2013/11/28 さとう
代表の生島が、荻上チキさんの番組に出ることになりました。今日なので、間に合う方はお聞きください。先日、荻上さんは「マヨカラ」の取材でも、ぷれいす東京に見えました。聡明な語り口は必聴です。いくしまと山中先生とどう絡むのかしらん。たのしみ!
ラジオ「荻上チキ・Session-22」
2013年11月28日(木)「HIV検査の現状とエイズ対策の課題」
▼22時10分すぎ
Daily News Session
▼22時40分すぎ
Main Session
輸血で一人がHIVに感染!
12月1日の「世界エイズデー」直前に
HIV検査の現状とエイズ対策の課題を考える
■ スタジオゲスト
▼NPO法人「ぷれいす東京」代表 生島 嗣さん
▼ 新宿東口クリニック・院長 山中晃さん
http://www.tbsradio.jp/ss954/
2013/11/23 おーつき
バンコクからサワッディーカ。
今回のICAAPは日本エイズ学会 と会期が重なってしまったので、日本からの参加者が少ないかとも思われましたが、国際系を始め重要なセッションで活躍する日本人の姿が多く見られました。会期中には、日本では逆になかなか会えない日本のHIV/エイズ関係者の交流会も。
会議ではKey Affected Populations(KAP)のプログラムが数多くありました。が、各層の政治的主張は聞こえてくるのですが、KAPがKAPたる所以であるHIVの“H”の字も出てこない演題もあるくらいで、HIV陽性者やその周囲の人のメリットが非常に見えにくくなっていたことに憂慮を禁じ得ません。
そんなこんなで、80以上の国と地域からおよそ4,000人が参加したICAAPは、22日に閉幕しました。次回は2015年に、バングラディシュで開催される予定です。
* * *
会議の舞台となったクイーン・シリキット国際会議場が、ICAAP開催に際しカフェテリアの食器を全て使い捨てのプラスティック容器に変更したことにタイのHIV陽性者団体が抗議している件が、話題となっています(会議場の運営会社側は、従来の食器の数が不足していたためと説明)。
2013/11/22 おーつき
バンコクからサワッディーカ。
LGBT向けのドロップイン・センターや、MSMとトランスジェンダー向けの診療所などを運営する現地の団体、Rainbow Sky Association of Thailand を訪問してきました。世界基金とタイ政府から提供されたリソースにより、タイ全土で40名を超えるフルタイム・スタッフが計9ヵ所の施設の運営に携わっているそうです。
バンコクでは、推計で男性人口の3パーセントほどであるMSM・トランスジェンダー(MTF)が、新規HIV感染全体の4割を占めるとのこと。
バンコクのLGBT向けドロップイン・センターは、ゲイなどに人気のショッピング・エリアの地下鉄の駅の出口の隣にありました。ピア・エデュケーションによる性の健康のプロモーションに力点を置き、イベントを開催したり、ハッテン場やバー、マッサージ・スパなどの他、大学や公園でアウトリーチを実施したり。
政府の提供でバーなど、MSMの集まるスポットほぼ全てに置いてあるというコンドーム・ディスペンサーは、コンドームをサイズ別に陳列
一方、MSM・トランスジェンダー向け診療所の方は、“コミュニティ・クリニック”という位置づけで、ゲイが多く住む郊外の住宅地にビルを構えていました。日中は働いている人が多いので夜中まで開いていて、匿名で診察券やカルテが作れる上、年2回までは無料でHIVと梅毒の検査が受けられます(確認検査まで診療所内で実施)。検査から治療までワンストップで行えますが、ここでもピア・サポートを重要視していて、HIV陽性告知を受けた人へのポスト・カウンセリングは、トレーニングを受けた陽性者が担当するのだそうです。
なお、タイでは多くの企業が従業員の採用時にHIV検査を実施し、陽性だったら不採用とする慣習があるとか。これらHIVの差別的処遇に対し、タイ王女の働きかけで、検査をやめた企業に助成金を出すなどの取り組みが行われているそうです。
待合室にはゲイ雑誌
11月20日は、Transgender Day of Remembrance(ヘイト・クライムの犠牲となったトランスジェンダーを偲んでつくられた国際的な記念日)でした。
タイは“ニューハーフ”文化や、性別適合手術のツアーなどのイメージも強いところですが、ライセンスを持っていて合法的に性別適合手術を実施できる医療機関はわずかで(政府も、どの医療機関にライセンスを与えているかは公表していないとか)、費用も高額。Rainbow Sky Associationには、合法ではない手術で医療事故などの被害にあったトランスジェンダーからの相談も多く寄せられているのだそうです。
また、形成された膣を診ようとしない感染症科の医師など、トランスジェンダーに対する医療の現場でのスティグマも指摘されています。
