2019/6/30 生島
5月30日〜韓国のソウルに3泊4日で行って来た。今回は6月1日のソウル・クィア・カルチャー・フェスティバル/Seoul Queer Paradeに参加するためだった。プライドパレードには、7万人もの人が参加したという。会場の周辺にはいくつものキリスト教の保守グループが「同性愛は罪だ、キリストに帰れ」というメッセージを大音量す、プラカードを掲げるなかでの開催だ。もちろん、会場内にはパレードを支援するキリスト教徒たちも大勢いた。
今回もHIV予防啓発を行う団体、LGBTユースのための支援センターを運営する団体なども訪問した。そして、薬物使用とHIVを研究テーマに活動するグループともミーティングを行った。新たな出会いがありネットワークが広がる旅でもあった。
Seoul Queer Paradeの20周年記念イベントとして開催されたピンクドット・ソウルにも参加した。富山大学の林先生といっしょだったので、大まかな内容も理解できたので、大変に大きな刺激をうけた。
オープニングはLGBTの弦楽合奏によるオープング。圧倒的に女性が多くを占める。その他、アーティストによる演奏。ドラァグクイーンによるパフォーマンスなどが楽しいステージが続いた。そのあと、性的少数者への差別がなくなるために尽力してきた人たちを紹介しますと、司会者。「同性愛者への差別がなくなると国が壊れるという人たちがいますが、そんなことないですよね?」会場が賛同の声で沸き立つ。その後、「差別の撤廃に尽力してきた人たちを紹介します」とアナウンスがあり、性的少数者の人権活動家、フェニストグループ、視覚障害者、身体障害者、移民支援など様々などの代表者からのスピーチがった。彼らは「包括的差別禁止法」の制定にむけて動いてきた、これまでの闘いの歴史を振り返るときでもあったようで、レズビアン女性の司会者も思いが溢れて声をつまらせていた。
カウントダウンからのLEDライトの点灯、そしてエンディングは、少女時代「Into the new world」 と Lady Gaga「Born this way」。# SeoulPinkDot
そしてパレードには、12のフロートが出たのだが、その1つが東京レインボープライドだったので、一緒に歩かせてもらった。差別が激しい中、若者の意識は徐々に変わりつつあるのかもしれない。パレードの中で、幸せそうな二人を見るのは、60歳の自分も孫を見るような気分で素直に嬉しくなった。そして、親の会のメンバー達の存在も強力だった。親と言っても40代前後の若めな感じですが…。今回のコースはかつての王宮の城門であった「光化門」の前を通るコースである。主催者の思いが伝わってくる。
チョンノにあるiSHAPを見学した。iSHAPの見学をした。HIV検査は平日は唾液検査キット、週末は血液による迅速検査を提供していて、年間に5,000件の検査を提供しているという。トランスジェンダーのスタッフもいて、トランスジェンダー向けの検査会も始まっていた。
また、上限200人だそうだが、PrEPのトライアルがはじまっていた。
イラストレーターのナファン(Nahwan Jeon )さんに紹介してもらって、DDingDong(@띵동)を訪問した。このNGOは、LGBTの若者向けに相談や支援を行う団体で、オフィス、ドロップイン、相談室、シャワースペースなどを見学させてもらった。ちなみに利用者の安全のため、この場所は非公開だそうだ。
写真をみると、ものすごい立派な事務所なのだが、政府や企業の支援がなかなか得られないなか、篤志家による寄贈でこのオフィスが開設されたのだそうだ。レズビアン女性、ゲイ男性、トランス女性のスタッフもいるし、HIVの担当者もいてもちろん対応し、弁護士のスタッフもいる。10代の若者をメインにしているので、親の権利は絶大なので、シェルター機能もあるけど、今の所は既存のリソースに繋げる機能がメインだそうだ。
ナファンさんは、DDingDongを支援する展覧会「Sun Sun Sun, Here It Comes」を開催したりしている。
DDingDong
https://www.facebook.com/ddingdong119/
(ENG)
https://www.ddingdong.kr/xe/notice/2013?ckattempt=2
Anual report
https://drive.google.com/file/d
/0B3W5P2hDKzK6YUtWS2g0ZmV0TzA/view
イラストレーターのナファンさん
展覧会「Sun Sun Sun, Here It Comes」
https://katami.stores.jp/items/5cd6c8404da8525bd2a8d47a
