スタッフ日記

HIV陽性者と地域診療をテーマにA&Sフォーラム

生島

当団体の理事でもある。根岸ドクターが話す下記フォーラムが開催予定です。根岸内科診療所にすでにお世話になっている人も多いでしょう。私も体調不良の時に、なんどか診ていただきました。なかには、まだ、いったことはないけども、どんなクリニックなのか、とても興味があるという方もいるでしょう。そんな方には好都合な企画です。根岸内科診療所のスペースで、根岸内科診療所のこれまでの歩みが聞ける。そんな市民向けのフォーラムです。 

詳細はHATプロジェクトのブログへ http://asajp.at.webry.info/201010/article_1.html


 第103回エイズ&ソサエティ研究会議フォーラム
 「HIV陽性者と地域診療 〜ねぎし内科診療所の経験から」

日時 : 11月10日(水)午後6時半〜8時
場所 : ねぎし内科診療所(地下鉄丸ノ内線四谷三丁目下車1分、光明堂ビル5階)
       http://www1.odn.ne.jp/negishi-naika/basho.html
講師 : 根岸昌功医師(ねぎし内科診療所所長)
司会 : 長谷川博史JaNP+代表
参加費 1000円(資料代)
お問い合わせ info@asajp.jp

Just moved!!

おーつき

ビフォーアフター

おかげさまで事務所移転は無事終了し、本日から新事務所がオープンしました。

同じ町内でのお引越しでしたが、ずいぶんと通い慣れた道が変わったので、まだしばらくは、電車の先頭の方の車輌に乗ってから「あっ」と気づいたり、戸山口の改札を出てから「あっ」と気づいたり、あの坂を登ってから「あっ」と気づくこともあるかもしれません。

天高く馬場肥ゆる秋

おーつき

アイ♥高田馬場最近のぷれいす東京はというと…

  1. 日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラスとの恊働プロジェクトで、HIV陽性告知に関するWebアンケートを実施中です。くわしくは、こちらをご覧ください。
  2. 来週11日(月・祝)に事務所移転をします。8日(金)〜13日(水)の間は事務所はお休みをいただきますが、各種電話相談と9日(土)のミドル・ミーティングは通常通り行います。移転先ももちろん、アイラブ高田馬場
  3. 第24回日本エイズ学会学術集会「HIV陽性者参加支援スカラシップ」の応募受付〆切は14日(木)です。応募を検討されている方はどうぞお忘れなく。よろしくお願いします。

少数と多数

さとう

ご無沙汰しています。僕が日記を書かないうちに猛暑も過ぎ去ってしまいました。急に寒くなったので、風邪など召されていないでしょうか?

先日aktaで行われた「エイズはじめて物語」に参加してきました。根岸先生のお話だったのですが、日本の感染症対策の根本、根っこをお聞きした気がしました。コレラ⇒ハンセン氏病⇒HIV/エイズ⇒新型インフルエンザと続く対策の陰には、幕末から明治にかけて活躍した長與專齋の感染症に対する考え方が根強く残っているのだと教えられました。「多数の者を助けるためには、少数の者をいとわぬべき」という考え方。

根岸先生は、急性と慢性の感染症の対策は違わなければいけないと論じていました。まさに慢性の感染症に対する考え方が確立できていないのだと思います。

でも根岸先生のお話の中で心強かったのは、必ずプラスに動く力と、マイナスに動く力が出て来ると話されていたことです。僕も
プラスの力をひとつでも増やすための活動でなくてはいけないと、改めて感じました。

残暑もそろそろ

sakura

本業で外回りをしていると、残暑もそろそろ終わりかなー、という気になってきます。

ネクタイをして外回りしても耐えられる、とかそんな基準ですが。

 

この季節は、ぷれいす東京としては新人ボランティア研修の時期です。先日オリエンテーションがあったので、ぷれいすの様々なイベントでよく使っている豊島区の施設に行きました。

機材や配布物を運ぶため、事務所からMさんとOさんと3人で移動したのですが、池袋の駅から地上に出るにあたり、先頭を歩いていたMさんが地下をずんずん進んでいきます。

そして某大型電気店に突入。・・・・え?

 

僕「・・・・もしかして、冷房がより効いているルートを進んでますか?」

Mさん「当然じゃないですか。このルートはいいですね。使えます」

 

こうやって客を呼び込んで衝動買いに結びつけていく戦略なのだろう、家電業界さすが、と思いました。

風立ちぬ

矢島 嵩

長く暑い夏が一陣の風とともに去り、命をいとおしむような季節が訪れました。

僕にとっても、今年の夏は心にも身体にも厳しい季節だったのですが、ここで気持ちを切りかえて、いざ生きめやも(?)です。

と思いきや、昨晩から鼻水が……。
あー、風邪断ちぬ(冷汗)