トランスジェンダーに対しては、ホルモン療法など、性別移行に関する詳しい医療情報も提供
2013/11/22 はらだ
おーつきさんから、バンコク記が届きましたが、日本でも、熊本でエイズ学会が開催中・・・、もとい、最後の公開シンポジウムの時間もすぎて、終了したようです。
学会中のぷれいすは、ポジティブライン は別にして、事務電話はあまり鳴らず、静かです。来週から、年度末に向けて、怒濤の日々が始まると思うので、嵐の前の静けさかも。
学会の様子は、また、次のNewsletterやぷれいす日記で報告があると思いますが、最新のNewsletter79号を、つい先日、発送したばかり。今回は、納品から発送まで事前準備の時間をとれなかったので、1日で、三つ折りから封入、発送まで行うというスケジュールだったので、心配しましたが、6名の方にお手伝いいただいて、無事予定時間内で発送作業が完了しました。PDF版もその日のうちに、アップできて、ほっとしています。
今回のNewsletterも、「性について語ろう」という池上さんの巻頭をはじめ、読み応え十分です。まだの方は、こちら から、ダウンロードしてお読みください。
2013/11/21 おーつき
バンコクからサワッディーカ。
今回のICAAPのテーマは「Asia/Pacific Reaching Triple Zero: Investing Innovation」(ここでいう“Triple Zero”は、国際連合エイズ合同計画(UNAIDS) が戦略として掲げている「新規感染ゼロ、エイズ関連の死亡ゼロ、差別ゼロ」のヴィジョンを指します)。
ぷれいす東京のスタッフらが関わる「地域においてHIV陽性者のメンタルヘルスを支援する研究 」では、昨年度に実施した「地域相談機関におけるHIV陽性者、薬物使用者へのサービス提供に関する調査」の結果をもとに、演題発表を行いました。2009年に続き、地域で生活するHIV陽性者が様々な支援サービスを利用することをふまえ、東京都と大阪府にある行政の相談窓口を対象にHIV陽性者および薬物使用者への対応状況などについて訊ねたアンケート調査の結果をまとめたものです(くわしくは、研究班の報告書 をご覧ください)。
会議では、医療機関を始めとする、HIV/エイズの支援の現場に残るスティグマについてその現状を明らかにし、低減させていくための様々なアプローチに関するセッションが複数ありました。逆に、HIV陽性者側に支援現場での差別的扱いに気づくようなスキルを身につけさせるトレーニングを行うという、興味深い取り組みも紹介されました。
また、ICAAPで初めてメンタルヘルスに焦点を当てたセッションも、アジア太平洋地域エイズ学会(ASAP) の主催で行われました。
性に関するスティグマも見過ごせない課題
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バンコクを訪れる人、そして住民を悩ませる交通渋滞。インラック政権による自家用車購入支援のばらまき政策で、車を所有する人が激増した結果との話。
2013/11/20 おーつき
バンコクからサワッディーカ。
会議場には、企業の機器展示など以外にも、HIV/エイズ関連の団体によるAsia and the Pacific Villageというエキシビジョンのエリアもあります(日本からも出展がありました)。シンポジウムやワークショップのほか、ライヴ演奏があったり、ヨガや祈り、セラピーのプログラムなどもあり、とても賑やかな空間でした。
レズビアンのフォーラムも開催
女性とHIV/エイズに関する展示のエリアは女性器を模したオブジェが入口で、「Enter the Vagina」「Touch the Clitoris」とアピール
また、今回は、Community Booth and Market Placeとして、展示ブースの他に、地域のHIV陽性者がつくった工芸品などの販売も目立っていました。
2013/11/19 おーつき
バンコクからサワッディーカ。
昨夜より、第11回アジア・太平洋地域エイズ国際会議(ICAAP) に参加するためタイに来ています。
今日19日(火)は、コミュニティ・フォーラムのジョイント・セッションや、本会議のオープニング・セレモニーが開催されました。
今回も国際会議恒例(?)のデモンストレーションが既に大小さまざまにあった中、あるコミュニティのグループの人たちが、別のコミュニティ・グループのアクティヴィストに対して怒りをぶつけていた場面がありました。
今朝参加したコミュニティ・フォーラムのセッションでいみじくも指摘されていたのが、HIV/エイズに向けられるリソースの不足が、本来連帯すべきコミュニティ内で競争や軋轢を生んでいるという点。世界的にエイズ対策の予算が減少し久しい今、コミュニティの力も試される、転換期にきているのかもしれません。
コミュニティ・フォーラムから発表する共同声明を、優に100人を超える参加者でああだこうだ言いながら作成する作業。大変!
