびれているのかな。だってそろそろ夜は鳴いてもいい時期だもの。
こうしてみると都会のど真ん中で、昔からの風情を楽しめるなんて、贅沢なものだと感じる。僕も秋が待ち遠しいよ。リーン、リーン。
2010/8/7 さとう
40代以上の方なら、沢田研二を思い出したかも…。相変わらず暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。立秋を過ぎたんですけれどねぇ。
ぷれいす東京も来週8月12日木曜日から18日水曜まで、事務所及びネストが夏休みに入ります。ポジティブラインやその他の電話相談は通常通り、相談を受け付けています。
夏休み中に東京プライドパレードもあります。楽しみですね。
今使っているパソコン、あんまりです。だって「プラ井戸」って誤変換するんですよ。(笑)
2010/7/29 矢島 嵩
ウィーンからの日記に対抗して(笑)、猛暑が少しだけやわらいだ大阪からのレポートを。
感染が分かってから間もない人たちのためのグループミーティングが、関西で立ち上がり定着するようにと、この3年間こつこつと大阪通いをしてきました。多くの出会いと議論と試行錯誤があり、昨秋、ついに「ひよっこクラブ 」第1期がスタート、冬には第2期、そして先週に第3期が終了したところです。昨日はスタッフのミーティングがあって、僕もアドバイザーとして参加してきたのでした。
この3年間に分かったことは、関西にはこういったプログラムに対するニーズが明らかにあり、建設的な発想を持って意欲的に関わる地元の人たちがいる。すでに活動をしている当事者団体や医療機関との信頼関係があり、地元NGOや行政とのネットワークがあり、職種を越えた個人的なつながりも色濃くある。東京で新陽性者ピア・グループ・ミーティング(PGM) が始まったときとは、異なる環境でした。当初は、NGOでの個別支援や交流スペースなど、「足りないもの」ばかりに目が向いていたのですが、どこかの時点で 「すでにあるもの」をどのように活用して進むかという発想に変わったのでした。出来ない理由を探すのではなく、やる方法を考え始めると、ものごとが動き出し、協力してくれる人が現れる。そんなダイナミックな3年間を関西の仲間たちと経験させてもらった幸運に感謝。
季節がめぐるほどに、人も顔も変わり、可能性が広がっていくのを知ったのは大きなことです。しかし、その間に僕自身はどれだけ自分の人生の歩を進めてきたのだろうかなどと考えたりもするのです。このところ、 ひたすらHIVの優先課題に取り組み、一つ一つがチャレンジの連続で、集中してがんばってきたつもりです。一方で、将来のことや、自分の幅や、大切な人たちとの関係に影響があったことも事実。ちょっと時間軸を長くとってみたり、ちょっ視野を広めにとってみたり、ちょっとだけ今の自分を客観的に見てみると、なんだか複雑な気分になります。
実は、十数年前に僕のほうから連絡を絶っていた高校時代からの付き合いの古い友人が関西にいて、今回、連絡をとって会ったのです。この十数年の無沙汰を詫び、その理由も打ち明けました。病気のことや家族のこと、連絡しようと思っていたことなども。そうだったんだー、なるほどー、謎が解けたよー・・・快活で柔軟な彼らしい反応でした。「突然音信不通になってしまって、ゴメンね」といまさらながら謝ったら、「でも、四六時中心配してたわけじゃないから」とカラッと笑い飛ばされて、なんだか軽い気分になりました。
感染を知ってからのより良いスタートをテーマとして活動してきたこの十年。僕自身も、あらためて、これからの人生のより良いスタートが切れますように。そんなこと新幹線で考えつつ、いつもよりもちょっと上等な幕の内を喰らいつつ、流れる景色をながめつつの帰路でした。
2010/7/28 おーつき
オーストリアのウィーンで行われていた第18回国際エイズ会議 は23日に閉会し、また高田馬場に戻ってまいりました。
会議全体を通して見ると、まず「Rights Here, Right Now(今すぐここで人権を)」というフレーズがテーマに掲げられていた通り、人権尊重の概念と、それをもとにしたHIV/AIDS対策の重要性がさまざまな立場の人から強調されていたように感じます。20日には、「Human Rights and HIV/AIDS: Now More Than Ever 」というHIV/AIDS団体および人権団体などの恊働キャンペーンにより、ウィーン中心部で大きなデモ行進と集会がありました。