POPという研究グループのメンバー、協力者と薬物使用、HIVなどについて情報交換をした。通訳は林先生にお世話になった。新たな発見、相互ネットワークが広がりそうで楽しみだ。
今回の旅で一番びっくりしたのは、HIV陽性の人たちが性行為をすることで、処罰される法律が残っていることだ。古い法律らしく、実際に運用はされていないようだが、ただ、陽性者が治療で感染の可能性がないにも関わらず、聞いた側がパニック状態の際に、この法律を根拠にトラブルになる事例もあるという。パレード会場で若いHIV陽性者たちのグループがこの法律の撤廃を求めるキャンペーンを行っていた。これも応援したい。
韓国の若手のHIV陽性者グループによる、ソウル・プライドパレード内でのキャンペーン。陽性者が性行為をすると罰せられる法律(1987年)があるそうだ。こうした法律があることで、カミングアウトした際にHIV陽性者がバッシングされたり、必要以上に弱い立場に立たざるを得ないそうだ。「# 19条撤廃 」「# 19조폐지 」
パレードのアフターイベントでは、同性婚を実現しているニュージーランドから、在韓国大使のターナーさんと夫の池田宏さんがカップルで韓国コミュニティにエールを送り、大きな声援を得ていた。彼らの前任地は東京であった。
3泊4日と短い滞在ではあったが、素直にヘイトな人たちの声の前に、立ち続け声をあげている彼らの姿に感動を覚えた。なんとなく、長いものに巻かれて生きているところがあったが、初心を思い出した気分だ。
2019/6/30 生島
4月11日〜12日まで、1泊2日で台北に行ってきました。
2010年に始まった「北京、香港、マカオ、台湾のエイズフォーラム」はこれまで北京、香港、マカオで開催され、400人以上の専門家、学者、NGO、感染した人々、そして患者がこのフォーラムに参加してきました。 中国語メインで運営される会議なので、当日は、主催者の手配で日本語〜中国語の通訳がつきました。
この4月12日に開催される第5回の会議の中の、 “Cooperation and Empowerment” というセッションで話しました。
当日はスライドは、日本語で作ったものを、中国人、台湾人のボランティアスタッフの皆様にお手伝いいただき、短時間で中国語に翻訳して参加してきました。お手伝いいただいて皆様、本当にありがとうございました。
台湾に関する情報はある程度、こうれまでの交流の中で聞いていますが、北京、マカオからの発表は、全く初めて聞く話題ばかりでした。
今後ともアジアの国々が互いに連絡を強化していくことがとても大切であることを実感する訪問でした。
The 5th AIDS Forum of Beijing,Hong Kong,Macau,Taiwan
有關第五屆京港澳台四地愛滋病論壇的詳情
台灣露德協會による動画です。
2019京港澳台兩岸四地愛滋病論壇(分論壇主題三)直播主持人:劉燊燊 (香港愛滋病基金會總幹事)主題:日本與亞洲的挑戰、從機構Place Tokyo的角度出發:分享特有經驗主講:Yuzuru Ikushima 理事長 (Place Tokyo)PLACE TOKYO/NPO法人ぷれいす東京Yuzuru Ikushimahttps://ptokyo.org/
台灣露德協會 さんの投稿 2019年4月12日金曜日
2019/6/19 生島
国家公務員の採用試験がスタートしている。webには、「国家公務員 障害者選考試験〜定型的な事務をその職務とする係員を採用するための試験」とある。webには、「この選考試験は、人事院が第1次選考(筆記試験)を実施しますが、第2次選考(採用面接)は各府省が実施します。」とある。昨年は人事院の枠組みに加えて、各省庁独自の採用もあったが、今年はどうなるのだろう。興味がある人は自分で確認してみて欲しい。
受験申込受付期間2019(令和元)年6月17日(月)~6月26日(水)
https://www.jinji.go.jp/saiyo/siken/senkou/senkoushiken.html
2019/4/1 生島
3月30日に開催されたぷれいす東京のお花見ですが、なんと77人の方にご参加いただいたようです。花曇りでうすら寒いなか、ご参加いただきありがとうございました。あちらこちらで、「初めまして」「お久しぶり」という交流の花も多数咲いていました。荷物の準備は前もって始まっていますが、当日の場所取りは、事務所に9時集合して、公園に向かいました。また、11時半くらいから、ボランティアや事務所スタッフが一緒に準備をしました。
そのお花見での1場面。JaNP +の長谷川 博史さん、虹色ダイバーシティの村木 真紀さん、Gさん(外国人同性パートナー在留特別資格訴訟 原告)、佐藤郁夫さん(結婚の自由をすべての人に訴訟(同性婚訴訟)原告)、浅田さん、大槻知子さん、生島で記念撮影をしました。
5月の活動報告会では、二人の原告はスピーカーを務めていただきます。