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日本のテレビ番組などにも取り上げられるレストラン、Cabbages & Condoms 。ミスター・コンドームと呼ばれるオーナーのミーチャイ元副首相は、本日のセレモニーにも登壇しました。
歓迎レセプションはなんと屋台ごはん♡
2013/10/25 さとう
先日、ぷれいす東京が取材を受けました。ここのところ立て続けに依頼が来ているようです。厚生労働省の発表で、50代男性が発症でわかるケースが多いと言うのがキーワードのようです。で、何故か僕が50代男性の代表みたいに…。38歳で発症して、今が50代というだけなのですが…。少しでも話題として取り上げていただけることは、HIVの業界としては嬉しいことです。
「ハートネットTV」福マガ10月号
そのハートネットTVの「ピープル」に、僕もブログを書いてますので、よろしければお読みください。
「『HIVだよ』『そう』が普通となる日」
2013/10/22 かとう
私事ですが、昨日が40ウン歳の誕生日でした。
昔はパーティーを開いてもらったり、大勢の人たちにお祝いをしてもらうということもありましたけど。
もうこの歳になると(笑)、何でもない普通の1日になってしまいます。
それでも「おめでとう」の言葉をもらえるのはやっぱり嬉しいもの。
めでたい…と言うよりは、ここまで生かせてもらえたことにありがとう…なんて気持ちになります。
家族や友人や職場の人たちや、自分に関わってくれた全ての方々に改めて感謝。
自分自身の「生」には、実はあまりこだわりがなくて。
それでも健康で長生きできることは、単純にありがたいことですよね。
先に逝ってしまった恩師や若くして旅立ってしまった友人らにも、きっと見守られています。
まだまだ自分にはやるべきこと、やらなければならないことがたくさんあるんだなと、この機会に改めて気付きました。
しんどいと思うこともまた人生の糧に。
もうちょっと頑張ろうと思います。
2013/10/3 おーつき
ぷれいす東京のスタッフらが関わる「地域においてHIV陽性者等のメンタルヘルスを支援する研究 」では、今年度、HIV陽性者の社会生活に関する調査を企画し、協力病院で調査紙を配布しています。通院先で調査紙をお受け取りになった方で、まだご回答いただいていない場合は、よろしければご協力をお願いいたします(くわしくはこちら )。
このHIV陽性者の社会生活に関する全国調査は、2003年より5年おきに実施されていて、その結果はHIV陽性者の就労や生活支援、一般の啓発など色々なところで引用されたり、活用されています。過去2回の調査結果の報告書や冊子などは、「地域におけるHIV陽性者等支援のためのウェブサイト 」からダウンロード・閲覧ができますので、ぜひご覧ください。
2003年:HIV感染者の療養生活と就労に関する調査 (PDF)
2008年:HIV陽性者の生活と社会参加に関する調査 (PDF)
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最近、事務所の程近くにあるお店で、「ダンサー割」なるものがあるのを発見。実際にその場で踊って証明すればいいのでしょうか。そして、仮に踊ってみて下手っぴだったとしても、ダンサーだと認定してもらえるのでしょうか。もしお試しになった方がいましたら、ぷれいす東京事務所(担当:おーつき)までお知らせください!
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