そのような人権尊重の観点から、HIV/AIDS対策における予防、治療、ケアとサポートへの普遍的アクセスは基本的人権であり、費用や便益の検討に勝るものでなければならない。HIV/AIDSの活動家は人権活動家でなければならない、といった強い主張がなされていました。
また、クロージング・セッションのRapporteur(テーマごとの総括報告担当者)たちのほとんどがそれに言及するほど、会議中さかんに話題に上っていたのが「The Vienna Declaration (ウィーン宣言)」。同会議の公式宣言であるこの文書は、イデオロギーにもとづいた犯罪化政策ではなく、科学的根拠をもとにケアとサポートを薬物使用者に提供することの必要性、そしてそれは基本的人権であるということを力強く説くものです。
他に多くの共感を得ていた議論としては、治療だけでなく運動(ムーヴメント)のコンビネーションを訴えるものがありました。HIVや薬物使用、女性、貧困といった事柄には交わりや共通点があり、それぞれに対する運動の協調によって一層効果的・包括的に対策を具現化していけるのではないか、というものです。
以上、盛りだくさんの6日間。次回会議は2012年にアメリカのワシントンDCで開催予定だそうです。
月並みな感想ではありますが、わたしもまたさらに見聞を広めて日々の活動に励み、進んでいくことができたらと思う次第です。
2010/7/27 さとう
昨日、開催中の「Rainbow Arts 2010」 に行ってきました。芸術作品に触れると、心が動いたり、洗われたりします。比較的暑さは和らいでいましたが、それでも真夏のひととき、楽しまさせて頂きました。作者とお話ができることも、楽しみのひとつなんです。
そして「東京セレソンデラックス」 の2010年本講演「くちづけ」を見てきました。プラチナチケットで手に入らないと思っていたチケットを偶然手に入れることができたのです。
「くちづけ」は、軽い知的障害の方のグループホームが舞台。笑いあり、涙あり、泣き笑いありの構成です。知的障害の方も差別と偏見に曝されていて、その現実もしっかりと捉えていました。とてもHIVに通ずるテーマで、自分のことともかぶってしまい、何度も涙を流しました。愛することの切なさも…。
いろいろと考えさせられた1日でした。
2010/7/24 おーつき
今回の国際エイズ会議 のホスト国であるオーストリアですが、人口840万人で、HIV陽性者数は9,000人ほど。HIV/AIDSにかかわる医療は、無料で受けられるとのことです(くわしくはこちら(PDF) )。
ウィーンのHIV/AIDSへの取り組みを見学するプログラムのひとつに参加し、HIV陽性者へバディ・サービスを提供している現地のNGO、Buddy Verein を訪問しました。ぷれいす東京のバディ・サービス との共通点も多い、プラクティカルなボランティア派遣のプロジェクトと、陽性者の心理社会的な孤立を防ぐためボランティアがクライアントと1対1の親しい人間関係を構築して、文字通りバディ(仲間、友人)として接していくプロジェクトとを、オーストリアでHIV抗体検査が始まった1985年の団体設立時から継続して行っているそうです。
Buddy Vereinでは、他にも活動に従事するボランティアのミーティングに精神科医が定期的に介入するのが特徴的でしたが、会議のプログラムの中でも、ソーシャルワーカー向けにバーンアウトの予防を目的とした技能開発のワークショップというものがありました。家族や友人と離れて異国の地に赴任している人、紛争後の回復支援の現場にいる人から専門医療に携わる人、バック・オフィスの人まで参加者のバックグラウンドはさまざまでしたが、クライアントのため、活動の質を保つためにはまず各々をケアすることやストレス・マネージメントが大切であるということに関しては全員が共通した認識を持っていました。こういった支援者の支援というのもHIV/AIDSにかかわる重要なテーマのひとつであると、あらためて感じた次第です。
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