Gさんに「webに写真をアップしても大丈夫?」と聞くと、大丈夫だとの答え。正式に、法的な滞在資格が認められることで、彼のプライベートの生活も大きく変化しているようです。
2019/1/19 生島
来週の水曜日に就職支援セミナーが開催される。
中央省庁が障害者の一括採用に取り組むなど、官民の競争も出てきている。労働者としては、チャンスでもある。ぜひ、この機会に、自分の働き方を考えるチャンスにして欲しい。
今回は久しぶりに、日本IBMの梅田恵さん (人事.ダイバーシティー企画担当部長)も参加する。日本IBMはダイバーシティでは有名で、男女の平等だけでなく、LGBT支援などあらゆる差別を減らす努力をしている。その幅は犯罪歴の有無さえも問わないそうだ。梅田さんとは2009年の東京都のシンポジウムで初めてお会いして以来のお付き合いになっている。
そして今回は初参加のトランスコスモスが初めて参加する予定だ。
webで公開されている動画 を見ると様々なポストで障害者が能力や個性を遺棄しつつ就労している様子だ。
日本マイクロソフトさんはここ数年、毎回ご参加いただいている。
今回も、IT ラーニング プログラム についてご紹介いただく。契約社員として給料を支給されつつ、あらゆるマイクロソフトが認定する資格の取得を目指す。過去のITスキルは問わないそうだ。そしてプログラム終了後は、社内、社外での就労を目指すという。
そして、SCSKさんは、ここ数年ご参加いただいている。日経の働きやすい職場ランキングにも登場するような企業さんだ。僕がいいなと思うのは、就労形態に関わらず、個人のスキルアップ、キャリアアップの支援が受けられるようだ。このオープンなスタンスに好感が持てます。
第11回 HIV陽性者のための就職支援セミナー
【日 時】2019年1月23日(水)19:00-21:20
【対 象】HIV陽性者で、就職や転職活動を考えている人
【会 場】新宿区内(お申し込みの方に直接お知らせいたします。)
【定 員】先着50名(定員になり次第、受付を終了します。)
■参加企業
▶︎ネスト・プログラムへの参加には事前の利用登録が必要です。
1月23日(水)午後6時〜 にも利用登録の機会があります。
▶️申し込みはこちら
1月23日(水)HIV陽性者(免疫機能障害者)のための就職支援セミナー参加者募集
2019/1/7 生島
新たな年を迎えましたが、いかがお過ごしでしょうか。
昨年は大変お世話になりました。
2018年は、前年のエイズ学会でスタートしたU=Uというキャンペーン を、東京レインボープライドにて実施しました。これは、血液中のHIVが検出限界以下の状態が続いていると、仮に予防のないセックスをしたとしても感染は起こらないという科学的に確認された事実を伝えることで、”HIV陽性=感染する”という古いイメージを変えようとするものです。
6月には、HIV陽性者むけに、A型肝炎についての学習会 を開き、啓発にも協力しました。
研究班では、2016年にMSMを対象に実施したLASH調査の報告会 を前年の大阪、福岡に続き、札幌、東京、沖縄で開催しました。また、7月にオランダ・アムステルダムで開催された国際エイズ学会にスタッフ数名が参加し、発表を行いました。帰国後には報告会 も開催しました。12月には、大阪で開催された日本エイズ学会でも発表を行いました。
11月にはMSMを対象にPrEP(暴露前予防内服)についての調査を実施しました。5月には、ゲイグループが中心になり、PrEPに関する勉強会 も開催しています。
また、職場におけるHIV検診についての研究班に協力し、BRTAサイト の立ち上げ、告知後のサポート体制の構築を分担しています。
11月には、JAMMINという企業からの声かけで、Tシャツなどの販売を通して、今まであまり接点がなかった方々にも、ぷれいす東京の活動を知っていただき、商品を買うことで、ぷれいす東京に寄付をしていただくというチャリティ・キャンペーン を行いました。
NPO法人3keysが運営する10代向けのサイト「Mex」で、一緒にHIVに関するコンテンツ を作りました。また、5月の活動報告会では、NPO法人OVAの伊藤次郎さんに参加していただき、ネットでの啓発について学ぶ機会 がありました。NPOネットワークを広げることで、新たな可能性が出てきたと思います。その他、aktaの「HIV check」 への相談員の派遣等、LGBT向けのシェルターづくり、来日したばかりの外国人向けのスペース「NOT ALONE CAFE」 、東京オリンピックに向けたアクション「プライドハウス東京・コンソーシアム」 への参加なども行いました。
今年も9月に、新たにボランティアを希望する人たちのための研修会 を開催しましたが、多くの人に参加していただき、本当に嬉しく思います。こうした、一人一人の力に支えられて私たちの活動は成り立っています。