オープン・スペースとカフェ、その他のプログラムについて

はらだ

「ネストに関する重要なお知らせ」にあるように、8/23(月)よりネストのオープン・スペースとカフェ・ネストが閉鎖になりました。 私もその話し合いに参加したのですが、そうするしかないという選択ではありましたが、このような事態を避けられなかったこと、そして、突然のお知らせになってしまったを本当に申し訳なく思いました。

今後のことについての話し合いに、私も参加しています。なにかお知らせできるようになりましたら、なるべく早くお知らせしていきたいと思いますので、しばらくお待ちください。

なお、ネストは全面閉鎖ではありません。新陽性者ピア・グループ・ミーティング、ミドル・ミーティング、パートナー・ミーティング、ストレスとつきあうためのワーク、もめんの会、Women's Salon、シリーズ「専門家と話そう」、カップル交流会などは、行っておりますので、どうぞご利用ください。

リーン、リーン。

さとう

「猛暑日」「熱中症」「熱帯夜」世の中のニュースは暑いものばかり。まあ8月だから許そう。でも9月以降も続きそうな勢いが少し怖いよ。

今日は夕方、郵便局に出かける用事があって、緑の木立の公園のあたりを抜けていくと、少し涼しい風が吹いていて、つくつくぼうしに混ざって、コオロギやらスズムシたちが、何だか申し訳なさそうに鳴いていた。秋の虫たちも待ちくたびれているのかな。だってそろそろ夜は鳴いてもいい時期だもの。

こうしてみると都会のど真ん中で、昔からの風情を楽しめるなんて、贅沢なものだと感じる。僕も秋が待ち遠しいよ。リーン、リーン。

時の過ぎ行くままに

さとう

40代以上の方なら、沢田研二を思い出したかも…。相変わらず暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。立秋を過ぎたんですけれどねぇ。

ぷれいす東京も来週8月12日木曜日から18日水曜まで、事務所及びネストが夏休みに入ります。ポジティブラインやその他の電話相談は通常通り、相談を受け付けています。

夏休み中に東京プライドパレードもあります。楽しみですね。

今使っているパソコン、あんまりです。だって「プラ井戸」って誤変換するんですよ。(笑)

より良いスタートって?

矢島 嵩

ウィーンからの日記に対抗して(笑)、猛暑が少しだけやわらいだ大阪からのレポートを。

感染が分かってから間もない人たちのためのグループミーティングが、関西で立ち上がり定着するようにと、この3年間こつこつと大阪通いをしてきました。多くの出会いと議論と試行錯誤があり、昨秋、ついに「ひよっこクラブ」第1期がスタート、冬には第2期、そして先週に第3期が終了したところです。昨日はスタッフのミーティングがあって、僕もアドバイザーとして参加してきたのでした。

この3年間に分かったことは、関西にはこういったプログラムに対するニーズが明らかにあり、建設的な発想を持って意欲的に関わる地元の人たちがいる。すでに活動をしている当事者団体や医療機関との信頼関係があり、地元NGOや行政とのネットワークがあり、職種を越えた個人的なつながりも色濃くある。東京で新陽性者ピア・グループ・ミーティング(PGM)が始まったときとは、異なる環境でした。当初は、NGOでの個別支援や交流スペースなど、「足りないもの」ばかりに目が向いていたのですが、どこかの時点で 「すでにあるもの」をどのように活用して進むかという発想に変わったのでした。出来ない理由を探すのではなく、やる方法を考え始めると、ものごとが動き出し、協力してくれる人が現れる。そんなダイナミックな3年間を関西の仲間たちと経験させてもらった幸運に感謝。

季節がめぐるほどに、人も顔も変わり、可能性が広がっていくのを知ったのは大きなことです。しかし、その間に僕自身はどれだけ自分の人生の歩を進めてきたのだろうかなどと考えたりもするのです。このところ、 ひたすらHIVの優先課題に取り組み、一つ一つがチャレンジの連続で、集中してがんばってきたつもりです。一方で、将来のことや、自分の幅や、大切な人たちとの関係に影響があったことも事実。ちょっと時間軸を長くとってみたり、ちょっ視野を広めにとってみたり、ちょっとだけ今の自分を客観的に見てみると、なんだか複雑な気分になります。

実は、十数年前に僕のほうから連絡を絶っていた高校時代からの付き合いの古い友人が関西にいて、今回、連絡をとって会ったのです。この十数年の無沙汰を詫び、その理由も打ち明けました。病気のことや家族のこと、連絡しようと思っていたことなども。そうだったんだー、なるほどー、謎が解けたよー・・・快活で柔軟な彼らしい反応でした。「突然音信不通になってしまって、ゴメンね」といまさらながら謝ったら、「でも、四六時中心配してたわけじゃないから」とカラッと笑い飛ばされて、なんだか軽い気分になりました。

感染を知ってからのより良いスタートをテーマとして活動してきたこの十年。僕自身も、あらためて、これからの人生のより良いスタートが切れますように。そんなこと新幹線で考えつつ、いつもよりもちょっと上等な幕の内を喰らいつつ、流れる景色をながめつつの帰路でした。