4回目の開催となるTOKYO AIDS WEEKS 2018 を11月から12月にかけて開催しました。
12月には東京都に認定NPOの申請書を提出することができました 。これから審査を受けることになります。ここ数年にわたり、皆様にご協力をお願いしてまいりましたが、やっと一歩を踏み出すことができました。
2018年の支援に感謝します。また、2019年も新たに、事務所スタッフ、ボランティア・スタッフと共に、HIVを持っている人たち、周囲の人たちも暮らしやすい地域社会作りに向けて歩んでいきます。
私たちが支援や相談の現場で実感する日本の状況は、定期的にアップしている活動実績 にて、感じていただけます。ぜひご覧ください。
2018/12/6 生島
JAMMINとのチャリティ・コラボには多くのかたにご参加いただき、おかげさまで、11万円を超える寄付があつまりました。本当にありがとうございました。
JAMMINさんのご好意で、12月末まで買い物カゴを設置していただけることになりました。これから、ご購入をかんがえているかた、ぜひ、ごらんください。
ご購入いただいた皆様、ぜひ、お写真+ネームをぷれいす東京のFACEBOOK までおしらせください。FACEBOOKで紹介させていただきます。
よろしくおねがいします。
JAMMINぷれいす東京専用カゴ
https://jammin.co.jp/placetokyo/
2018/8/4 生島
TOKYO RAINBOW WEEKS2018の一環として、2018年5月2日(水)なかのZERO視聴覚室にて、「LGBT×貧困→ハウジングファースト」というシンポジウムが開催されました。
演者は以下の方々です。
大江千束(LOUD代表) プロジェクト概要
石坂わたる(中野区議会議員) 行政の立場から
稲葉剛(つくろい東京ファンド代表理事)ハウジングファーストという考え方について
生島嗣(ぷれいす東京代表)LASH調査の結果から
シェルタースタッフ(匿名)DVサバイバー支援機関職員の立場から
当日は、LGBT支援ハウスの開設に向けた今後の取り組み(大江)、行政に関わる立場からの相談事例の紹介(石坂)、つくろいハウス事例報告(稲葉)、DV・虐待サバイバー支援の現場から見えてくること(とある施設職員)、LASH調査の結果から、ゲイ・バイセクシュアル男性の生きづらさについて調査結果をご紹介しました(生島)。
定員100人を超えるお申し込みをいただき、2時間はあっという間に過ぎてしまいました。
LGBT当事者からの相談事例には、家族やパートナーからの暴力や、セクシュアリティに由来するメンタル不安などを理由に生活困窮となり、住まいを失うケースが少なくありません。とくに、ゲイ・バイセクシュアル男性やトランスジェンダーをはじめとするLGBTの場合、既存のシェルターなどの施設を利用できず、同性と相部屋になったり、本人が望む性別とは異なる施設入所を余儀なくされ、自立に向けて大きな支障となることもあります。
この数年にわたり、LGBTと貧困について議論をしてきましたが、現状の課題に対応するため、「LGBTハウジングファーストを考える会・東京」を結成して基金を募り、支援ハウスの運営をこの秋にスタートすることになりました。現在、クラウドファンディングを実施中です。
生島もメンバーの一人として参加していますし、ぷれいす東京も連携していく予定です。HIVに関する相談領域でも、時々家がないことで明日が考えられないという相談を受けることがあります。このプロジェクトに興味がある方は、ぜひ、下記のページをご覧ください。
【9月30日まで実施しているクラウドファンディングのページ】
2018/6/15 生島
東京都への報告が大変な状況になっています。例年60人前後の報告でしたが、この6月中旬までで、既に200人を超えています。食事を通してという事例もありますが、性行為での感染が増えているといいます。そこで、HIV陽性者限定ですが、緊急の学習会を企画しました。まずは、学習会にぜひご参加ください。
予防にはワクチンが有効ですが、1回に7,000円ぐらいの費用がかかり、かつ2〜3回の接種が必要なので、躊躇する人も多いです。
体調不良で病院に行ったら、いきなり2週間の入院。潜伏期間(2〜7週間)が長く、感染力が強いこともあり、出会ったばかりのパートナーに感染してしまった。「ワクチンを打たなきゃ」と迷っている間に感染してしまった。今回、経験談を話していただく3人の方々の話を聞くと、防げるならば防いだ方がいいと思うのです。
今回は、専門医の講義を聴きながら、3人の当事者の経験も聞けるという、大変に貴重な機会です。ぜひ、この機会にご自分の予防対策を考えてみてください。
ネスト・プログラム A型肝炎について知ろう!
7月1日(日)18時〜(開場17時半〜)
講師:今村 顕史(がん・感染症センター都立駒込病院感染症科部長)
スピーカー:A型肝炎に最近かかった3人の経験者
当日話してくれる、A型肝炎に最近かかった3人のスピーカー。
1:男性/HIV陽性/50代
体調不良があり、拠点病院に行ったら、即入院を勧められました。潜伏期間が長いため、出会ったばかりのパートナーにも感染させてしまい、迷惑をかけてしまいました。
2:男性/20代
肝炎が流行っていることを聞いて、予防接種を受けようと思っていた矢先にかかってしまったのですが、すぐに退院できたのでホッとしました。
3:男性/60代
食欲がなくなり、39度くらいの熱が出て、いつものカゼとはちょっと違うなと思って、webで調べたらA型肝炎ではないかと思い、調べたら肝機能の数値があがっていた。入院安静を求められた。主治医は、若い人たちにはワクチンを勧めていたけれども、年齢でまさかと思っていたといわれた。
【日時】7/1(日)18:00〜20:00(開場17:30)
【対象】HIV陽性者(参加には事前の利用登録が必要です。)
【定員】80名
【会場】新宿区内(お申し込みの方に直接お知らせいたします)
【参加費】無料
【手話通訳】あり
➡️ 詳細・お申し込みはこちら。
参考サイト:
FORTH
2017年06月08日更新 A型肝炎への注意の呼びかけ -欧州、アメリカ大陸
http://www.forth.go.jp/topics/2017/06081148.html
HIVマップ
東京中心に男性の間でA型肝炎が流行しています
http://www.hiv-map.net/hepatitis-a/
GENXY
“アナル舐め”に注意!ゲイの間で「A型肝炎」が流行中
2018/5/28 生島
5月27日(日)に活動報告会が開催された。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。参加者は64人でした。
報告会では、2017年度の活動について、電話相談、セクシュアル・ヘルス・プロジェクト、ゲイ・グループ、ネスト・プログラム、バディ活動、陽性者向けの相談、研究など、各部門のスタッフから報告させていただいた。
その後のトークコーナーでは、NPO法人OVAの伊藤さんをお迎えし、web、SNS空間で、「死にたい」「助けて」と書き込む若者たちへのアウトリーチについて、お話を伺いました。Google社だけで、月に13~23万件も「死にたい」という検索があるのだそうだ。
10代〜20代の若者は1日に平均3時間もスマートフォンを使っているそうだ。電話よりもテキストによるやりとりが、ふだんのコミュニケーションズ手段として浸透しているのだという。
そんな若者たちは、何らかの困難さが重なることで、行き詰まったときに、「助けて」と「言わない/言えない」層が存在する。「より支援が必要な人にこそ支援が届いていない現象」が起こっているのではないか?OVAではこの現象を「声なき声問題」と名付けたそうだ。
支援サービスの利用は、アクセスのしやすさという 物理的な要因もあるが、心理的にネガティブなスティグマの存在がある。さらに、意外にサービスに関する情報が届いていなかったり、若者たちのニーズにマッチしていないことがあるそうだ。
伊藤さんたちは、チャット、リスティング広告などの手法を使いつつ、より強いつながりのコミュニケーションによる対話に導いていくのだという。
これまでの支援論では、対面でのコミュニケーションでないと支援はすべきではないという意見も根強い。しかし、webという地域を特定しながら、ターゲットに合わせたキーワードでのweb広告の出稿により、満たされていないニーズ(課題)にアクセスができるのだから、こうした手法も織り交ぜて行くことで、対費用効果は高まるという。
今日は、伊藤さんの話を聞き、色々と刺激を受けた。OVAの皆様とは、今後もご近所のNPO同士として、交流を続けていけたらと思う。(文責:生島)
# UequalsU
写真は当日撮影した、ぷれいす東京スタッフ、サポーター、連携先の皆さまです。
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